「モリカケ共同追及プロジェクト」発足声明

「モリカケ共同追及プロジェクト」発足声明

926()18時から、大阪府豊中市の野田中央公園(元・森友学園「瑞穂の国記念小学院」建設地の隣)にて、「森友学園問題を考える会」木村真+「加計学園問題を考える会」黒川敦彦が「モリカケ共同追及プロジェクト」を発足します。

加計問題で近日中に刑事告発を行います(今治市長に対する背任罪容疑)。これだけにとどまらず、今後、加計孝太郎理事長に対する詐欺罪容疑、安倍晋三総理大臣に対する詐欺ほう助容疑で、加計問題で連続的に刑事告発するプロジェクトの第一弾です。その発表のためのアピール・記者会見を準備していたところ、突然の解散・総選挙となりました。

ご存知の通り、森友学園問題では、7月・8月・9月と、次々と新事実が明らかになりました。これらにより、

①8億円の値引きの根拠とされたごみはなかったこと

②財務省もそのことは分かっていたこと

③「1.3億円程度」という売却金額に合わせてごみ撤去処理費の見積もりを行っていたこと

④格安の売却金額や異例の10年分納などは、全て財務省側がレールを敷いていたこと

・・・等々が、「完全に」と言ってよいほどにはっきりしました。

加計学園問題も同様です。

①行政がゆがめられたと指摘される異常な設立認可(文科省における正式認可は審議中)
異常な補助金支出決定と建築費の水増しによる補助金の詐取疑惑
手抜きの設計により100%バイオハザードが起こるとの指摘がある

など「異常づくめ」です。

「ここまで材料が揃えば、さすがにこれまでのような『知らぬ存ぜぬ』のふざけた対応は通用しない。秋の臨時国会が楽しみだ」と思っていた矢先、突然の冒頭解散・総選挙です。

あまりに露骨な「モリカケ隠し解散」です。

大阪地検特捜部も、恐る恐るながらも捜査を進めています。選挙の結果、自民党が勝つようなことがあれば、不起訴へと大きく傾いていくことも予想されます。

信じがたい、また許しがたい解散です。

もともと準備していたアピール(共同記者会見)ですが、安倍首相が解散を発表してから実際に解散する28()までの間で、市民・国民をナメきった解散への抗議も込めてやろうということになりました。この共同記者会見をもって「モリカケ共同追及プロジェクト」を発足し、

①加計問題に関し安倍総理大臣を含む関係者への刑事告発運動を開始する
②1
万人の賛同者を集めることをめざし選挙結果によらず年内全国で市民集会を実施する

を通じて「モリカケ隠しを許さない」国民世論をはっきりと見える形にして行きます。

最後に、市民運動にかかわる方々の中から結局選挙に負けてばかりで本当に落ち込んでいる、という声があります。憲法9条は9条、原発関係は原発関係、それぞれの組織間でいろいろな思惑上のコンフリクトが起こっており、市民と野党の共闘というスローガンは声高に叫ばれるものの、本当に市民の力を束ね社会を変えて行けるようなムーブメントにまでは未だ至っていません。

最近のヨーロッパや中東の革命はすべてがネット発・市民発でした。例えばイタリアの5つ星運動は設立から8年で15%以上の国政議席を得、未だ躍進しています。与党にも野党にも自分たちの気持ちは代弁できない、と政治腐敗の一掃を掲げ活動を開始したことで社会を変える新しい風を起しています。

今回のモリカケ共同追及プロジェクトが単なるモリカケ追及の枠にとどまらず、いい意味での全国の市民運動の新しい風になるようにリベラルな運営を努めたいと考えています。

皆さま、ご参加いただけますよう、よろしくお願いいたします!

「森友学園問題を考える会」木村真
大阪府豊中市岡上の町2-5-28-2F

Tel 06-6846-8358 E-mail toyonaka_kimura@yahoo.co.jp


「今治加計獣医学部問題を考える会」黒川敦彦

愛媛県今治市末広町4-3-12

Tel 090-9117-8523 E-mail atsuhiko.kurokawa@gmail.com

モリカケ共同追及プロジェクト発足声明
https://goo.gl/Eyao41

告発状(菅良二今治市長)
https://goo.gl/sCtzkj


   2017年9月  日

告     発     状

松 山 地 方 検 察 庁

検事正  高  嶋  智  光   殿

 被告発人の後記所為は、背任罪に該当すると考えられるので、捜査の上、   厳正な処分に付せられたく、告発する。

【被告発人】

        菅      良    二                                 (当  歳)

【告 発 人】

黒   川    敦   彦

木   村   真

始め、別紙目録記載の者

連絡先 今治市末広町 4-3-6 黒 川 敦 彦                               090-9117-8523

【告発人代理人】

         〒105-0003

          東京都港区西新橋1丁目98号 南佐久間町ビル2

     むさん法律事務所 tel 0355112600

fax 0355112601

    告訴人代理人  弁護士 大 口  昭 彦

第1 告発事実

1 被告発人は、2017年2月現在愛媛県今治市市長であり、同市のなす行政行為について、全般的かつ最終的権限と責任を負っている者であって、その職責からして、憲法15条1項・地方自治法第1条・第1条の2等の趣旨に則り、今治市から委託を受けた者として、市の所有資産の管理運用については、これを適正に行うべき職責を負っていた者であるが、この職責に背き、

⑴ 学校法人加計学園(岡山県岡山市北区理大町1-1)が今治市内に開設を計画しているところの、獣医学部を内容とする「岡山理科大今治キャンパス」の計画が、例えば獣医需要についての将来予測その他の重要な点に於いて極めて杜撰であって、その健全な維持運営が深刻に危ぶまれており、そもそもの文部科学省の設立認可が得られる見通しさえ全く不分明であったにもかかわらず、これらについて、今治市の資産の適正な管理運用を受託した地位にある者でありながら、学校法人加計学園に利益を図る目的から、上記需要予測等についてなすべき、しかるべき厳密な調査をも敢えて十分に行わないままに、2017年2月13日、学校法人加計学園との間に於いて、「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定」を締結した上で、同日更にこれに基づき「解除条件付土地無償譲渡契約」を締結し、今治市が所有する下記

