プロフィール記事は大事だ。
ブログにおける『名刺』と言い換えても良い。
書き手にとっては「まず初めに読者に読んで欲しい記事」と思い、ブログの目立つ位置にリンクを置く事もあるだろう。
ただ力を入れて書いても、読者には100%伝わるとは限らない。
特にプロフィール記事は、丁寧に読んでもらえない事も多いと思うのだ。
じゃあ、きちんと読まれもしないプロフィール記事なんて、書くべきではないか。
もちろんそんな事はない。
コツを押さえて書けば、プロフィールで読者を強く惹き付ける事ができるだろう。
ブロガーにとって、何より強力な名刺になるはずだ。
そこで今回はプロフィール記事を書くためのコツを話していきたい。
プロフィール記事の書き方は人それぞれだと思うので、あくまで僕の一意見としてベースの部分を伝えたいと思う。
「プロフィールをどう書いたら良いか分からない…」と悩むブログ初心者の方の参考になれば幸いだ。
ちなみに僕が自分のプロフィールとして使っている記事は、『僕が3年9か月勤めた三菱東京UFJ銀行を辞めるまで』だ。
最初に見てもらった方が、本文の話がスッと入ると思うのでまずは読んでもらえればと思う。
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1. プロフィール記事の書き方のコツ
① 生い立ちからだらだら書かない
「生まれは●●で~、高校は▼▼のあたりで~」
生い立ちから書いているブロガーの方は、僕が見る限り結構いる。
もちろん書き方は人それぞれなので自由で良いと思うが、正直僕は好きではない。
というより、そんなところはほとんど読んでいない。
想像してみて欲しい。
初対面でふと話し始めた人から、「僕の出身は~、何が好きで~」なんて話をされるとどうだろうか?
正直ちょっと、うっとうしいと思うだろう。
そう、読者の大半は「●●出身で〜」等の生い立ちに興味は無いのだ。
「共通点を作るために、出身地などの細かい情報を盛り込もう」と推奨する方もいるかもしれない。
確かにそれはあるかもしれないが、それでもだらだらと、長々と書かれているプロフィールをきちんと読んでくれる人などそういないだろう。
これが、すでに人気があり、ファンがついているブロガーなら良いと思う。
「この人はどんな経験を積んできたんだろう」と、ファンならちゃんと読んでくれるからだ。
ただまだブログを始めたての人のプロフィールは、隅から隅まで読んでくれる読者もそういないだろう。
なので、生い立ちからだらだらと書くのではなく、要点を絞って書いた方がベターだ。
② 自分がブログを始めたきっかけを振り返ろう
さて、要点を絞って書くと伝えたが、実際に何に注目して書いていけば良いか。
これは、『自分がブログを始めたきっかけ』について振り返るのが大事だと思う。
- ブログを書き始めたのはいつか
- ブログを始めたきっかけは
- このブログで、何を伝えていきたいか
最低でもこの辺りは、整理して置いた方が良いと思う。
プロフィールを書くにあたっての、必要な項目になるからだ。
例えば僕は、「僕が3年9か月勤めた三菱東京UFJ銀行を辞めるまで」という自分のプロフィール記事では、
- ブログを書き始めたのはいつか:会社を辞めてから
- ブログを始めたきっかけは:退職して好きな事を仕事にしたいと思ったから
- このブログで、何を伝えていきたいか:好きな事を仕事にする素晴らしさ
以上のように整理をして、記事を書いた。
ご参考にしてもらえれば幸いだ。
③ ストーリーを作ろう
さて、いよいよ記事を書き始めていくステップだ。
ポイントは、『ストーリーを作る』事。
それも右肩上がりの、何の苦難も無いストーリーではない。
どん底の経験を書いてからのV字回復するストーリーが理想だ。
あなたの好きな漫画やドラマ、映画などを思い出して欲しい。
右肩上がりで、終始ハッピーエンドになっているものばかりだろうか。
そんな事は無いと思う。
主人公やヒロインの苦痛や挫折…リアル感が伝わるようなエピソードがあって、惹きこまれていっただろう。
そう、文章もストーリーがあるから面白いのだ。
自分がブログを書くまでに至った過去…それも辛い過去があると良いだろう。
- 周りに反対され、それでもブログで稼ごうと思った…。
- 前の仕事が、あまりに辛すぎて辞めた…。
- 失恋から立ち直り、自分を変える為に書こうと思った…。
あなただから書けるストーリーが必ずあると思う。
何かを始めて、続けていくとそれなりの困難は当然伴ってくるのだから。
「この人…こんなつらい過去があったのに、今こんなに精力的にブログで活動してるのか…」
読み手にそう思わせる事ができれば、あなたを応援したいと思ってもらえる。
そうすれば、もっとブログを読みたいと思うようになってくれるだろう。
2. プロフィール記事にメッセージをこめよう
さて、ストーリーを上手く書く事ができたら、最後の仕上げだ。
すなわち、「ブログで何を伝えたいか」を書くステップになる。
これはポイントが一つあって、『自分の経験と照らし合わせて書く』のが大事だと思う。
- ストーリー:会社が辛くて辞めて、ブログで稼げればと思って始めた
- メッセージ:同じような境遇の人へダイエット記録を届けたい
例えば上記のケースでは、話がまったく繋がらなくなってしまう。
- ストーリー:太りすぎて彼女に捨てられた
- メッセージ:同じような境遇の人へダイエット記録を届けたい
これなら、話が通っているのが分かるだろう。
なので、一貫性を持たせる事が重要だ。
このプロフィール記事で書いた『伝えたい事』は、そのままブログを通してのメッセージになる。
迷うようであれば、もう一度、前の章に戻って振り返りをしてみて欲しい。
自分がなんでブログを始めたのか…。
その時のきっかけは…。
そうすれば自ずと、ブログを通して伝えたい事も見えてくるだろう。
3.プロフィール記事はリライトが大事だ
プロフィール記事は、一度書いて終わりではない。
自分の伝えたい事が、綺麗にまとまらないなと思う事もあるだろう。
いったん書き終わった後は、リライトを重ねて行こう。
日にちを変えて何度も見直し、書き直して欲しい。
僕も今のプロフィールになるまで、何度もリライトを重ねている。
それくらい、自分が本当に伝えたい事は綺麗にまとまらないものなのだ。
一度書き終えて満足することなく、時間をかけて磨き上げて行こう。
4.まとめ:プロフィール記事の書き方は難しくない
いかがだっただろうか。
今回は、僕が思うプロフィール記事の書き方を紹介した。
読んでみると、「そこまで難しくないかも!」と思ってもらえたと思う。
自分のプロフィールなので、あれもこれも、と書きたくなるかもしれないが、そこは読者の立場に立って書いてみよう。
大事なのは、『自分はこういう人間です!』と端的に分かりやすく伝える事。
就職活動のエントリーシートも同じだ。
加えて、『ストーリー』を持たせて書く事。
読者を惹き付けるように、インパクトを与えて行こう。
最後に、メッセージを添える事。
このブログを通して伝えたい事を、率直な思いで綴っていこう。
もちろん、何度だって書き直して構わない。
僕も今のプロフィールは、何度もリライトを加えたものだ。
特にプロフィール記事は、リライトを重ねて行く事で良いものができていくだろう。
どうやったら自分と言う人間が伝わるか、このブログへの思いが伝わるか…それを考えながら、試行錯誤して書いてみて欲しい。
きっと、プロフィール記事を書くのが楽しくなってくるはずだ。