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- 「ユーモラスな線」
- 『なんてこったい』原画
ペーパーバック 制作年不明
- 「大胆な省略」
- 「ブラック・ベア」シリーズ *
ポスター 1968年
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- 「おしゃべりな色」
- 『遠くから来た男』
ペーパーバック 1958年
- 「リズミカルな反復」
- 『雪の中の六人のシャドー』
ペーパーバック 1969年
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- 「空間をつくる線」
- 『うさこちゃんとじてんしゃ』原画
絵本 1982年
- 「知らせる色」
- 『こいぬのくんくん』より *
絵本 1969年
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- 「空想をうみだす形」
- 『わたしのくにのどうぶつ』より *
絵本 1972年
- 「動きだす絵」
- 『ボリスのやまのぼり』より *
絵本 1989年
ブラック・ベア、ミッフィー、そのシンプルの正体とは?
絵本「ミッフィー」(うさこちゃん)シリーズで知られ、2017年2月に惜しまれながら亡くなったオランダ人絵本作家、ディック・ブルーナ。グラフィックデザイナーとしての顔ももつブルーナは、ペーパーバックシリーズ「ブラック・ベア」を代表とする温かみのある名作を数多く残してきました。作品に共通する特徴は「シンプル」であること。余分なものを極力削ぎ落としつつ、独自のユーモアや情感を織り込む「シンプルさ」が常に作品に潜んでいます。本展ではこれまでの作品を振り返り、200冊を超えるペーパーバック、約40点のデザイン原画やスケッチ、ミッフィーやボリスなどの絵本原画約30点にポスターの複製などを加えた約500点を展示し、ブルーナの「シンプル」を紹介します。また、「シンプルの明日」というテーマで、日本のデザイン界で活躍する気鋭の4組(KIGI/groovisions/中村至男/ミントデザインズ)が、グラフィック、プロダクト、ファッションなどのジャンルで、ブルーナ作品からインスピレーションを受けた新作を発表します。
作品を際立たせる「シンプル」の正体とは何か、本展やイベントを通して、その魅力を探ります。