埼玉県西部の小鹿野町では、豊かな自然の中にある峠道などをいかして、オートバイのツーリングを楽しむライダーを呼び込み、町おこしにつなげようという取り組みが行われています。

１日は、その一環として女性のライダーに町のよさをＰＲしようという催しが開かれ、県内や東京などからおよそ３０人の女性がオートバイで集まりました。

参加者は、まず講師から安全運転の講習を受けたあと地元の伝統の絹織物「秩父銘仙」を着て、町なかの散策に繰り出しました。鮮やかな着物を身につけた女性たちは、地元の若者の案内で古い家並みが残る通りを歩き、繭の集積地として栄えた町の歴史などの説明に耳を傾けていました。

東京・大田区から訪れた女性は、「ライダーを歓迎してくれる気持ちをうれしく思います。町の歴史などもよくわかり、また訪れたくなりました」と話していました。