〒 みなさま
今日の記事はめちゃくちゃ怒りが入っているので、閲覧注意です(*´∨`*)
*登場人物
私 筆者円野まど 引きこもりの甘ったれ
アイちゃん 友人のような、ちょっと年上のオネエさんのような存在。三人きょうだいの一番上。
Aちゃん アイちゃんの大学の後輩で、仕事でも同じ会社ではないけれど、ちょっとした繋がりがある。
*
「もうちょっとやってくれる人だと思ったのに失望したよね。」
誰かがそんな事を言いながら、街頭モニターに写る政治家を見上げている。
私はこういう言葉が嫌いだ。
思想は強要するものじゃないから、人に押し付けないだけで本当は嫌いだ。
すこし前にこんなことがあった。
「そういう人じゃないと思ってたのに。」
アイちゃんが後輩からそう言われた。
内容はよくある話。最初は恋愛の相談がはじまりだった。
「同棲している彼氏がモラハラ気味で、ちょっとした事でじゃあ別れる?って言ってくる。悲しい。」そういうことをランチの時相談してきたAちゃんはその後もアイちゃんに何かあるごとに報告した。
その頻度はどんどん増えるし、たとえばアイちゃんが「別れる、という願ってもいないことを言葉にするのはよくないから、彼に優しくお願いする形でそういう言葉はなくすように話しあってみたら?言葉から起こる事実もあると思うんだよね」とか何か具体的なことをアドバイスしても実行するわけではなかった。
でも「別れたい、別れたくない。別れたくないけど別れたほうがいいのかもしれない。」そういう風にその時々で気持ちが不安になるのもわかるし、それを聞いて一回受け止める事で落ち着いたり落ち着かせてもらったりすることもある。
だから聞くことも話すこともぜんぜん無駄だなんて思っていない。
アドバイスが宙に舞ったままなのは傍目にも寂しいけれど、それでもAちゃんが話すことで自分を立て直して平和になるならいいなと思う。
損得じゃなくて何かしら相手にプラスがあれば時間を共有する意味があると思う。
でもだんだん「家を飛び出して一人で~町を歩いてる」とだけ深夜に連絡してきたり、返信が数時間できなかったら、「自分は一人ぼっちだ」みたいなメッセージと共に数日連絡が途絶えたりするようになった。
そんなことが続いていつかの時、彼女が深夜飛び出して歩いているエリアが私の家の近くだった。
だからアイちゃんから通話がかかってきて「~町って明るい?夜あいてるお店ある?」と聞かれた。
私がこのとき、焦っているアイちゃんから事情を聞きだしてようやく彼女はAちゃんの相談のことを話した。私が協力を盾に半ば無理に話を引き出すまで、人の悩みを吹聴するような人では決してない。私にもAちゃんがどれだけ思いつめてしまう人なのか話して決して悪く言わなかった。
そういう彼女だからこそ、親身になりすぎてどんどん疲弊していった。
最終的にアイちゃんから意図的に距離をおこうと返信頻度をあけるようになった。
そんな時期に偶然カフェでAちゃんに会った。私もその場所にいた。
Aちゃんは連れ立っていた友人に後からいくねと一言添えて、私たちのテーブルに留まった。そして入りは自然に「この頃話聞いてくれないから久しぶり」と笑う。
アイちゃんはわずかに間をあけて「二人のことだから相談にのりきれないと思ってきた」とAちゃんに伝えた。
その結果、Aちゃんからの返事は「そういう人じゃないと思ってたのに。」とまず一回目が来て、どう話そうかアイちゃんが迷っているうちに「だったら最初から相談にのってくれなくてよかった」とか「そういうのが一番残酷だよ。」とか「頼れる人だなーって尊敬していたからがっかりした。」というような事を言って、最終的に「でも、もういいです。」と話して戻っていく。
AちゃんにはAちゃんの言い分があって、悪気がないのだと思う。
アイちゃんは「頼りにされること」に対して義務感を覚えるタイプで、それがまっとうできなかった時とてもとても自分を責める。
無茶な要求に対しても。
勿論、Aちゃんの気持ちを理解しようという努力はきっと無限にできるのだろう。
わかるよ、好きな人とうまくいかないことは悲しいしその時一回一回がまじめにおおごとなんだよね、すごくわかるよ。
けどめちゃくちゃはらがたつ
腹立つビームみたいの出る体質ならもう出てるし、なんならエネルギー的なものが手のひらにたまるタイプならもう打ってる。
失望したとか、がっかりしたとか、思うのは別に当たり前だけど、勝手に好きになったり勝手に選んで、勝手に認定して、選んだ自分の責任はなくて、そう判断した自分の責任もなくて、でも相手にだけ期待に応える責任があって、それで結局自分の思うどおりにならなかったら相手を傷つけて良いことなんてあってたまるか。
君のためにこの人が生まれたわけじゃない。
パイナップルも手刀で真っ二つな怒りは続く。
分かってる。
相談に最初からのらなきゃよかったとかアイちゃんもどっちつかずだよとかそういう批判も全部、頭の中で平等になろうと思えばなんだってできるよ
でも私はアイちゃんの味方だから、えこひいきするし、人の話にクビをつっこむなんてとか、スマホのメッセージのやりとりを話すなんてマナー違反だとかそういう批判されてもかまわないし、どんな他人の正義を押し付けられても構わない。
でも私も私の思ったことをする。そう思ったから彼女のスマホを取りあげてAちゃんからの連絡を全部ブロックした。
しないといけないとかするべきだとかじゃなくて、まずはあなた自身が辛くないかが大事なことで、誰かに褒められるように生きなくたって私は大好きだし、あなたを大切にしないものなんか大切にしてやることなんかない。
私はぜんぜんやさしくてやわらかい女の子じゃない。
だからあなたの代わりに嫌いになるし、あなたの代わりにやめさせてしまうし、
あなたのかわりにあなたを大切にしたいと思った。
「何もまどちゃんが泣きそうになることないのよ。アタシはああいうの無視できちゃうんだから。大丈夫。」
自分が傷ついていても、私のことを気遣ってしまうような人だ。
そういうひとが安心して頼れるようなひとにはやくなりたい。
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*あとがき
今日は楽しくない話をしてしまってすいません。
ちなみにパイナップルは、好きです・・・。
こういう強い気持ちも自分の日記として残しておきたいなあと思ったのです。
何年か、もしかしたら何十年かたって読んだら「こんなことで怒らなくていいのにね、ばかだったなー」とかAちゃんの気持ちや悲しみも理解できて、ちょうどいい解決策が浮かぶといいなと思っています。
そういう成長ができたらいいなあと、未来の自分に手紙を投げるつもりで書いておきます。こういう怒りって読んでてぜんぜん楽しいものじゃないですよね。
ほんとごめんなさい。
自分が、こういうところもあってすごく幼いし、短気で未熟なんだよということも正直に表明していけたらいいなと思います。
Aちゃんと喧嘩したいわけじゃなくて、勝ちたいわけでもなくって、なんていうか何か目の前で起きていることがすごく、許せなかった。
これをちゃんと言葉にできたり、解決できたり、ほんとのいみで自己満足にならないように、いつか成長できますように・・・!
それではまたお便りします
円野まど