投資家の皆さまこんにちは、チンギスハンです。2017年10月2日(月)記
日進月歩というのは何もITやスマホの世界だけではないようです。海外投資ができる国内投信の手数料が極限まで安くなっています。うれしい変化です。
今日取り上げる、楽天投信の新発2本の情報は、実はこのブログサイトで知りました。わかりやすい解説で有名な、たぱぞうさんのブログです。10月1日の記事です。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの解説 - たぱぞうの米国株投資
たぱぞうさんとの違いは、氏は全米インデックス投信を最初に書いておられましたが、私の優先順位は、全世界・・・の方です。
氏のレポートを越える内容にはできないですが、シニアとして私なりのメリット・デメリットを確認したいと思い記事にしました。
◎楽天・全世界株式インデックスファンド 楽天投信投資顧問
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問
1 日経新聞 RV全世界株
2 2017年9月28日リリース。
3 マザーファンドはVT(バンガード全世界株式ETF)
4 手数料 年間管理費 0.12%(税抜き)+VTの年間管理費0.11%=0.23%(抜)
実質年間経費は、他のインデックス投信ではたいてい+0.1~0.2%ほど余計にかかっている。この投信は新発のため実質経費は不明。あまりオーバーしないと予想。
(感想、メリット、デメリット)
1 米国株を保有の方は、バンガードはご存知だと思います。ヤフーファイナンスより
VT 全世界の7694銘柄、70.71ドル 時価総額130.8億ドル、配当2.14%、
YTR15.3% 経費率年0.11%
国別では(2015年12月の資料です)
2 肉食系の方にはVTは人気がない。
実は米国の人や日本でも実はVTは米国株ほど人気がありません。米国だけの方がパフォーマンスがいいからです。全世界となると、足を引っ張る国もあるので、少し成績が下がります。
3 シニアには最有力候補。
しかし、とにかく世界中に投資するわけですから、分散という意味では最強です。国際分散を目指すシニアには、最有力候補と思えます。
4 今までピッタリの投信がなかった。
世界をカバーしたものとしては、MSCIコクサイが長く中心のベンチマークでした。これは、①日本が除かれている。②新興国が除かれている。という点で1本では不十分と言えました。
三井住友DC全世界株式インデックスファンドが今までの最強でした。
年間報酬 0.25%実質0.328% ベンチマーク MSCI全世界株式
5 経費的には最強に見える。
マザーファンドの経費が安いせいもあるでしょう。経費が安いです。
6 米国のVTとの比較でメリットは。
(1)ドルに換える必要がない。(ドル転の費用は含まれている)
(2)税金の計算が簡単。
(3)配当部分が流出しない。配当を再投資することで流出がありません。
(4)配当や売却益に外国税(10%)がかからない。VTの場合は確定申告で取り戻す必要がある。
(5)買うのが簡単。売るのが簡単。
(6)為替の計算をしなくても損益がわかる。
7 デメリットは
(1)指値での売買ができない。
(2)歴史が浅い。設計がシンプルなのでずっと継続すると思うけど。楽天さん、途中やめしないでください。
8 シニアには
(1) 経費0.24%というのは10年でも2.4%です。(実質経費はもう少し高くなるだろうけど)めんどうさがないことを考えれば経費的には全く問題がありません。
(2)海外投資の株式部分はこれ1本でいけそうです。
●楽天・全米株式インデックスファンドも優れもの
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問
同時リリースのこちらも全米をカバーするVTIバンガードトータルストックマーケットETFがマザーファンドです
VTI 129.52ドル 配当年1.88% 経費率年0.04%(世界最安と思います)YTR11.12%
3592銘柄、全米をカバー、
投信の経費率は 年0.12%+VTI0.04%=0.16%(税抜)信じられない安さです。特に米国を買いたいときはこれ1本で間に合います。
まとめ
シニアにとっては、①まんべんなく分散ができていること②面倒さがないこと③手数料の安さ。その意味では、この2本は現時点ではベストの一つといえます。
今までは面倒でないものは、現在の5倍くらいの手数料は当たり前だった。
ドルに替える手間や、手数料や、わかりにくさがネックとなって、海外投資におっくうになっていたシニアにも、わかりやすくしかも有利な商品になっています。
私も円から投資するときは、最有力に考えます。(楽天の回し者ではありません)
2つの優先順位ですが「全世界」が基本になると思います。米国が有利と思えば、その分をプラスするという感じでしょうか。
全世界を買っても米国が53%ほどを占めていますから、米国の成長を取り逃がす心配はありません。
以上です。それでは皆様のよい投資を!
お願い 下の米国株のところをクリックしてランキングに戻っていただけるとランキングの点数が上がるのでうれしいです。よろしくお願いします。