《 所 在 》 《地目》 《 地積(㎡)》

① 今治市いこいの丘1番3 宅地 32,95501

② 今治市いこいの丘1番4 宅地 10,99065

③ 今治市いこいの丘1番5 宅地 7,03372

④ 今治市いこいの丘1番6 宅地 10,26350

⑤ 今治市いこいの丘1番7 宅地 11,21423

⑥ 今治市いこいの丘2番  宅地 63,13759

⑦ 今治市いこいの丘4番1 宅地 48392

⑧ 今治市いこいの丘4番2 宅地 32,18307

168,26207

の土地を同学園に無償譲渡し、これら土地の時価相当額(約37億円)の損害を、今治市に与えた

⑵ 更に、学校法人加計学園が今治市に提出した今治キャンパス開設計画の記載は杜撰誇大であって、例えば、大学施設の建設費用が148億1,587円とされているが、計画による建物の総床面積は10,039坪とされているから、建築単価は坪当たり147・57万円に相当するところ、計画書記載の内容を精査するならば、実態は多く見積もってさえ精々坪当たり100万円程度であり、甚だしい水増しのなされていることが分明であるにもかかわらず、学校法人加計学園の利益を図る目的から、厳密な精査を敢えて十分になさないままに、前記「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定」に基づき、2017年3月3日、「大学立地事業補助金」として、学校法人加計学園の申告した大学設置経費である192億円の2分の1に当たる、96億円を限度額にして、これを平成28年度から平成31年度までの複数年度に分割して交付することを決定し、これを同学園との間で約定し、以て同金額の損害を今治市に与えたものである。

   【罪名・罰条】 背任罪 背任罪

          罰 条 刑法第247条

第2 本件犯罪行為に至る経過等

 1 事案の概要と経過、問題点

⑴ 今治市は、学校法人加計学園(以下「加計学園」)と「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定」(以下「本件協定」)を2017年2月13日に締結した。

更に、この協定に基づき、「解除条件付土地無償譲渡契約書」(以下「本件契約」)を締結し、価額約37億円相当の市有地16.8ha を同学園に無償譲渡し提供した。

    そして更に、本件協定に基づき、「大学立地事業補助金」として、加計学園の言う大学設置経費192億円の内2分の1に当たる96億円を限度額として、複数年度に分割して交付することを決定し、加計学園と約定した。

(① 被告発人は、加計学園側からの計画を丸呑みにして、最大限の便宜を図って来ているのであるが、そこには、次のような問題の存在が指摘されている。

② まず第1に、建築費の水増し疑惑の問題がある。それは、補助金を詐取しようとしているのではないか・・・と疑われるほどである。

一級建築士であり、建築エコノミストとして、多くの公共建築について建築士の立場から鋭い批判を行ってきている森山高至氏は、本件建築について、設計図面などを分析した結果、次のように指摘しておられる。

ア 本件建築の仕様としては、「鉄骨造、壁は6cmの成形コンクリート板、床は配線・配管などの底上げなしのコンクリート打ち、室内壁・天井は石膏ボードにビニールクロス」等であって、何一つ高価なものはない。これでは、坪単価で70万円から、高く見積もっても100万円くらいであろう。とても150万円もするとは考えられない。

実際に、同様の仕様であるイオンモールなどの商業施設では、

下手をすると、坪単価45万円ぐらいで業者は受注することもあるほどである。

イ 実際、加計学園から今治市建築指導課に出された資料によってさえ、坪単価は、88万1600円と算定されている。

ウ しかるに、加計学園が文科省に提出した資料によれば、坪単価

は147万円強だとされている。

③ まさに倍近い費用額がまかり通っているのであるが、しかし被告発人・今治市は、この点を追及して補助金申請を正確な数字に訂正させるということもなく、これをそのまま前提にして、甚だ鷹揚にも、96億円を補助することを決めたのである。

 これは明らかに、加計学園の補助金についての詐欺行為である。

これに対して、加計学園の便宜を図るという立場から、その言いなりになって敢えて追及もせず、市の金庫から96億円を加計学園に

注入してやるというのは、市・市民に対する背任行為以外の何ものでもないことが明らかである。

⑵ 以上のとおりなのであるが、今これを前提するとして更に検討するならば、次のような問題も存している。

    すなわち、この96億円のうち約32億円については、愛媛県からの補助が前提にされている。しかし、この金額については愛媛県では既定でも何でもなく、県議会に於いてこれが承認されるという見通しは何らない。そうすると最悪の場合、(それ以外の部分である64億円についても、真に裏付けがあるのか甚だ疑問であるが、今は仮にこの点は措いたとしても)今治市は、全く財政的裏付けのない32億円について、加計学園に補助する義務のみが発生することとなる。

    また、仮に、愛媛県からの補助がない場合には、補助金額の見直しが両者の間でなされるということがあったとしても、しかしそのときは当然に、これを前提として見込んでいる学園の運営資金に巨額の欠損が出ることとなるのであるから、同学園の経営が破綻することは必至である。そうすると、すでになされた今治市からの莫大な補助金は、もちろん回収できる性格のものではなく、巨額の資金をどぶに捨てたと同然の結果になってしまうのであって、その影響は今治市にとっては致命的とさえなるであろう。

⑶ 加計学園は、無償提供を受けた土地に於いて、すでに学校施設の建設工事に入っている。

    しかしながら、同学園の獣医学部建設については、2017年1月20日の政府の国家戦略特別区域諮問会議で区画計画を認定されてはいるものの、それを受けて同年3月になされた学園による設置の認可申請に対しては、その後、安倍首相と加計学園との間の甚だしく不明朗な癒着関係・利権誘導問題、首相説明の虚偽、文科省行政への不当な圧力・獣医学部開設計画の杜撰さ等が明らかになり、これらに対する厳しい世論が湧き起こるに至った。

    その結果、認可権限を有する文科省が本大学開設の可否当否について諮問していた大学設置・学校法人審議会(設置審)の結論が、8月9日の時点で「保留」とされる事態となった。以降、ここで問題視された諸点が本来的に解決される可能性は、何ら示されてはいない。

⑷ そもそも、獣医学部の新設については、文科大臣告示によって、原則として「医師等国民の命に関わる分野については大学新設を認めない」とされてきた。これになおふまえたうえで、例外の基準として2015年6月30日の閣議で決定されたのがいわゆる「閣議(石破)4原則」である。すなわち、これによれば、

