「私の夢は、POLARIX(ポラリックス)になることです」
私の夢を叶えてくれた女の子がいます。
前回のブログに書いた通り、Tata(タタ)が今月22日をもって退団することになりましたが
タタが退団する前に、CSA離脱未遂騒動を起こしたヤツがいます。
スタッフのボリャさんです。
私が日本にいる間に
「仕事を辞めたい」
と突然メッセージをよこしてきました。
辞めたい理由は、POLARIX(ポラリックス)メンバーが自分の言うことを聞いてくれないから
ちなみに、ボリャさんとメンバーたちの確執はちょっと前から気づいていて、
それは「前マネージャーのカンニャも、最初のうちはそんなだったなー」と思う程度のものでした。
人間は誰だって信頼関係を築くのに時間がかかるし
それまでは根気よくいかないとね
ボリャさんとメッセージのやり取りをしながら
どうすればメンバーたちと上手くいくかってのを話し合いました。
私の中では、仲良し気質のカンボジア人にとってはそんなに難しい問題じゃないと思ってて
お互いにお互いの苦労を解りあえれば良いだけの話
無駄に嫌われる必要も、無駄に歩み寄る必要も、無駄に意地を張る必要も無い
(私が日本で会社に属している時は、そういうのが必要だった。
みんなにもそれを強いようとしたこともあったけど、必要なかった。)
カンボジアに戻ってきて、一人一人と面談した次の日から
ボリャさんとメンバーたちのやり取りが、恥ずかしいくらいにガラッと変わりました(笑)
一番仲の悪かったKing(キン)、T(ティー)とも、冗談を言い合ったりしています。
1日の仕事の後・・・みんなは、チャットに私がいる事を忘れてこう言い合う
「ボリャ姉さん、サポートしてくれてありがとう!」
POLARIX(ポラリックス)から、ボリャさんへ
嬉しそうなボリャさん
「みんなも、頑張ってくれてありがとう!」
「また明日もみんなで頑張ろうね💕💕💕」
あー恥ずかしい、見事な手のひら返し
でも、みんなのそういう所が大好き!!!
そして・・・
POLARIX(ポラリックス)のメンバーたち
正月のパブストリートのショーに出演することになりました!!!
このカンボジア正月のパブストリートのコンサートに出演するということには
もの凄く意味があります。
カンボジアで若者たちから絶大な人気を得ている錚々たるアーティストたちと舞台に立ち
物凄い数のお客さんに見てもらえるからです。
ご覧ください、このお客さんの数!
パブストリートを、身動き出来ない程のお客さんが埋め尽くしています。
みんなはこの光景を目の前に、パフォーマンスを披露したのです!
お正月のパフォーマンスは、3日間続きます。
そしてパフォーマンス2日目
新しいPOLARIX(ポラリックス)がデビューを果たしました。
彼女の名前は、K.A.(ケー・エー)
彼女と出会ったのは、今年の最初に開催したダンスバトル
一般参加でダンスバトルに参加した彼女は
細い身体に燃えるような目で、活き活きとダンスを踊りました。
もちろん、基礎などが無いのはわかりましたが
それでも、彼女が「ダンスを練習している、ダンスが好き」というのが
その場の誰もが解るような踊りでした。
その日、私たちは彼女に声をかけました。
「CSAでトレーニングに参加してみないか」と
それから彼女は、出来る日は朝と夜にトレーニングに来るようになりました。
ダンスにかける情熱はJuvie Lin(リン)のようで
スタジオで幸せそうに大声で歌いながら舞う姿はHaru Heang(ヘアン)のよう
タタが退団するにあたり、穴が開く女子パートを、彼女に託してみようということになりました。
「挑戦してみる気はある?」
「はい、やってみたいです。」
「一応、確認しておくけど・・・あなたの将来の夢は何?」
「私の夢は、POLARIX(ポラリックス)になることです」
私はカミナリ親父につられるままCSAを始めて、昨年POLARIX(ポラリックス)が結成された時
“若い子たちが憧れるチームになるように
POLARIX(ポラリックス)になりたいと言われるようなチームになるように”
と思いました。
だからK.A.がそんな風に言ってくれて、すごく嬉しかった。
彼女が私の夢を1つ叶えてくれた。
K.A.は、2日間で必死に振り付けを覚えて
お正月パフォーマンス2日目、デビューを果たしました!
一ヶ月のトライアル期間があるため、まだ正式メンバーではありませんが
もしこのまま頑張ってくれれば、昨年5月に加入したLux(ロイ)から
久しぶりの新メンバーとなります。
そして、POLARIX(ポラリックス)を結成してからは初めての新メンバーです。
だから、私は初めて「デビュー」を意識して、ドキドキしながら見守りました。
夢見る若い翼は、ただ眩しくて、瑞々しくて、見てるだけで元気が出る
デビュー戦を終えた彼女は、キラキラの汗と笑顔と共にステージから駆け下りて来て
私を抱きしめました。
「ありがとうございまっ!!」
あ、POLARIX(ポラリックス)を真似して、日本語話してるわ
(カンボジア人は語尾を発音しない事が多く、ありがとうございますが聞こえない)
犬も喰わない夫婦喧嘩の話で申し訳ないのですが
私とカミナリ親父は、一緒に仕事をしてしまっているので、
一緒に仕事をしていなかった時よりずっとケンカが増えました。
特にPOLARIX(ポラリックス)の事となると
お互いに彼らについて一生懸命考えているのは確かなのですが
何せ性格が正反対なもんで、ケンカひどいです(笑)
で、あまりにケンカが多いんで、いよいよ私の根気が切れて
「私はPOLARIX(ポラリックス)の皆が成功したら、今ある事を全部やめたい。
POLARIX(ポラリックス)の次の世代の子には、絶対にご飯も作らないし一緒に住まない。
もう絶対に、誰にも愛情を持ったりしない」
と言ったことがあります。
先日のタタ離脱の件もあるので、本当にまた誰かを愛しく思うのが怖いのですが
気付くと既に、K.A.に対して「愛しい」気持ちを持ってしまっている。
あー、イヤだな
でも、こればっかりは仕方ない、自分で止められるモンじゃない
犬も喰わない夫婦喧嘩は、まだまだ続くんだなぁ〜
困った困った
↓“酉年”にちなんで、みんなのパフォーマンスも“酉バージョン”に。🐔
↓舞台袖では、他のスーパースターたちのパフォーマンスに釘付け&大はしゃぎ。
舞台を降りると、みんなは“普通の人”に戻る
↓皆の表情、最高。特に右下のKong Jubi(コン)
↓コンサートの最後には、カンボジアの若き2大トップスター
ローラ・モンさんとクミン・クマエさんに誘われて、舞台へ。
↓卒業するタタ(右端)、期待の新人K.A.(左から2番目)
↓去年の期待の新人・ロイさん。スターからマイクを渡され、歌っちゃいました。
さあ、これからいよいよカンボジア正月・最後のパフォーマンスです!
どんな景色が待っているんだろう
“ねぇ、レナ
1年前のこと、覚えてる?
俺たち、来年には絶対にあの舞台にあがろうぜって約束したんだ
あいつら、本当に夢を叶えやがったよ
来年はどうなっているんだろう、楽しみで仕方ないよ
俺たち、どんな景色を見てるんだろう”
from Mickey(ミッキー) in Australia
【オフィシャルサイト】
http://www.csaland.com/polarixcrew_japan/
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