カタルーニャ州政府 独立宣言に踏み切る構えで仲介要請
投票翌日となる2日、記者会見をしたプチデモン州首相は住民投票は困難を乗り越えて実施されたとして「われわれは政治的な決断をする責任がある」と強調し、投票を受けて一方的に独立宣言に踏み切る構えを見せました。
そのうえで住民投票で警察と住民が衝突し多数のけが人が出る事態になったことなどを踏まえ、「現在の状況では第三者による国際的な仲介が必要だ」と述べ、対立が深まるスペイン政府との緊張緩和に向けて国際社会に仲介を求めました。
しかし、スペイン政府は住民投票は憲法違反で無効だとする姿勢を崩しておらず、対抗措置も辞さない中、州政府の要請が事態の打開につながるかは不透明な情勢です。
カタルーニャ州政府 独立宣言に踏み切る構えで仲介要請
スペイン北東部のカタルーニャ州で行われた独立の賛否を問う住民投票で、賛成が圧倒的多数を占めたことを受けて州政府は、独立宣言に踏み切る構えを見せています。しかし、スペイン政府は、住民投票は、憲法違反だとして対抗措置も辞さない姿勢で、カタルーニャ州政府は緊張緩和に向けて国際社会に仲介を求めています。
スペイン第2の都市、バルセロナを中心とするカタルーニャ州で1日行われたスペインからの独立の賛否を問う住民投票について、州政府は暫定的な集計結果として独立賛成が圧倒的多数の90%以上を占めたと発表しました。
投票翌日となる2日、記者会見をしたプチデモン州首相は住民投票は困難を乗り越えて実施されたとして「われわれは政治的な決断をする責任がある」と強調し、投票を受けて一方的に独立宣言に踏み切る構えを見せました。
そのうえで住民投票で警察と住民が衝突し多数のけが人が出る事態になったことなどを踏まえ、「現在の状況では第三者による国際的な仲介が必要だ」と述べ、対立が深まるスペイン政府との緊張緩和に向けて国際社会に仲介を求めました。
しかし、スペイン政府は住民投票は憲法違反で無効だとする姿勢を崩しておらず、対抗措置も辞さない中、州政府の要請が事態の打開につながるかは不透明な情勢です。