最近、我が家では、いつの間にか金魚が飼育され始めました。
で、私が「金魚が飼われている」と気づいた時には二匹の金魚がユラユラと泳いでいて
iPhone5(シェムリアップ出身、中古)で動画を撮っていると
CSAのぶっとびお手伝い娘・ニタがゲラゲラ笑いながらやって来て
「聞いてよレナ、昨日さぁ
金魚にみんなでエサをあげまくったんだけど
そのうちの二匹がエサ食べ過ぎて、お腹がポンポコリンになって
終いには“ボーン!!!”って破裂したんだけど!!
食べ過ぎてお腹が破裂して死ぬって・・・・・ウケる〜!!!
あーっはっはっはっ!!!!
で、金魚、残り二匹になっちゃった!!
あーはっはっはっはっ!!!」
あははじゃないよ
食べ過ぎてお腹が破裂して死ぬなんて、そんなことってある!?
けっこう、悲惨な現場じゃない!?
この週末、POLARIX(ポラリックス)のメンバーたちは
地元シェムリアップに凱旋帰郷を果たしました。
カンボジアの大手携帯電話会社のイベント出演のためです。
しかも、Juvie Lin(リン)はラジオの出演もあって
カミナリ親父とリンは、一足先にシェムリアップ入り。
残りのメンバーは、次の日の朝、バンでシェムリアップへ。
Kong Jubi(コン)とVan Norith(ノリ)と私は
ワークショップの仕事を終えて、その日の夜にシェムリアップへ。
みんなでシェムリアップに集合し、「やっぱりシェムリアップは良いね」
という話で盛り上がりました。
安全だし、自然は多いし、交通量も少ないし
それなりに美味しくてオシャレなカフェがいっぱいあるし
やっぱシェムリアップは良いねー
※逆に言うと、プノンペン暮らしの良いところは
・ゴキブリやネズミの量がとても少ない
(今のところ我が家の犬が捕獲したネズミは2匹のみ。
シェムリアップでは、天井からのゴッキー落下を常に警戒しながらのシャワータイムでした。)
・トッケー、トカゲの類も少ないので爬虫類のウンコ掃除がラク
ちなみにこの日は、新しいパフォーマンスのお披露目の場でもあって
毎度のごとく、カミナリ親父とPOLARIX(ポラリックス)のみんなは
ギリギリまで試行錯誤しながら
「POLARIX(ポラリックス)らしい、高品質のパフォーマンス」
を追求し、朝から晩まで練習に励みました。
カミナリ親父とPOLARIX(ポラリックス)の合作は、最終的にとても良い感じになります。
誰より「POLARIX(ポラリックス)らしさ」を解っているのは、カミナリ親父なので
みんなも、カミナリ親父の言わんとしていることをすんなり理解できます。
いつも、出来上がるのがギリギリになってしまうんですけどね・・・
全員が「夏休みの宿題は最終日にまとめてやるタイプ」なので。
そして、夜遅くまで練習をしたみんなはとてもテンションが高く
寝る直前まで大騒ぎで、私はソッコー自室に避難。
↓リンは、イベント参加者に賞品授与の役目も果たしました。
みんなが大きくなった街、シェムリアップ。
私たちとみんなが出会えた街、シェムリアップ。
みんなのことを、ゼロから応援してくれた人がいる街、シェムリアップ。
私とカミナリ親父が「人間と人間」について学んだ街、シェムリアップ。
楽しくて、温かくて、少し寂しい想い出が眠る街、シェムリアップ。
観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
POLARIX(ポラリックス)も、私たちも
故郷・シェムリアップで、成長した姿を見せられるように頑張ります!
↓ノリのお兄ちゃんは、POLARIX(ポラリックス)の大ファン!久しぶりの再会。
シェムリアップ時代も、
まだ無名だった弟&その仲間たちのパフォーマンスをいつも観に来てくれていました。
この日は、ノリのお父さんも、ノリの歌声を聴きにきてくれました。
私がシェムリアップでお世話になった、大好きな小学生の女の子とお母さんも
みんなの応援に駆けつけてくれました。
彼女は、みんなのファン、第一号。
恥ずかしがり屋さんの彼女の、まっすぐな応援
どれだけみんな(私もカミナリ親父も) 嬉しいか
別れ際、なんだか寂しくてまた涙・・・
↓他にも、ちびっこファンができた様子!
コンとノリとシェムリアップ行きのナイトバスに乗る直前まで
私は、シェムリアップ行きに怖気付いていました。
シェムリアップに、ヘアンがいるからです。
もはや私の中にヘアンを憎む気持ちはなく
以前にも書きましたが、ただただ、幸せを願っています。
でも、ヘアンはそうではないだろう
私のことを憎んでいるかもしれない
一緒に住んで、プノンペンに発つ前日も、
シェムリアップの旧CSAの床で一緒に眠った、家族同然だったヘアンに
憎まれているんだろうという悲しさ
シェムリアップに着いたら、イヤでもその悲しさと向き合わなくてはならないことに
怖気付いていました。
でも・・・バスに乗る直前
私が日本で働いていた頃、私にフルートを習いに来てくれていた二人の若い女性が
私を助けてくれたのです。
「昔、お世話になった先生へ」
と書いてくれた二人のFacebookの投稿には
以前、私が日本で演奏した、美空ひばりさんの「真っ赤な太陽」を演奏するフルートの音色
二人が、私の演奏を思い出して、この曲を演奏してくれたものでした。
そして、その投稿を皮切りに
懐かしい同僚たちや、他の生徒さんからのメッセージ
大山さん(←私の旧姓)
辛いことがあっても、そのまま貫いて
大丈夫
私がすごく落ち込んでいたとき
先生がこの曲を演奏してるのを聴いて、私はパワーをもらえた
だから、恩返しです
離れていても、忘れてないよ
ずっと応援してるよ
あー、私はなんでバカなんだろう
落ち込んだり、辛い気持ちになったりするのは、私だけじゃない
そんな当たり前のことを忘れて
なんでカンボジアに来たんだろうなんて考えたりして
なんて、なんてバカなんだ
私は、ナイトバスの中で
Crystal Kayの“恋におちたら”をイヤホンで聴きながら
奥二重の目が一重になるまで泣き続けました。
(レナは目が小さいと、カミナリ親父やPOLARIXによくバカにされますが、さらにsmallな瞳に!)
この歌は、単なる恋愛ソングじゃないんだなぁ
こっそり泣き続ける私の近くでは
次男(仮)のコン、そして四男(仮)のノリが
「眠れない」「寝れるだろ、じっとしてろや」
「レナは何処に寝てるんだ」
「みんなバラバラの座席だから写真が撮れねーじゃねーか」
というやり取りをチャットでしていて
私のこれまでの世界が、一直線に繋がった夜でした。
Rena