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第四話 アヴォロスの探索
新たな家族、不死鳥のルヴィを迎えてから二カ月――。
世界の平穏を維持するために旅をし続けていたアヴォロスは、ある奇妙なことに気づき、人間界の南端から海を眺めていた。
(……やはり勘違いではないな)
ジッと目を凝らしながら、自身の考えが的を射ていることを知る。
(――水位が下がっておる)
目の前には砂浜が広がっているのだが、以前ここに来た時よりも何倍も広大化していた。
(過去、水位が上昇したことはあって、これほどまでに水位が下がったことはなかったはずだ。一体何故……?)
つい最近だが、〝黄金郷〟――【オリンピース】が浮上したが、あれは水位が下がって出現したのではなく、島自体が自らの力が浮き出てきたのだ。
だから海面水位に意識は向かなかったが……。
(もしかしたらこの水位の変化も多少は影響していたのかもしれぬな)
しかし……と。ならば一体何があってこうなったのか……。
不意にアヴォロスは空を見上げる。
「そうか……月の存在か」
月の潮汐力。『神族』との戦いによって、【ヤレアッハの塔】が存在する月は、以前とは比べものにならないほど、この【イデア】から離れてしまった。
月が離れたことによって、海面が下がっているというのは理由になることだ。
(各国も海には近づかず、調査すらしていないのが仇となったか。これほどの変化に気づかなかったとは)
実際海には凶悪な魔物たちが棲息しており、巨大な渦潮や高波などの厳しい環境によって、人は海に近づかないのは常識である。
だから別段海に意識を向けることなく人々は生活し続けていたが、この異常現象とも思えるほどの変化は、さすがにこのまま見過ごすわけにはいかないのではとアヴォロスは思った。
(少し調査してみるか)
そう思い、背中から翼を生やして南海へと飛ぶ。
二十分ほど進んだ場所で、アヴォロスは思わず立ち止まってしまう。
「……これは」
海を通して、その底には巨大な黒い物体が視界に飛び込んできた。アヴォロスは確認のために、そのまま海へと入る。
するとすぐにギョッとして目を見開いてしまった。
そこにあったのは、レンガ造りの人が住むような家。その面影を残す残骸だ。しかも一軒だけでなく、半壊して苔塗れになっていたり、藻に絡まれたりしている建物が数多くあった。
(……! そうか、ここは……っ)
そう思った刹那――背後から何かの気配を感じた。当然すぐに確認してみると、そこにはかなり大きめの井戸があり、気配はその先から感じる。
アヴォロスは一旦周囲を見回してから、その井戸へと泳いでいく。
もちろん海へ沈んでいるので、井戸の中も海水でいっぱい――のはずだったが、
「――くっ!?」
井戸へ入った瞬間に浮力を失って体勢が崩れる。咄嗟に翼を出して空中に浮かび、頭上を見上げた。
井戸の入口付近で水が止まっている。しかも井戸にはところどころに明かりが設置されてあり、周囲を明るく照らしていた。
「どういうことだ?」
まさに謎。何故ここだけ空気があるのか。
アヴォロスはこの先にその答えがあるような気がして、そのまま先に見える地面へと目指す。井戸には梯子も設置されてあり、本来はそれを使って出入りするのだろう。
下へ降りると、通路が目の前に広がっていた。
(む、この気配は……!)
