【動画】ホームドア、設置は意外な方法!? 珍しい「乗客」の東京メトロ東西線、深夜に走る(写真68枚)
ホームドアの設置工事、とても合理的な方法で行われていました。「普通の電車」を使うのです。東京メトロがその工事についてメディアツアーを実施。珍しい「乗客」をのせた車両基地始発の電車が、東西線九段下駅へ走りました。
昼の車両基地で夜の準備
東京メトロ東西線の電車が、九段下駅(東京都千代田区)に到着。しかし、のっていたのはホームドアでした。
これには大きなワケがあります。
2017年9月29日(金)午前、東京メトロの行徳車両基地(千葉県市川市)。停車している15000系電車の隣に台が設置されると、トラックがやって来ました。積み荷はホームドア。クレーンを使って、電車に積み込まれていきます。
約600億円を投資し、2025年度までに全駅へのホームドア設置を目指している東京メトロ。ホームドアの重量は500kgから680kgもあります(今回のもの。東西線は大開口タイプで重め)。
ホームへそれを運ぶのは、広い車両基地で電車にのせて、設置するホームへ直接持っていくのがいちばん安全で合理的。東京メトロは、ホームドアをすべてこのように設置しているそうです。
その輸送にあたって、傷がつかないようシートで保護。走行中に動かないよう、ホームドアをロープで固定。発車の時を待ちます。
これって、地デジで何度も放送してますね。既に常識です。
又、下松の日立製作所で造られた車両も、JR貨物経由で既存電車(1編成)に連結して最後にメトロの各車両基地へ移送してますよね。(銀座線と丸の内線以外)
昔、JR東日本のエスカレータ工事の際、専用の私有コンテナをつくってコンテナ車に載せて終電後に工事する駅まで引っ張ってきて下ろす、という事してましたけど。電車を使うのは地上からの搬入が難しい駅の場合でしょう。
JR東日本の場合はホームドア設置に保守用車を使ったみたいですね。「山手線ホームドア 搬入輸送」でYouTube動画検索して頂ければ映像が見つかると思います。
れいこママさんご指摘の通り、地上・地下問わず多くの鉄道会社で通常の電車を使って輸送されています。ドア数が多ければ多いほど線路に乗せて運べば効率がいいわけで、1基や2基しかないエスカレーターとの比較はお門違いでしょう。
これをやりたくて広扉車つくったのか