2017年10月2日(月)
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前回に引き続きFPS初心者による初心者のための初心者レポートをお届け。
このレポートは、「FPSは苦手だけど、このゲームは何かおもしろそうな匂いがする」という勘を信じて手をだしたプレイヤーが、慣れない一人称視点とおぼつかないエイミングで四苦八苦しながらも、数多く用意されたRPG的な遊びにハマっていく様を紹介したプレイレポートになります。
正直攻略に役立つことは何1つありません(笑)。ただ、同じように、長年ゲームをプレイしてきた経験に裏付けされた嗅覚でおもしろそうだなと思いつつも、ちょっと手を出しにくく思っている人に向け、初心者でもこれだけ楽しめるということが伝わればと思います。
と、その前に、あらためて解説をしますと、『Destiny 2』とは、SIEより発売中のPS4用アクションシューティングゲームです。
舞台となる4つの惑星は膨大なボリュームがあり、多くのプレイヤーたちと一緒に探索や戦闘、公開イベントなどを楽しめます。さらにその広大なフィールドには、アドベンチャー(サブクエストのようなもの)やら宝箱やら、パトロール(ミニクエスト)、4人で協力するストライカー(3人で協力して行うミッション)や、4人対4人によるクルーシブル(対戦)などなど、さまざまな遊びが盛りだくさん。
そしてさらには、エンドコンテンツであるナイトフォール(3人で行うとても難しいミッション)や、レイド(6人で行うとてもとても難しいミッション)とつながっていきます。こうしたたくさんの遊びが用意された広大なフィールドで、文字通り、”自由に”楽しんでいくという、フリースタイルゲームとなっているのです。
しかし! そのたくさんの遊びのすべてを経験するには、ひとまず“ストーリー”をクリアする必要があるのです。今回はそのストーリーモード後半戦のプレイをレポート。プレイに必死で肝心の写真が撮れてなかったというトラブルもあったりしましたが、なにぶん初心者ということで、暖かい目で見守ってやってください。
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順当にストーリーを消化していたのですが、入り組んだステージだと、どうしても迷ってしまいます。生来の方向音痴に加えて、一人称画面に慣れてないため、マーカー通りに進んでいたはずなのになぜか行き止まり……なんてことが多い!!
というか、このマーカーがなかなかの曲者で、目的地が近いと、ちょっとした迂回路をナビしきれてないのです。
おかげで袋小路に迷い込んだり、目まぐるしく動くマーカー(多分、高低差があるため)に放浪され、あっちをうろいろ、こっちをうろうろ。そうこうしていると敵が現れて、「あの、いまちょっと立て込んでるんですが」とか独り言を呟きながら戦う羽目に。しかし、そんなことをくり返していると、ある法則に気が付きました。
目的地へのルートは、敵が出てくれば正解!!
ストーリーモードのルートは基本的に決められてますし、その先々で敵が配置されています。なので、迷ってこっちが正解か不安な場合も、新しい敵が出てきたら正解だと思えばいいのです。
また、一度戦闘を行った場所は何らかの痕跡(取りきれない弾など)が残るので、そこは一度通った場所ということもわかります。これを踏まえて歩いていれば、そんなに苦労しないことが判明。それでも、迷うときは迷うんですけどね。
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▲大まかな方向表示に関しては、結構有能で、ある程度のルートは示してくれます。ただ方向音痴だと、それでも迷うことが多いのです。こまめなマップ確認は欠かせません。 |
ストーリーモードを進めていると、途中で戦車に乗って先に進んでいくステージがあります(ストーリー「逆襲」)。この戦車のシーンがとにかくおもしろい!! なんせ自分は戦車に乗っているので強いし、攻撃力もある。一番素晴らしいのは、完全消耗品なので、耐久力がなくなれば乗り捨てて、新しい戦車を召喚すればいいというお手軽さ!
召喚ポイントは決まっていますが、道中に「これでもか!」とたくさん設置してあるので、まったく困りません。強力な主砲に加えてホーミングするミサイルも搭載され、いままで苦労してきた中ボスクラスの敵も、あっという間に倒せます。なにより、大量の敵をガンガン轢いて進むのがとてつもなく爽快なのです!!
