最近わけのわからない振込が毎月あるなーと思って銀行口座の履歴を調べてみたら、Kindleダイレクトパブリッシングからだった。3月に出したKindle書籍がちょっとだけ売れていた。でも全然、少額です。
- 作者: 川添
- 出版社/メーカー: lfk
- 発売日: 2017/03/14
- メディア: Kindle版
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KDPにはレポートが残っているため、具体的な数字を拾ってきた。販売数は6ヶ月半で27冊。僕は有名人ではないし宣伝もしていないから十分だろう。1冊300円で利益は190円だから、27冊で合計5000円ぐらいか。しかし実際にはそれより多い金額が振り込まれている。なんなのこれ、と思ったら、KindleUnlimitedだった。
月 | 販売数 | 販売利益 | アンリミテッド | 合計 |
---|---|---|---|---|
17年3月 | 5 | 955 | 318 | 1273 |
17年4月 | 7 | 1337 | 508 | 1845 |
17年5月 | 1 | 191 | 500 | 691 |
17年6月 | 6 | 1146 | 323 | 1469 |
17年7月 | 3 | 573 | 603 | 1176 |
17年8月 | 2 | 382 | 1033 | 1415 |
17年9月 | 3 | 573 | 未確定 | 573 |
合計 | 27 | 5157 | 3285 | 8442 |
6ヶ月半のうち3ヶ月、約半分の月で購入よりアンリミテッドの方が利益出ている。アンリミテッド収益無視できないどころではない。Kindleアンリミテッドとは、毎月980円支払っているユーザーだけの読み放題サービスだ。いくら読もうと月額980円は固定。しかし全てのKindle書籍が対応しているわけではなく、ラインナップは限られている。
Amazon.co.jp: 読み放題対象タイトル - Kindle本: Kindleストア
一方出版側には、読まれたページ数に応じてロイヤリティが支払われる仕組みになっている。単価は変動制でよくわからない計算になっているが、出版の母数が増えれば増えるほどページ単価は下がるみたいだ。
Kindle Unlimited および Kindle オーナー ライブラリーのロイヤリティ | Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング
アンリミテッドユーザーは商品に対して個別に料金を支払うわけじゃないから、選んで読み始めるまでの敷居が非常に低い。僕みたいなどこの馬の骨かわからない人が出しているKindle本でも、気軽に手に取っておもしろければ読み進めてくれる。アンリミテッドのサービスは日本では去年に始まったばかりで、未対応のKindle本が多く日本ではユーザー数が少ない。今後アンリミテッドユーザーが増えれば、購入の利益よりもアンリミテッドの利益が優るかもしれない(しかしページ単価も下がるのであれば、あまり変わらないのか?)。
僕はKindleアンリミテッド契約してないけれど、雑誌とか毎月たくさん読む人ならオススメかもしれない。読む本が増えてきたら契約したいです。
プライム会員であればKindleオーナーライブラリという読み放題コーナーもある。ただしこちらはもっと数が少ない。