   ① 既存の獣医師養成ではない構想

   ② ライフサイエンス(生命科学)などの新たに対応すべき分野で具体的な需要

   ③ 既存の大学・学部では対応困難

   ④ 獣医師の需要動向も考慮

がそれである。しかして、これまで、文科省はこれらを厳しく適用して、獣医学部の新設を認めてこなかった。

⑸ ところが、加計学園の理事長加計晃太郎氏とアメリカ留学時代からの「腹心の友」であるなどと自称する安倍首相は近時も、同理事長と多数回会食・ゴルフを重ねるなどしてきている関係にあるところ、国家戦略特区の選定のための審問会議に、16年10月4日(第24回)・11月9日(第25回)・17年1月20日(第27回)と3回も自ら出席するまでして、その際、

「実現に向けた議論を加速」するよう指示したり(第24回)、「私と一緒にドリルの役割を御願いしたい」(第25回)などと指示指導して、本件獣医学部新設を戦略特区の対象として認めさせた。

  そのうえで、更には、加計学園と身分上のつながりさえある萩生田光一副官房長官を通じて「これは官邸の最高レベルの意向だ」などとの強力な圧力を、文科省の高級官僚対してかけた。

  (この間、内閣府人事局による各省庁の人事に対する強力な介入によって、官僚の政府への従属性が強まってきていることが明らかになってきている。いわゆる「森友学園問題」に於いても、財務省が、「安倍首相のお友達」に対して通常はありえない破格の便宜を図ったことが問題となっている。この問題に関しては、財務省大阪財務局関係者に対して大阪地方検察庁によって、背任事件としての捜査が行われているところである。)

⑹ このように、<平成30年開学>ということを既定のゴールとして、遮二無二開設作業が推進されてきたのである。こうした安倍首相らの利権政治の流れにあっては、他の学校法人の場合には適用され認可申請が却下されてきていた、文科大臣告示・上記4条件についての、冷厳な調査と分析などは行われないままに、一挙に「認可・開学へ」との路線が、権力主義的に突き進められたのであった。(まことに、「文科省の行政が歪められた」と、前文科省当局者が述懐したほどの事態であった。)

  被告発人は、この利権・利益誘導政策の流れに乗ろうとして、首長として音頭をとった。その結果、今治市は前のめりになって、学園に対してあらゆる便宜を図ってきていたのである。

⑺ こうして、本件当時は、<加計学園の獣医学部開設は既定の事実である>かのような事態が存在していたのであった。

  しかし、そのような利権・利益誘導構造が厳しく批判されるに及んで、当然ながらこの計画は、完全に立ち往生するに至っているのである。

  けだしそれは、<特区・腹心の友への便宜>ゆえに、<認可ありき>という前提から全てが開始され経過してきている為に、<閣議(石破)4条件>

を真摯にクリアしようとの姿勢・態度が、加計学園には全くなく、極めて

お粗末な計画によって、ことが進められてきていたからである。そのことが改めて今、問題になってきているのである。

 例えば上記4条件のうち、①~③についても多くの問題点が専門家によって指摘されているのであるが、とりわけ問題であるのが④である。

(ここでは①~③については詳論は避け、具体的な指摘は資料に譲ることとするが、その一部を摘記すると、以下のとおりである。

ア 本件学校施設では、先端ライフサイセンスの研究などまるで

       出来ない「お粗末」な設計である(例えば、受精卵などを保管するために必須である液体窒素のスペーズが確認できない。超低温冷蔵庫の設置場所も確認できないこと等々)。

イ お粗末で手抜きのBSL3の実験設備の仕様のため、危険なバイオハザードが100%起きるであろう事が深刻に危惧される。

このような仕様は、素人の設計によるものである。

ウ 鳥インフルエンザ対策が何らなされていない、チャチな施設である。

エ 家畜感染症対策が、まるでなされていない杜撰な設計である。

オ そもそも壁の薄い安普請であり、しかも7階建てであるために

耐震性に問題がある。

カ 「先端研究」どころか獣医学部の教育・研究の実際を無視した、使用不能の杜撰な設計である(例えば、SPE清浄動物と感染動物死体部屋の空気が、同じ狭い廊下を通過する構造となっている。SPEの前の廊下に「前室」などと記載されているが、これは虚偽である。

 要するに、この設計は、「動物実験」「感染防御」ということが全く解っていない素人が、図面に適当にエリアの名前を書き込んだものとしか言えない、でたらめな代物である。

キ なお、本来の研究・教育施設に関しては、上記のとおりの重大な手抜き・真摯さを欠如した欠陥計画であるが、しかるに一方では「ワインセラー」などという不可解なパーティー施設が計画されており、本件計画の性格を示す一端となっている。このようなものにまで、市の補助金が投下されようとしているのである。)

  加計学園の計画のこうした、真摯さの欠如・杜撰さを、被告発人らが敢えて見ぬふりをして放置しているのであるが、これは、バイオハザード等、今治市の地域社会にも大きな災厄・住民の被害を招きかねない深刻な問題である。

      被告発人のこにような故意的看過行為は「住民福祉」という地方自治制度の重要な目的(地方自治法第1条の2第1項)にも反する違法行為である。

 なぜこのような違法が行われているのか。

 それは、「とにかく加計学園のために便宜を図る」という、加計学園今治キャンパス問題に於ける被告発人の基本姿勢がしからしめているのである。

 そして、この基本姿勢こそが、本件における「加計学園の利益を図る」という、背任行為の根本的な動機を駆動しているものであるのである。)

⑻ ところで、この4条件のうちの④の問題については現在、獣医師の過剰・需要の減退傾向・今後更に減退するであろう予測がなされているのである。 これは客観的な事実であって、これを恣意的に変更することは不可能である。したがって、そのクリアのための解決策は不可能である。

⑼ こうして、認可は当然・既定の事実とばかりに、自治体の資産の運用に当たっては当然に行われるべき冷徹な調査と分析も行われることなく、本件の如き、なりふり構わないような前のめりの行政行為が推進されてきたのであったが、しかし、その全てが無になってしまうところの、<認可されない>という事態の可能性が、現実のものとなってきているのである。

 ⑽ しかし、そもそもこれら問題性・事態は、告発人らがかねてより指摘し、批判し続けてきたところである。こうして、加計学園今治キャンパスが設置され、適切に運営される確実な見通しは全く無くなったと言うべき事態となるに至っているのである。

