こんにちは☆
今回は、3人目の妊娠の時になってしまった、妊娠高血圧症候群のお話。
妊娠高血圧症候群とは・・・・
日本産婦人科学会では、
『妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧がみられる場合、または、高血圧に蛋白尿を伴う場合のいずれかで、かつこれらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものでないもの』
と定義されています。
私は、1人目2人目と、特に何事もなく無事に出産することができました。
4歳と2歳の男の子がいる中での妊娠生活。
まぁまぁ大変でした。
幼稚園の送り迎えの後の仕事。家事。
しんどくても子育てに休みはありません・・・。
しんどいと言っている間もないうちに妊娠後期まで順調に過ごしていました。
が・・・・・
妊娠35週でまさかの高血圧。
146/95という数値。
即入院でした。
子どもたちをどうしようというのが最初に頭によぎったこと。
里帰り出産の予定だったので、子どもたちは急きょ私の実家暮らしが始まりました。
幸い、この時はちょうど夏休みだったので助かりました。
1番大変だったのはおばあちゃんだったと思います・・・。
普通に車を運転して病院まで行き、検診を受けて、即入院と言われ、自覚症状はなにもないのに車いすに乗せられ、病室までいきました。
着替えなどは後から持ってきてもらいました。
そこからは、絶対安静生活が始まりました。
でも、薬を飲むわけでもなく、点滴や注射をするわけでもなく、ただただベッドで安静にするのみ。
最初の2,3日は天国のようでした(笑)
怒鳴って走り回っていた生活が一変、静かに穏やかに食べて寝るだけの生活。
でもやっぱり私も母。
子どもに会いたいし、暇すぎるのも疲れる。
1日3回、血圧を測りに看護士さんが来る。
そのたびに、「血圧、高いねえ・・・」と言われる。
36週に入ったころ、37週になったら、帝王切開で赤ちゃんを取り出します。
と先生から言われました。
帝王切開をする日の前日に旦那にも病院に来てもらい、手術の説明や同意書の記入などの手続きがあり、その後旦那には「また明日ね」と言って別れました。
しかし、
その日の夕方に突然陣痛がきて、1時間であっという間に出産!!
産んだ瞬間から血圧は元通り。
今までの入院生活はなんだったのか・・・というくらい。
入院中ヒマだったのでずっと妊娠高血圧症候群について調べていました。
妊娠高血圧症候群て、とても大変な病気だったのです・・・。
妊婦健診では、
『血圧』『浮腫』『蛋白尿』『尿糖』
を毎回調べます。
昔はこのうちのいずれか1つ、または2つ以上現れる病気を『妊娠中毒症』と呼んでいました。
しかし、最近ではお母さんと赤ちゃんの障害に1番関係するのは高血圧だと分かってきました。
つまり、血圧が正常であれば蛋白尿、浮腫があってもそれだけでは急激な異常が起こることは少ないということです。
ここいう高血圧とは、
収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上です。
妊娠高血圧症候群の原因は??
ない!!!
のです。
はっきりとした原因は解明されていないのです。
今、最も有力と言われているのは、妊娠15週までぐらいに胎盤の血管が正常とは異なった作られ方をしてしまうため・・・という説です。
胎盤から赤ちゃんへの酸素や栄養素の受け渡しがうまくいかなくなり、赤ちゃんの発育が悪くなります。
そうすると、お母さんの体は赤ちゃんに栄養や酸素をより多く流そうと高血圧が起こってしまう。
というのが妊娠高血圧症候群の起こる仕組みだと考えられています。
しかし、まだはっきりとしたことは分かっておらず、予防法も見つかっていません。
妊娠高血圧症候群になりやすい人は??
・高年齢
・肥満
・初産婦
・多胎妊娠
・もともと高血圧
・前回の妊娠で妊娠高血圧症候群と診断された方
・実母が妊娠高血圧症候群
最後に・・・・
妊娠高血圧症候群という病気は、誰しもがおこりうる病気です。
原因も予防法も分かっていない病気です。
重症化すると、妊娠の中止ということもありうるので、すごく怖いですよね・・・。
原因が分からないので気をつけようがないですが、元気に赤ちゃんが産まれてくることを祈るばかりです。