コミュニケーション力
一般的なコミュニケーションのイメージ
「コミュニケーション」と聞いてパッとイメージするのは和気あいあいと楽しく会話が続く状態だと思います。
「この人と話すと楽しいな」
「この人の話は興味深いな」
と、会話を通してその人の人格に興味を持ち、好感を持ちます。
そして、その会話の結論は必ずしも求められません。
意外なところで求められる「コミュニケーション力」とは
私は様々な職種の採用に携わった事があり、職種ごとに求められるスキルについて分析をしてきました。
中には、ある特殊な職人や、研究者、エンジニアの採用等、一見コミュニケーションとは縁遠いところにいるような職種の採用もしてきましたが、実はこれらの職種で最も重要視されていた能力は「技術力」ではなく「コミュニケーション力」でした。
その理由は、職人や研究者等、能力(技術力)が属人的であればあるほど、どうしてほしいのか、誰とどんな連携をするべきなのか等を正確に伝える力が必要になるからです。
国内TOPレベルである分野の研究をしている企業の社長の言葉が今でも忘れられません。
「独自の研究成果を所持しているというのが一番困る。自分だけ分かっててもね。」
「ああ、そうですね。」と唸りました。
コンサルタントに求められる「コミュニケーション力」
コンサルタントは、非常に高いコミュニケーション力が必要になります。
以前のブログにも記載しましたが、コミュニケーション力のレベルで仕事の難易度も変わってきます。
- 経営者や現場担当者の懐に入り込む
- 要望の裏を読む
- 幅広い知識と経験の引き出しを持つ
- 誰でも分かる言葉で話す
- ハッキリと聞き取りやすい口調で話す
- 主観を捨てる
上記はコンサルタントとして最低限のコミュニケーションレベルです。
様々な書籍を拝読させて頂きましたが、コミュニケーション=仲良くなる事ではなく、コンサルタントが求められるコミュニケーション力は相手の事をどれだけ深く考えられるか、という点がコミュニケーションのポイントのようです。
コンサルタントを目指していない方でも、コンサルレベルのコミュニケーション力を身につければ、必ずビジネス、就職だけでなく、恋愛の場面でもきっと役に立つと思いますので、良かったらご活用ください!
人事・コンサルに興味がある方は読者登録をお願いします!