2 結 語

以上、被告発人の本件行為は、今治市・市民に対する重大な背信・背任行為であって、その結果は深刻である。

    捜査の上直ちに、しかるべき厳正な処分をとって頂きたい。

第3 添付資料

1 「国家戦略特区の制度を活用した取組の進捗状況について」

                            今治市企画財政部

2 「平成29年2月 議員協議会資料」  同   上

3 「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書」

4 「解除条件付土地無償譲渡契約書」

5 「平成29年3月3日今治市議会 会議録(質疑)速報」

6 「17年03月03日:平成29年第2回定例会(第1日) 本文」

7 「今治市大学立地事業費補助金交付決定通知書」

8 「債務負担行為調書」」

9 「(仮称)岡山理科大学 獣医学部 今治キャンパス

         新築工事及び周辺工事  獣医学部棟」  株式会社SID創研

 株式会社大建設計

11「第7表ー2 着工建築物

           :市町村別、用途別(床面積の合計)」

12「加計学園の建築図面に関するコメント」

                     今治加計獣医学部問題を考える会

13「住民監査請求に関する 陳述書」 同         上

14 東京新聞記事「検証 『加計疑惑』」(2017・9・17~21)

告  発  人  目  録

〒  ***************************

    *****************

〒  ****************************

    *****************

9月23日、今治のデモに山本太郎来ます!

9月23日今治デモに山本太郎来ます!

森友問題追及中の豊中市議、
木村真も参戦。
12時~ しまなみアースランド駐車場集合
加計学園工事現場前までデモ
■12時の場所ご案内
しまなみアースランド駐車場
16時30分~ 市役所付近集合デモ
※こちらのデモには山本太郎は参加できません。
演者:木村真、浅野健一、黒川敦彦、他
■16:30の場所ご案内
今治市市役所
18時~ 今治市中央公民館 集会
演者:木村真、浅野健一、黒川敦彦、他
■18時の場所のご案内
今治市中央公民館
全国から市民運動のキーパーソンたちが、
今治に集結しつつあります!
加計隠し解散にさせないためにも、
是非とも今治に来てやってください!!

 

■遠方からの参加者にカンパを!■
東京、名古屋からはマイクロバスが出ます。
主催をしてくださってる田中正道さん、松原みさこさんが、
もしかしたら赤字になるかも知れません!
遠方からの参加者のお茶代や弁当代ぐらい、
出して差し上げたいです。
行けないからカンパするよ!という方、
こちらにお願いします!
=============
ゆうちょ銀行 六一八支店
普通 0865969
クロカワ アツヒコ
16150-08659691
(郵便局間の振り込みの場合)
=============

今治市長を告訴

証拠資料と訴状のPDFはこちらにありますhttps://goo.gl/a8CfZa

訴    状

学校法人に対する不当利得返還及び補助金差し止め請求事件(住民訴訟)

 松山地方裁判所 御中

2017年9月6日

            原 告 

愛媛県今治市末広町4-3-6

今治加計獣医学部問題を考える会

代表者 共同代表 黒川 敦彦

同   共同代表 武田 宙大

            被 告 

愛媛県今治市別宮町一丁目4番地1

 今治市長 菅 良二

訴訟物の価格 算定不能

貼用印紙代 13,000円

予納郵券代  5,100円

請求の趣旨

1 被告は学校法人加計学園に対し、不当利得36億7500万円および平成28年12月27日から支払い済みまで年5分の割合の金員を支払うよう請求せよ。

 (予備的主張)

 被告は菅良二に対し、損害賠償36億7500万円および平成28年12月27日から支払い済みまで年5分の割合の金員を支払うよう請求せよ。

2 被告は、「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書」に基づく学校法人加計学園に対する補助金の支出をしてはならない。

3 訴訟費用は被告の負担とする

との判決を求める。

請求の理由

1 当事者

 

 原告は今治市住民から構成される権利能力なき社団である。

 被告は今治市長である。

 相手方「学校法人加計学園」は今治市内で大学建設計画を進める学校法人である。

(土地無償譲渡について)

1 事実経緯

 平成28年12月27日、被告は今治市土地開発公社より、別紙物件の表示記載の不動産を23億2993万6000円で購入した。

 これらの土地は、今治市の資産としては同土地のために保有していた特別会計予算分をあわせ36億7500万円の評価額となっている。(甲3)

 平成29年2月13日、被告は学校法人加計学園(以下乙とする)岡山理科大学獣医学部新設を今治市に行うため「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書」(甲4)及び、被告が購入した土地を乙の獣医学部のキャンパス用地として寄附し、無償譲渡するため「解除条件付土地無償譲渡契約書」(甲5)を締結した。

 平成29年3月3日、今治市議会はこれらの契約を承認し、同日、被告が購入した土地は乙に無償譲渡された。(甲6)

 地方自治法232条の2は「普通公共団体は、その公益上必要がある場合においては、寄附又は補助をすることができる」と定めている。一方で裁量権の濫用・逸脱がある場合は違法となる。本件土地無償譲渡の目的とされる岡山理科大学獣医学部の新設事業は今治市にとっての公益性はなく、本来学校法人加計学園の自己責任で行うべきものである。また被告と加計学園との協定および今治市議会による協定締結の承認も違法及び無効であることから、土地の無償譲渡は、被告の裁量権濫用または逸脱による違法な財産の譲渡である。

 本件土地の譲渡時点での評価額36億7500万円である(甲。これは加計学園の不当利得にあたる。被告は加計学園に対して36億75000万円の不当利得返還請求権を行使する義務がある。

 (予備的主張)

 被告が加計学園に対して36億7500万円の不当利得返還請求権を行使しない場合、同額の損害を今治市は受けたことになる。よって、被告は今治市長の地位にあった市職員菅良二に対して36億7500万円の損害賠償を請求する義務がある。

(補助金について) 

 平成29年2月13日、被告は学校法人加計学園(以下とする)岡山理科大学獣医学部新設を今治市に行うため「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書」を締結した。(甲4)

 平成29年3月3日、今治市議会はこれらの契約を承認した。

 平成29年3月31日、乙は被告に「平成28年度~平成31年度 今治市大学立地事業費補助金交付申請書」にて補助金交付の申請をした。(甲7)そして、同日、被告補助金を支給するための「今治市大学立地事業費補助金交付決定通知書」を乙に発行した(甲8)。