これまでの恨みとばかり、1体も残さず、丁寧に丁寧に、噛みしめるように倒しながら進んでいきました。倒し忘れた敵はわざわざ戻って潰すという徹底ぶり。
耐久力が減ってきたら、戦車を降りて召喚ポイントまで走ります。どんなに目的地が近くても、ちゃんと戻って再召喚。すっかり戦車の魅力に囚われた私は、「ずっとこんなステージが続けばいいのに」なんて祈っておりました。まぁ、現実はそんなに甘くないんですけどね。
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▲この戦車、結構独特な操作方法なのですが、すぐに慣れます。とにかく今言いたいことはただ1つ。常に戦車を召喚していたい。“マイ戦車”、はやく実装されないかな。 |
ストーリーも後半になると、ボスクラスの敵はなかなか殴るだけでは倒しにくくなってきます。バリアの属性などお構いなしにただひたすら殴っていた私は、あるストーリーのボスで大きな壁にぶち当たります。
ストーリー“不屈”の大ボスとして登場する、ツーなんとかさんです(注:ツーモス・アンブロークン)。最初にお供2人と一緒に出てきて、何らかの条件でザコを大量に呼びます。
このお供の存在と大量のザコのせいで、接近しようとするとボコボコにされ、なかなかうまくいきません。うろうろ動くので、ヘッポコエイムしかできない自分は効果的にダメージを与えられないのです。
唯一まともにダメージが通るのが、スーパースキル使用時の格闘攻撃。これが発動している間は無敵なので、一気に接近して攻撃できます。
ちなみにセンティネルですので、スーパースキルはえーと、なんかシールドで殴る奴(注:センティネルシールド)です。運がよければ数発殴れますので、うまくいけばHPバーを1/10くらいは減らせます。
ゲームをプレイしている人は、「スーパースキルは次に使えるようになるまで数分くらいかかるだろ」とお思いでしょうが……。
そう、私が編み出した(!?)戦法は、スーパースキルを使って攻撃したあと、次に使えるようになるまでひたすら逃げ回るという、気の遠くなるようなマラソン戦法だったのです。
このときのステージは円形でマラソンしやすい地形なので、周囲をグルグルグルグル。『FFXI』での赤魔道士の経験が生きました(懐かしい)。
適度にダッシュを交えているだけで、敵の攻撃はほとんど当たりません。しかも後半はボスのパターンが変わってこっちを追いかけてくるので、むしろやりやすくなります。なので考える時間はたっぷりありました。
ザコを呼ばれたらザコ処理でスーパースキルを使ってみたり、逆にザコがいないとき、「今スーパースキルを使って、直後にザコを呼ばれたらどうしよう」とか、そんなことばかり考えながらマラソンしていたので、余計に時間がかかってしまいました。
なんとかボスを沈めたときは、じつに1時間以上かかってました。なんという充実感でしょうか。いや、なんか違うような気がしますが、勝ったんだからいいじゃないですか(ちなみにクリアに必死過ぎて写真はありません)。
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▲スーパースキルで“殴って逃げる”は、普段のプレイでも有効。といっても、通常の場合は延々追っかけてはきませんので、使い方は違ってきますが。 |
惑星イオのストーリーをクリアしたあたりで、ストライカーとクルーシブルという2つのモードが解放されます。ストライカーは4人協力モード、クルーシブルはいわゆるチームでの対戦モードです。
ただでさえ初心者なのでほかのプレイヤーに迷惑をかけるわけにはいかないとスルーしていたのですが、これらは毎回の報酬に加え、最初だけ、2回クリアすることで特別な報酬を得ることができる(マイルストーンと呼ばれる、ゲームの導線的な目的)んですね。
ちょっとでも武器をグレードアップさせたかった私は、とりあえずこの報酬が欲しい。なんせ、勝敗は関係ないのですから、2戦すればいいだけなのです。
なので、下手で申し訳ないけど4人対戦モードに参加。緒戦の結果は、まさしく手も足も出ない状態でした。まず敵が誰だかわからない、どう動いていいかわからない、必死に攻撃してたのが味方だったり、誰もいないところへ投擲したり、ただあたふたしている間に試合は終わり、倒されたケースのほとんどが「なんで倒されたかわからない」という状態。
なんせ、FPSでの対戦自体が生まれて初めてです。周囲がまったく見えていません。その結果が0キル、20デスというリザルト。まぁヒドイとは分かってたけど、さすがにそれが数値になって出たときはショックを通り越して笑いました。
明らかに、自分のせいでチームが負けてるやん(笑)!
