「東映特撮ファン感謝祭2017」仮面ライダーパートが、10月1日に東京都内にて開催され、「仮面ライダーディケイド」の
アプリ・東映特撮ファンクラブ会員の当選者が招待されたこのイベントでは、
「役者を目指すきっかけとなったライダーは?」というトークテーマが掲げられると、渡部はすぐさまフリップで「ライダー全般」と回答。子供の頃からライダーが大好きだったという渡部は「サンタさんの存在と一緒で、中学校くらいからライダーのことも現実的に受け止め始めたんですが、冷めるわけではなくむしろやりたいと思って。『オーズ』のオーディションでは、緊張して2時間前に控室に着いちゃいました」と秘話を明かす。また「仮面ライダーキバ」と答えた井上は「大学受験の頃に、テレビをつけたら『キバ』がやっていて。受験勉強は置いて、さかのぼってライダーを観ているうちに、気付いたら芸能界にいました。『キバ』をリアルタイムで観ていたら、次のライダーとして予告で自分が出て来るみたいな」とあっさりと述べ、司会の篠宮暁(
「自分がヒーローになって感じたことは?」というお題に、渡部は「孤独」と即答。「主役を務めるにあたって、常にいろんな重荷を背負っていかないといけない。オーディションに合格して監督とお会いしたときに、『平成仮面ライダーシリーズが続くか終わるかは、君次第だから』といい意味でプレッシャーをかけられて。孤独な存在だからこそ強さを見いだせるのかなと思った」と真面目に説明する。一方井上は、脚本を読んだときの感想として「ヒーローとは、先輩たちをとりあえずボコボコにする(存在)」と答えて笑いを起こす。しかし「真面目に言うと、子供たちに夢を与える存在だと思う」と続け、自身も長男が生まれたばかりであることから「サプライズ計画があって、子供には父親の職業を明かさずに育てていこうと思うんです。4歳、5歳で仮面ライダーを観始めて、さかのぼって『ディケイド』を観るときに、僕が門矢士の髪型をして家に帰る(笑)。それを隠しカメラで撮りたいなって」と野望を語った。
続いては、登壇者たちがそれぞれ好きなライダーベスト3を答えるコーナーへ。デルタ、ファイズ、サイガをセレクトした渡部は「自分の作品は置いといて、好きなライダー作品は『555』。デルタは絶望的なところがカッコいいですよね」とコメントする。「好きなライダーって言われても、基本的に全部なったからなあ」と贅沢に話す井上は「なったことがなくて一番好きなのは王蛇。変身ポーズが気だるそうで、やってみたいですね」と回答。さらに「ディケイド」劇中で変身した電王 ウイングフォームとカブトをセレクトし「ジークは僕も憑依される芝居をやらせていただいたので、やってみて面白かったキャラクター。カブトはクロックアップを使った10秒間の戦闘シーンがカッコよかった」と理由を述べる。成田がアマゾン、響鬼に続いてオーズ プトティラコンボを挙げると、渡部は「ありがとう。僕も実はプトティラが好き。最強フォームで、恐竜のフォームになると聞いてすごく楽しみにしてました」と返す。また棚橋もカブト、555、オーズを挙げると、篠宮が「誰かディケイド挙げろや!(笑)」とツッコんだ。
また好きなシーンに関するトークでは、渡部がDVDも持っているほど好きだという映画「
さらに成田と棚橋は、それぞれ「オーズ」終盤のタジャドルコンボへの変身シーンと、アンクが消えていく場面をチョイス。該当シーンが上映されると、渡部は「やめてくれー」と照れながらも「この一連のシーンは気合いが入りましたね。ロケバスの中での、僕とりょんくん(
また自身の仮面ライダーコレクションを発表するコーナーでは、渡部がクスクシエのセットで使っていた棚や、「オーズ」のオーディションを受ける際に聴いていた「ディケイド」のサントラCDなどを挙げる中、井上が「まったくなし!」と潔く回答。さらに新人である“ヤングライオン”こと成田の決めポーズと決めゼリフを全員でプロデュースすることになり、彼が好きだというアマゾンのポーズと、ディケイドをアレンジした「通りすがりのヤングライオンだ。覚えておけ」というセリフに決定。渡部や井上が案を出す間、先輩レスラーである棚橋は「いいなー。成田よりも僕のほうが先に試合があるから、使っちゃおうかな」と終始うらやましがっていた。