  地方自治法232条の2は「普通公共団体は、その公益上必要がある場合においては、寄附又は補助をすることができる」と定めている。一方で裁量権の濫用・逸脱がある場合は違法となる。本件土地無償譲渡の目的とされる岡山理科大学獣医学部の新設事業は今治市にとっての公益性はなく、本来学校法人加計学園の自己責任で行うべきものである。被告と加計学園との協定および今治市議会による協定締結の承認は無効であり、補助金支給は、裁量権の濫用または逸脱による違法な財産の譲渡である。違法な公金支出がなされる恐れがあるため、被告は加計学園に対する補助金の支給を差し止める義務を負う。

 

 監査請求前置について

第1 原告は2017年6月12日、今治市監査委員に対して、

〈 今治市における加計学園の獣医学部建設に関し、今治市が、加計学園と締結した「岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書」に基づく、同学園への補助金と「解除条件付土地無償譲渡契約書」による同学園への市有地の無償提供の差し止めを地方自治法第242条第1項に基づき、別途資料添え、求める。なお今治市は、この件で発生した今治市の損害を菅良二今治市長に請求することを同時に求める。〉

 という内容で住民監査請求を行った(甲1)。

 これに対し今治市監査委員は、同年8月10日、「学校法人に対する補助金の交付決定及び譲渡契約書による市有地の無償譲渡については、法令等に基づいて適性に行われたものであり、違法若しくは不当なものではなく、また、市への損害発生についても認められず、補助金及び市有地の無償譲渡の差し止め、並びに今治市長への損害賠償を求める請求については理由がないものとして棄却する。」という理由で請求を棄却し同日原告に通知した。(甲2)

 この監査結果は違法であるから地方自治法242条の2の規定に基づき本訴訟を提起する。

証拠方法

 甲1号証 住民監査請求書

 甲2号証 住民監査請求結果

 甲第3号証 新都市第2地区高等教育施設用地の買戻しに係る予算について

 甲第4号証 岡山理科大学今治キャンパスに関する基本協定書

 甲第5号証 解除条件付土地無償譲渡契約書

 甲第6号証 財産の無償譲渡について

 甲第7号証 平成28年度~平成31年度 今治市大学立地事業費補助金交付申請書

 甲第8号証 今治市大学立地事業費補助金交付決定通知書

■最新情報はツイッターで流してます。フォローお願いします。https://goo.gl/VC3Zug

 

図面の公開と声明文

20178232200

私、黒川敦彦は加計学園の建築図面について本日全面公開いたします。A3PDF形式で52枚あります。

「石破4条件」「総理のご意向」「行政がゆがめられた」国会での議論は何を聞いても、記憶にない、記録にない、公開できない。ほとんどの国民が安倍政権に対して不信感を募らせ続けはや数ヶ月が経ちましたが、結局問題が解決する兆しはありません。時間と共にこのままでは加計問題はうやむやにされて、利権にぬくぬくする安倍総理やそのお友だちはまた同じようなことを繰り返すのではないかと強い不安を覚えます。

今の日本では、国民の多くが生活に苦しみ将来に対して強い不安を感じています。特に若い世代の所得低下はひどくて生活苦から結婚できない、結婚しても子どもを育てて行く自信がないと、少子高齢化が大問題な日本で、子どもたちを生み育てる世代の疲弊はすさまじいものがあります。

私には若い世代の努力が足りないとは到底思えず、彼、彼女らは一生懸命生きているのに明るい未来を思い描くことができなくなってしまっています。

努力した人が報われないような国に未来はあるでしょうか?一部の人たちだけがぬくぬくとし多くの国民を切り捨てて行くような国で良いでしょうか?

何より加計問題はただ総理がお友だちのために便宜を図ったというような生易しいものではないんです。加計問題は安倍総理と加計孝太郎らによる平成最大の贈収賄疑獄であると主張します。

今回の図面とその関連文書の発表によって私、黒川敦彦は以下の2点を主張します。

  1. 加計学園の建築費は水増しされており約50億円近い補助金詐欺が疑われ、もちろんそれに安倍総理大臣も関与している。
  2. ライフサイエンスの専門家に意見を求めた結果、現在建築中の施設は素人が設計したようにしか見えず高度なウイルス研究を行うために十分な機能を有していない。これはバイオセーフティ偽装でありこのままでは100%バイオハザードが起きる。

補助金詐欺は犯罪です。また、バイオセーフティ偽装も人の命にかかわる重大なことです。何を聞いても記憶にない、記録にない、公開できない、と言ってきた安倍政権と加計学園は国民をだまし浅はかな考えで加計学園の認可を進めてきた結果、加計学園の獣医学部は国家戦略に見合う世界最先端の建物とはほど遠くハリボテも良いところでましてやバイオハザードが100%起こるとまで専門家に指摘されるような始末です。

これが一国の総理大臣のする仕事でしょうか?そんな国のために国民が一生懸命頑張ろうと思うでしょうか?

加計問題がうやむやにされるということは、一部の人たちが利権にぬくぬくし多くの国民を切り捨てていく社会の風潮がますます加速していくということです。

当初、私たちはマスコミと連携することで、悪の巣窟と戦っていこうと考えていました。だから、自分たちが汗を流し自腹を切って集めた情報をまずNHKのクローズアップ現代に渡しました。723日です。当初、クロ現は私たちが責任をもってお盆明けには報道するから他の報道会社には渡さないでほしいと言い3週間が過ぎました。


しかしお盆が明けても、私たちが今治市民16万人の思いを込めた、あの設計図を表に出そうとしない。補助金詐欺の決定的証拠は超特大級のスクープであるにもかかわらずです。「設計図の出処を明らかにしろ。偽物だったらどうする。部長のクビが飛ぶ、局長判断だ」とか言い始めました。

私はクロ現は官邸からの圧力に屈したのではないかと邪推しています。某国営放送の弱者の立場に立つことが売り物の社会派番組が国家の最高権力者に忖度して出した結論、それが大スープのお蔵入りでした。もし、この物言いが穏やかでないというなら、こう表現します。大手のサラリーマンジャーナリストたちは総理に忖度して設計図をお蔵入りにした、と。

私、黒川敦彦は、今治市に生まれ、今治西校、大阪大学工学部卒、で大阪と東京でハイテク系のベンチャー企業の経営とベンチャー企業向けの投資コンサルティングの仕事していましたが、リーマンショックによる金融業界の大転換に思うところがあり6年半前にふるさとの今治市に帰りました。