って笑い事じゃないですよ! そして報酬目当ての2戦目もほぼ同様、動揺していて確認を忘れましたがデス数はさらに多かった気がします。2戦目はせめてデス数を減らそうと逃げ回っていたのですが、後半になると明らかに狙われてる気がするのです。勘違いかもしれないですが、上手い人って、「こいつが穴だ」というのがわかるのですかね(涙)。
逃げる→倒される→リスポーン→逃げる→倒されるを延々繰り返していただけのような気がします。さすがに少しヘコみましたよ!
そんな感じで報酬はゲットしたものの、ただ負けにいっただけというのは釈然としません。これはもう少し特訓をする必要がありそうです。せっかくプレイしているフレンドもいるのだから、ちょっと知り合い同士で組んで、鍛えてもらおうかなと考えています。
このゲーム、遊びの幅がとにかく広いので、仮に「対戦はやらない」と決めても十分楽めます。でも、せっかくなら楽しみたいですよね。というわけで、リベンジを誓います!
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▲そもそもストーリー途中でまだレベルも20になってなかったわけだし、しっかり鍛えて、いつか必ずリベンジします! そのために誰かに鍛えてもらわなきゃ。 |
対戦で若干へこんだけど、気を取り直してストーリーを継続。正直前作を未プレイなので敵味方の情勢とか詳しいことはよくわかっていません(後半までトラベラーを人だと思ってたくらい)が、物語が大きく盛り上がってきているのを感じます。
詳細はわからなくても、画面から高揚感は伝わってきて、いよいよラストが近づいてきたことを感じます。一人称系画面に慣れない自分ですが、我ながらよくぞここまできたものです。
そしてついに対面したラスボス! さすがに最後なので詳細は伏せますが、結論をいいますと、やっぱりマラソンで倒しました(笑)。彼はHPが低くなると地上に降りてこなくなり、近接攻撃が当てにくくなります。
一度、ジャンプからの攻撃を当てようとしてステージから落ちた(墜落死)ことがあるので、あまり無理はできません。ステージ中央に、円状に連なる形で3つの小さなトンネルがあります。このトンネルをひたすらマラソンしつつ、ときどきロケットランチャーで攻撃。ザコ召喚が多いので弾にも困りません。
さらに、定期的にスーパースキルを回復するポイントが出現するので、ツーさんとかさんよりは楽でした。
そんなわけでついに! ストーリーモードをクリア!!
自分としてはスムーズに倒したつもりなのですが、なんやかんやで30分以上かかっていたのでした。ただ、このあとほかのプレイヤーの話を聞くと、自分の方法はかなり特殊だったということを思い知ることになります。どうやら私のプレイは、あまり参考にならないみたいです(笑)。と、このあたりの話は、また次回に。
というわけで、次回はストーリーをクリアしたあとは、何をどうすればいいのか。いきなり「あとは何でもしていいよ」的に世界に放り出されるので、初心者は戸惑いがちです。
実際戸惑いましたが、RPG好きにとっては、ワクワク感の強い戸惑いかた。初心者なりに考え、戸惑い、どうしていったかを中心に、ストーリークリア以降の模様をレポートしていきます!
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▲クエスト(ストーリーのその後を描くミッション)から宝探しまで、クリア後は一気にできることが広がります。ある意味ここからが楽しさの本番なのですが、前作を経験していない自分は、このあとどうすればいいのかという難問にぶち当たることになるのでした。 |
(C)2017 Bungie, Inc.All rights reserved.Destiny, the Destiny Logo, Bungie and the Bungie Logo are among the trademarks of Bungie, Inc. Published and distributed by Activision.Activision is a registered trademark of Activision Publishing, Inc.
データ
2017年9月28日発売
特別定価:694円+税
【表紙&攻略30P】英雄伝説 閃の軌跡III
【付録冊子】Destiny 2
【月イチ付録】デンプレコミック #10
【TGS2017&PS Conference REPORT】
SAO フェイタル・バレット
LEFT ALIVE / CODE VEIN
EDF:IRON RAIN / 十三機兵防衛圏
アイドルマスター ステラステージ
【電撃特報】シルバー2425
【SUPER PUSH】ディシディアFF NT
KNACK ふたりの英雄と古代兵団 / VなまR
とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)
STEINS;GATE ELITE / ルフラン
キャッスルパンツァーズ / ガルパン
龍が如く 極2 / 北斗が如く ほか
【Online】ファンタシースターオンライン2
DQX / FFXIV / DDON / FFXI
【コード付録】閃の軌跡III / ルフラン
KNACK ふたりの英雄と古代兵団
キャッスルパンツァーズ / DDON/MHF-Z
[集計期間2017年 09月25日~10月01日]
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