糖尿病は恐ろしい病気
こんにちは、まちゃはるです。
10月になって、
いよいよ秋らしくなりましたね。
秋といえば食欲の秋。
収穫の時期であり、世間には美味しいものが
溢れる時期で、つい食べ過ぎてしまいます。
たまにならいいですが、
食べ過ぎが常態化すると、
生活習慣病になる恐れがあります。
私の周りにもメタボの人が増えています。
中年の宿命なのかもしれませんし、
彼らは意に介さず明るく振る舞っています。
しかし、メタボは様々な恐ろしい病気を
引き起こしかねません。
先日の記事 メタボ解消はなぜ必要なのか①~生活習慣病である高血圧による症状とは
で、高血圧が引き起こす動脈硬化の危険性
について紹介しました。
今回は、高血糖が引き起こす糖尿病について
取り上げていきます。
知らない人はいないであろう病気である
糖尿病。
しかし、意外と恐ろしさを知られていない
のが糖尿病。
遺伝によって患ってしまった人も
いますので、生活習慣のせいだけでは
ありませんが、生活習慣によって糖尿病に
なる人も多いのが現状です。
動脈硬化と同様に、様々な恐ろしい合併症を
引き起こす糖尿病。
ここでは、糖尿病とは何なのか、そして、
どんな合併症を引き起こすのかを
紹介していきます。
糖尿病とは
糖尿病とは何なのか。
糖尿病になると何が起こっているのか。
インスリンという血糖値を下げるホルモンが
正常に分泌されない状態や、
細胞の中にブドウ糖が正常に運ばれない状態
により、血糖値が高くなる病気が糖尿病。
一度かかってしまうと治ることがなく、
合併症が起こらないようにインスリンの注射
や食事等で血糖をコントロールする必要が
出てきます。
血糖のコントロールを怠るとあらゆる合併症
を引き起こす糖尿病。
ザックリ一言で言うと、
体内の血管を傷めてしまう糖尿病。
ここでは、代表的な3つの合併症について
取り上げていきます。
糖尿病が引き起こす合併症
1.糖尿病性網膜症
糖尿病により網膜中の血管が損傷
してしまい、視力の低下や目のかすみが
見られます。最悪の場合、「失明」にまで
発展する恐れがあります。
2.末梢動脈性疾患
手足の血管が損傷することにより
血行が悪くなり、間欠性跛行
(手足が痛くて動けなくなったり、
また休みながらでないと動けない)等を
引き起こします。
更に進行すると、腫瘍や壊疽を引き起こす
恐れがあり、最悪の場合、手足を切断
しなければならなくなります。
3.糖尿病性腎症
腎臓の中には血液を濾過する糸球体という
ものがあります。その糸球体の中の毛細血管
が損傷してしまい、これが進行することで
尿が作れなくなります。
腎臓が正常に機能していれば、
体内の不純物や毒素を濾過してくれて
尿として排出しますが、
腎臓が悪くなることで尿が作れなくなり、
血液中に不純物や毒素が溜まり尿毒症になり
ます。(慢性腎臓病)
ここまで進行すると、「人工透析」という
機械で血液を浄化する必要が出てきます。
進行具合にもよりますが、
週に3回の4時間程度の人工透析を行う必要
があり、体への負担はもとより、
日常生活に大きな影響を及ぼします。
まとめ
メタボが引き起こす症状の一つである高血糖
は糖尿病を引き起こし、糖尿病はあらゆる
合併症を引き起こします。
代表的な3大合併症として
「失明」「手足の切断」「人工透析」
があります。
これらの合併症はいずれも「日常生活に
大きな悪影響を及ぼし、体の中でも恐ろしい
事がおこっている」というものです。
また、これらの合併症があるのを知っている
のにも関わらず、食事制限をするどころか、
お菓子などを食べるのをやめられず、
こっそり食べている入院患者が多いのが
現状です。
看護師が言うには、
「彼らには言ってもムダ」と思いながらも、
見つけたら注意すると言っていました。
糖尿病は恐ろしい合併症を引き起こすという
ことを知ることで、
「メタボ解消に努めなければならない」
と思っていただけたら幸いです。