昨年の11月に今治に獣医大学が出来るという計画を見せてもらい愕然としました。獣医大学が来たら学生が若者がたくさん来て町が元気になる、ライフサイエンスで地域おこしをする、と書いていました。私は、大阪大学の研究員をしていたこともあり、大阪大学と大阪府が総力をあげて取り組んだライフサイエンスパーク構想の中核におりました。大阪大学が総力をあげて取り組んだ地域おこしの構想は多額の資金を使った結果、全く産業振興にはつながりませんでした。

今治市にライフサイエンスをわかる人はほとんどいません。獣医大学の学生は卒業したら今治から出て行ってしまい、ほとんど地域貢献はしないと思われます。そんな大学設置計画に、今治市は、1327500万円を拠出すると決めてしまいました。私は、今治に返り今は市議会議員である妻と一緒に地域で政治活動を行う過程でふるさとである地元の地域をくまなく歩き、ご縁のある人たちから励まされ、本当に幸せな時間を過ごしました。それと同時に、生活保護で老後を暮らしながら本当に生きることに不安を覚えてらっしゃる方、ご商売をされながらこの今治の中心地に子どもたちがどんどんいなくなるのを本当につらく思っている方、そういう方々を数多く見てきました。

132億7500万円あったらどれだけの今治市民を救えるでしょうか?外から何かを誘致する前に住民優先で政治を考えるべきではないでしょうか?そのような思いから加計学園問題について考える市民運動を主催してきました。

内部告発により提供された図面を入手し公開しようと準備を始めると、某政党の議員さんから黒川さんのことを公安が調べてたから気をつけて、とか、後ろから透明な液体をかけられないように気をつけて、とか、本当に心配してくれていろいろなアドバイスをいただきました。

ただ、実際、後ろから飛んでくる透明な液体を完全によけきることは非常に困難だし、隠れて詐欺を働こうとしている加計孝太郎と安倍総理の悪事を告発しようとしているのに、なぜ正しいこっちが殺されないといけないのか?全く意味が分からず、もうここまで来たら最大目立って殺せなくなるのが安全だろうとここ一か月特にツイッターに力を入れて情報を拡散してきました。

マスコミが報じないなら自分自身でこじ開ける。

本日、823日一部のマスコミは、この図面問題を報じてくれると聞いています。ただ、それと同時に首相官邸はすでに相当な圧力をマスコミにかけ始めています。これからこの図面問題が加計孝太郎と安倍総理にとってとどめになるのか、うやむやにされるのかは、マスコミ各社の動向ではなく、国民一人一人の手にゆだねられています。

黒川敦彦は私、個人の全責任置いて、加計学園今治獣医学部の設計図をネットにおいて全面公開します。

今回の図面公開およびそれに伴う活動は、どのような妨害を権力者から受けるか全く想像できません。何らかの理由をつけて逮捕される可能性、場合によっては殺される可能性もないとは言えないと判断しました。私、黒川敦彦は図面の公開に伴う活動を、私が属するいくつかの組織の活動とは切り離し、私個人が全責任を負う形で実行しようと思います。

82322時、9125人の方々が私のツイッターを、4514人の方々が私のフェイスブックをフォローしてくれています。そして、フォロアーの数は毎日、数百人単位で増えている。

しかし、これは私個人の発言力が増したということではありません。

なぜなら、フォロアーは誰かを受動的にフォローする人ではないからです。フォロアーは情報受信者であるとと同時に発信者であり、発信者と受信者は入れ替わりながら発信力を拡大していく。

私の発信力拡大はみなさんの発信力拡大であり、発言や主張を交換しながらともに拡大していくのです。

そう、マスコミから一方的に情報を受け取る時代は終わりです。私たち一人一人はマスメディアに頼ることなく、自己責任で情報を入手し、判断し、自己責任で発信していくことができるのです。

今、勇気を出して立ち上がるとき。

今、私たちは私たちの力で腐り切った利権屋もを叩き潰すことができるし、その先にいる総理を最高権力の座から引きずり下ろすこともできる。

ヨーロッパや中東の革命はすべてがネット発でした。人々のつぶやきが巨大な権力を叩き潰したのです。言葉が世界を変える。私はそう信じています。

私がこの加計問題を追いかけてきて、とにかく思うことは、何から何までデタラメだということです。

皆が皆、総理大臣になれるわけじゃないし、ならなくて良いと思います。ただ、気に入らない総理大臣のクビをすげ変えることは可能です。気に入る総理大臣が出るまで、何度でも何度でもそれを繰り返せば良いんです。

この図面とその関係文書の発表で、加計孝太郎と安倍総理の補助金詐欺とデタラメな研究施設の問題は立証することができます。安倍総理たちがやって来たことは到底許していいものではありません。きっちりと責任をとって辞めてもらうべきです。

最近人気の某氏の言葉を借りるなら「引きこもりは総理になることはできませんが、総理のクビを取ることはできます。ここで総理の首を取れたら末代までの家宝となるでしょう。

 

目指すは総理のクビひとつ。振り返らず、ただただ、駆け抜けましょう。

10月5日ごろ延期されている大学の設置審議会が再審査されるという情報を得ています。とにかくそれまでにこの図面戦争の火の手を大きくし、文部科学省に絶対に認めさせないことが何より大事です。今後1ヶ月で具体的には、

①建築単価の積算
ライフサイエンスの専門家の意見書の提出
加計孝太郎・安倍総理への1000人ぐらいからの告発状の提出
④イベントの開催
地元今治でのデモ

を行う予定です。仕掛けを作りながら、引き続き日々、情報発信していきます。とにかくネット上で引き続き一緒につぶやいて、この炎上をもっともっと一緒に広げて行ってほしいのです。

そのつぶやきたちが、マスメディアを引っ張ります。世論を作るのはメディアではなく、皆さん一人一人です。

最後に実は大変心苦しいお願いがございます。私、黒川敦彦、手弁当で2月から加計問題を追いかけてまいりましたが、出張等がかさみ、また、今後の告発等の活動を考えると手弁当では到底やっていけない状況になって来ました。

皆さまがそれぞれに公私ともに大変かと存じます。ご無理の大きすぎない範囲で1000円とかで構いませんのでカンパをお願いできませんでしょうか!

まあ仕方ない、応援してやるよという方、何卒、よろしくお願いいたします!必ず10月末まで、何とかさらに勢いを増して走り切ります!


