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●2003 衆院選への取り組み
2003年11月、衆議院の解散に伴う第43回衆議院議員総選挙が行われました。自民党が議席を減らしたものの「自公保」の与党で絶対安定多数を確保、一方、野党は民主党が議席数を大きく伸ばし、二大政党化が一層進む結果となりました。今回の選挙では、構造改革、デフレ不況への対応、社会保障政策などの政治課題と共に、小泉政権下での外交や安全保障、政権選択と二大政党制、マニフェスト(政権公約)などが争点に挙げられました。 松原通雄外務部長(談話) このたびの衆議院総選挙に際しまして、各推薦委員会はじめ会員の皆さまに多大なご尽力を頂きました。心より御礼申し上げます。 各推薦委員会では、本会の政治浄化活動の基本姿勢と「平和主義の推進」「信教の自由の堅持」「政治倫理の確立」「行政改革の推進」という四項目の政治課題、さらに教団本部からの情報提供等に基づいて、推薦候補者の選定が行われました。教会の主体的な判断による選定が、今回さらに定着したと考えております。 皆さまのご理解とご協力、熱意のおかげさまで、152人の推薦候補者中、116人が当選いたしました。一部には残念な結果もありましたが、「健全な野党をつくり上げ育てていくことができる人材」「与党を内側から改革し浄化していく人材」の双方の観点から、よりよい政治を目指し、政界に緊張感をもたらそうと取り組んだ本会の姿勢は、十分に示すことができたのではないかと思います。 今回の選挙では、注目された政権交代には至りませんでした。今後も政権は「自公」の与党で運営されていくものと思われます。本会は一貫して、特定の宗教団体による影響が大きいと言われる政党の政権への参加は好ましくないと考えており、この点から、政権の枠組みには今後も注視してまいらねばなりません。また、政治の腐敗を防止し、一層の緊張感をもたらすためにも、政権担当能力のある野党の育成という視点を持ち続けることが大事であると考えます。 特に今回は、各党が政権公約(マニフェスト)を示し、政策を競いました。新政権がその公約をどのように実現していくか、また、それぞれの党のスタンスは矛盾なく主義の通ったものであるかなど、今後、その行く先を見極めていくことが必要です。私たちにとり、推薦議員の活動に注目し、日常的にも議員との対話を通して相互理解を深めることが大切になってまいります。政治は、主権者である国民の意思が反映されるものでなくてはなりません。 その意味からも、今回の投票率が伸び悩んだことは残念であり、私たちはさらに、棄権防止を呼びかけてまいらねばなりません。会員として、一国民として政治意識を高めていくことが一層求められております。 今後も、本会は、人々の幸せと平和な社会の実現に向けた菩薩行として、政治浄化活動に取り組んでまいります。皆さまの一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。 当選した推薦候補者 【自民】 【民主】 【社民】 【無所属】 計116人(政党別 敬称略) |