カンパの振込先

ゆうちょ銀行 六一八支店

普通 0865969

クロカワ アツヒコ

16150-08659691

(郵便局間の振り込みの場合)


連絡先: 〒794-0038愛媛県今治市末広町4-3-12
TEL
: 090-9117-8523
e-mail
atsuhiko.kurokawa@gmail.com

■図面のダウンロード

①全文データ

②ダイジェスト

https://drive.google.com/open? id=0Bwn0gDRQzVfncEI1M2JkMnNGak E

■加計学園の建築図面に関するコメント

https://goo.gl/1kzkPp

■最新情報はツイッターで流してます。フォローお願いします。

https://goo.gl/VC3Zug

加計学園の建築図面に関するコメント

加計学園の建築図面に関するコメント

2017823日 今治加計獣医学部問題を考える会

共同代表 黒川敦彦

概要
当会としては後述のとおり加計学園の建築図面に関して、各種専門家の意見を聞くにあたり現在の計画で獣医学部の建築および学部の設置が進むことに強い危惧を覚える。その大きな理由は以下の通りである。①建築費の水増しとそれによる今治市からの補助金を詐取しようとしているのではないかという強い疑惑がある。②バイオセーフティ偽装、現在計画されている施設・設備は高度なウイルス研究を行うために十分な機能有しておらずバイオハザードのリスクがある。③獣医学研究棟の7階にはワインセラーが設置されたパーティルームが建設される予定であり、ワインセラーに関しても今治市に補助金請求がなされようとしている。

■①建築費の水増しに関して■

【論拠①】

建築エコノミスト、森山高至氏の指摘。

建築の仕様としては鉄骨造、壁は6cmの成形コンクリート版、床は配線・配管などの底上げなしのコンクリート打ち、室内壁・天井は石膏ボードにビニルクロス、何一つ高いものはなく倉庫に毛が生えたような建築仕様である。坪単価で70万円から、高くとも100万円でしょうね。とても150万円するとは思えない。イオンモールなどの商業施設は下手をすると坪45万ぐらいで建築業者は受注することもある。

【論拠②】

Estat>主要な統計から探す>建築着工統計調査>月次>20174月>3 用途別、構造別/建築物の数、床面積、工事費予定額>ファイル名:2904b003

7-2市区町村別、用途別(大分類)/床面積>ファイル名:2904b00702

建築棟7棟 30,28㎡ 800,813万円 → 坪単価881600
(今治市建築指導課にて、加計学園の情報であると確認済み。)

加計学園が建築指導課に提出した建築単価と、文科省提出資料にある坪単価150万円とでは、あまりにかい離した建築単価である。

■②バイオセーフティ偽装に関して■

【論拠①:国立研究所OBAさんの指摘】
国家戦略特区の石破4条件をクリアしたので新設するというが、実際の施設はそれをまるで満たしていない。「先端ライフサイエンス研究」など「到底無理」の施設内容である。

○先端ライフサイエンス研究などまるでできない「お粗末な」設計

・受精卵、凍結精子等を保存する液体窒素のスペース(換気が必須)が確認出来ない。また、超低温冷蔵庫の設置場所が確認出来ない。 

感染性を有するかもしれない廃液等(糞尿を含める)の処理法が確認出来ない。

小動物等の安楽死に使用されるCO2ガスの使用スペースが確認出来ず、CO2ガスを保管するスペースが不明。

・基本的な動物実験には、動物愛護を加味した動物の繁殖や飼育、殺処分という一貫した設備が必須だが、それが最初から設計にない。これでは、動物実験どころか、先端研究もまるで出来ない。

○お粗末で手抜きなBSL3実験設備の仕様のため、バイオハザードが100%起きる

  新設の加計学園の獣医学部ではトリインフルエンザや口蹄疫、BSEなどへの四国での水際対策をうたい、そのためウイルスを隔離検査できるということで人体に危険なウイルスを取り扱えるBSL3(バイオセーフティレベル3)の実験室を設置することになっている。ところが、加計学園が文部科学省に提出していた設計図面では、獣医学棟の5Fにワンランク下のBSL2実験設備を広い部屋として用意し、その一角にプレハブの簡素なBSL3実験室を設置する予定である。

  通常BSL3でウイルスが漏れた場合は、閉鎖の上、劇物のホルマリンなどで施設ごと殺菌消毒を行わなければならない。そのため、通常BSL3実験室は敷地で独立した建物にして隔離して建設するものである。ところが、獣医学部棟全体のどこにも、ウイルス実験で必要な法的規制を受ける、液体窒素の保管場所、毒劇物の保管場所、有機溶媒、等々の保管場所が確認出来なかった。また、解剖学・病理学が組織標本作製に使用する、「ホルマリン」、「有機溶媒」の作業場所も確認出来なかった。これでは、解剖実習、病理研究などがまともに出来ない

 加計学園の設計ではBSL3と同居するBSL2のフロア全体も封鎖・殺菌消毒をしなければならないので、ウイルスが漏れた場合、封鎖範囲が通常のBSL3よりはるかに広くなり、感染事故の拡大が防げない。 しかも、BSL3実験室が教職員の研究室が並ぶ、廊下のそばに置かれており、日常的に常駐する教職員や学生の感染を防げない。

 さらに、ビルの5Fにそのような実験室を配置すると、ウイルスが漏れた場合、容易に階下の学生や教職員に感染した空気や廃液が流れ落ち、甚大な感染を引き起こすことになる。 これは、高度なウイルスなどの研究や実験に必要な設備を最初から考慮していないというひどい内容であり、獣医学研究に無知な、政治家や役人をだまして高額な予算を獲得するための「はりぼて」として、設計されたということである。

○トリインフルエンザ対策がまるでできない、チャチな設備

  トリインフルエンザのウイルス研究をするのであれば、BSL2やBSL3の実験室にウイルスを感染させたニワトリの受精卵を培養する設備(転卵孵卵器)が必要であるが、それが、加計学園が文科省に提出した設計にはない。獣医学部棟1階ではニワトリの飼育及びふ化スペース(セッター、ハッチャー)、受精卵の培養スペース、ウイルスを感染させた鶏の飼育スペースが確認出来ない。また、獣医学部棟1階でも高病原性鳥インフルエンザの検査、診断、実験、研究の実施に必要なP3実験室が確認出来ない。結局、最初から高病原性鳥インフルエンザの検査、診断、実験、研究の実施が不可能な設計となっている。 

○家畜感染症対策がまるでされていない、ずさんな設計

  外部や内部からのウイルスの移動、侵入を防ぐため必須の車両消毒装置の設置がない。洗い場・準備室:実習、実験、研究用機材の洗浄、滅菌作業の準備場所整備が不明である。ウイルスの消毒滅菌を行うオートクレブは、BSE専用のものが求められるのに、プリオン対応(130)か、プリオン非対応(120)か、不明であり、必要な検査や実験が出来ない

  このような重要な部分が検討されず、図面にも見当たらないことから専門家から見ても「バーチャルな獣医学教育、研究環境」であり、ウイルスによる国家防疫や、四国ゾーン防疫などには到底、役に立たないことは明らかである。

■まとめ

加計学園は、先端ライフサイエンス研究や、四国地域の人獣共通感染症の防御などをうたって国家戦略特区の4原則を通過させるために「架空」の実験設備計画で獣医学部新設を認めさせた。実際は、莫大な費用がかかるため、手抜きの設計によってコストを安く浮かせ、差額分を横領する意図が見え見えである。

【論拠②:国立研究所 動物実験施設管理の専門家・Bさんの意見】

○建物全体について

 「壁が薄い安無精な設計」で、しかも7F建となっているため、耐震面で問題がある。動物やBSL3設備の安全性が確保されていない。

○獣医学部の教育・研究に使用できないずさんな設計

獣医学部棟の1Fに、動物飼育室をつくるが、各エリアとも狭い。

これでは、遺伝子組み換えマウスを作れるようなスペースになっておらず、「先端研究」どころか「標準的な実験」もまともにできない。ウイルスに汚染される、使用済みケージ、SPF清浄動物、感染動物死体部屋の空気が、同じ狭い廊下を通過する構造となっている。これでレベル3のウイルスを取り扱ったら簡単にバイオハザードがおきる。

SPF(Specific Pathogen Free)とは、発育に悪い影響をおよぼす特定の病気に 感染していない、健康で清浄な動物のこと。

SPFの前の廊下に「前室」とあるがコレ自体が「インチキ」。ウイルスを外と遮断するため、各部屋に入ってから前室があり、そこで着替えやサンダルの履き替えをするはず。でなければ、一か所で感染があれば、全室で動物をすべて殺処分し滅菌しなければならなくなるからである。こんなSPFでは、微生物学的清浄度はあっという間に保てなくなる。洗浄室が1か所しかなく、しかも検疫や感染エリアから遠い!

 これでは、どうやってクリーンやSPFのケージと、検疫や感染エリアのケージを滅菌し搬出できるのか?「まったく」動物実験をわかっていない人が、図面に適当にエリアの名前を書きこんだとしか思えない。

これだけ飼育室があり、外にも中動物飼育エリアがあれば、1階の廊下などは糞尿などで「相当臭くなる」上の方の階の、学生との動線との関係はどうなるのか?

○素人が設計したBSL3設備

 P3実験室が1つだけあるが、非常に小さい。研究に必須な冷凍庫やDeep freezer(超低温の冷蔵庫)やインキュベーターをおくスペースが見当たらない。液体窒素保管庫もない。これでは、獣医学部としてのバイオの研究ができない。

ガス管や給排気用の配管はこれではわかりませんが・・・また1Fの感染ルームとの間の「動物の検体や精製ウイルスの運搬」は、普通別にしてウイルス感染を防ぐのが当たり前だが、普通のエレベーターを使用するというのが、おかしい。

○感染防御が、まるでわかっていない人間が設計している

 多分、当初はBSL3を稼動せず、無難な実験や実習にとどめるつもりだが、この設計だと将来ABSL3用に改良して使うということは、無理である。今回の設計時点で、きちんとしていなければ、この施設は未来も「先端研究やトリインフルエンザ対策などにマトモに使えない」ことが明らかである。

もっときちんと設計していればずっと多くのお金がかかるところ、この道の専門家が見たら、一発でバレる「インチキ設計」がたくさんある。建築コストをケチって普通の住宅やオフィス程度に作っていることがバレバレである。そうすればお金が余って着服することもできるからだ。

■③ワインセラー設置に関して■

通常1000人程度の規模の大学においてワインセラーを完備するパーティルームを設置する事例は例がない。学生本位の大学ではなく、理事長本位の大学であるように見受けられる。まさに加計学園問題において報道で揶揄されてきた安倍総理と加計孝太郎理事長の男たちの悪巧みがワインに始まりワインに終わろうとしているのではないかと、住民感情としても到底承服できない。

■カンパのおねがい

最後に実は大変心苦しいお願いがございます。私、黒川敦彦、手弁当で2月から加計問題を追いかけてまいりましたが、出張等がかさみ、また、今後の告発等の活動を考えると手弁当では到底やっていけない状況になって来ました。

皆さまがそれぞれに公私ともに大変かと存じます。ご無理の大きすぎない範囲で1000円とかで構いませんのでカンパをお願いできませんでしょうか!

まあ仕方ない、応援してやるよという方、何卒、よろしくお願いいたします!必ず10月末まで、何とかさらに勢いを増して走り切ります!

関わられている運動・選挙においても、カンパカンパで限界に近いとは思いますが、

そういえば、カンパしようと思っていたけど、

できてなかったとか、

あと1000円ぐらいなら良いよとか、

思っていただける方がいらっしゃったら、

でんわ勝手連へのカンパにご協力いただけましたら幸いです!

■カンパの振込先

ゆうちょ銀行 六一八支店

普通 0865969

クロカワ アツヒコ

16150-08659691

(郵便局間の振り込みの場合)

連絡先: 〒794-0038愛媛県今治市末広町4-3-12
TEL: 090-9117-8523
e-mail: atsuhiko.kurokawa@gmail.com

■最新情報はツイッターで流してます。フォローお願いします。

https://goo.gl/VC3Zug

8月19日(土)今治市民会館に寺脇研さんがやってくる!

8月19日(土)13:00から、今治市民会館で寺脇研さんがやってきて、講演します!テレビのワイドショーでおなじみで、元文科省の審議官もつとめられて、教育行政に精通されています。加計問題について、今治だけのスペシャルなお話伺えます!ぜひ、お越しください。