先程感じた気配が濃くなっている。これは明らかに生物の気配だった。
誰かがここに住んでいるということだろうか……。
周囲を十分に警戒しながらアヴォロスは進んでいく。
通路は十分な広さがあり、トンネルのような造りになっていて、周りは大理石のような輝きを放つ鉱石で覆われている。
いろいろ分かれ道らしきものは見当たるが、気配を感じる前方にある扉に向かって歩を進めていく。
だが不意に強烈な敵意を前方から感じて足を止める。
(……何かおるな)
黙って前を見据えていると、赤い扉がゆっくりとギギギギィ……ッという乾いた音を立てて開き、そこから急にナニカが飛び出してきた。
それはアヴォロスに向かって明らかな敵意を持っており、当然このままだと手傷を受けると判断したアヴォロスは、右手に魔力で形作った剣を出現させて応戦。
バチィィッとそのナニカの攻撃を防ぐが……。
「――っ!? き、貴様は……っ」
そこにいたのは明らかに人の姿をした存在。ただ目と口が糸で縫われており、風貌も血のように真っ赤な衣を着用して異様な様子だった。
その者が手に持っていたのは、見たこともない赤い塊が棒状になったもの。
「何者だ? 答えよ」
しかし相手は反応を見せない。ただかなりの力だというのは分かる。少しでも力を抜くと、後方へ吹き飛ばされそうだ。
するとさらに周囲から気配が増大していく。見過ごして通過した通路から、目の前にいる人物のような者たちがゾロゾロと姿を見せたのだ。
(……! こやつらは一体……!?)
人としての生命力を感じるということは、生物であることは間違いないだろう。しかし彼らの額の同じ部分からは、鋭く赤黒い角が天へと突き出している。
(む? 待てよ、この角の生え方は……!)
それはアヴォロスの記憶の中にある、ある種族と合致した。
――――――ほほう、よもやここに侵入してくる者がいたとは驚きですよ。
――そこへ、男のものであろう低い声が耳朶を打った。
同時に目の前で競っていた人物が後ろへと跳び退く。そしてそのまま扉に向かって跪いた。見れば他の者たちも同様の態度を示している。
アヴォロスも扉へと意識を向けた。
さらに扉がゆっくりと開くと、そこからは―――女性に見紛うほどに美しい容貌を持つ人物が出てきた。
雪のように真っ白な腰まで伸びている長い髪に、血の気を感じさせないほどの白い肌。それが赤い衣を纏っているせいで、酷く際立っている。
さらに額には糸で縫っている痕があり、開いている切れ長あの瞳は真っ赤に染まっており、その眼力はまるで冷徹なハンターを思わせた。
「…………貴様は何者だ? ここで何をしておる?」
どう見ても友好的な雰囲気ではない。周りの者たちの風貌もそうだが、何より目の前にいる人物からは痛烈な血のニオイしか漂ってこないからだ。
「おやおや、そんなに警戒しないでくださいな。今、僕はすこぶる機嫌が良いんですから」
「機嫌が良い?」
「はい。ククク、何故なら――――新たな研究体が手に入りそうなので」
刹那――全身を強烈な殺気が襲う。
「……なるほど。どうやら貴様は放置できぬ存在らしい。ここで始末しよう」
「ククク、やれますか、落ちぶれた元魔王様に」
「っ!?」
今の言葉を聞き、自分の正体を掴まれていることを知る。それでもなお殺気をぶつけてくるということは、どうしようもない愚か者かあるいは……。
背後から、今まで動きを見せなかった赤い衣を着る者たちが襲い掛かって来た。手にはやはり赤い塊の棒状のようなものを持っている。
「殺してはダメですよ。生け捕りなさい」
男がそう言う。
「フッ、余も舐められたものだな」
アヴォロスは次から次へと襲い掛かってくる者たちの攻撃を回避していく。そして隙を見て投げ飛ばしたり、当身や剣で斬り裂いていく。
「ほほう、さすがは初代魔王アダムスさんに比肩すると言われる元魔王アヴォロスさんですねぇ」
しかし男は少しも焦りを見せずに不敵な笑みを浮かべたままジッと佇んでいる。
「高みの見物とは、それを油断というのだ!」
右手を彼へとかざし、そこから魔力の塊を放つ。すると次の瞬間、驚くことに男は、傍にいる者を前へと押し出して盾にした。
当然無防備に攻撃を受けたので、その者は全身をボロボロにしながら地に倒れる。
(こやつ、仲間を平気で……!)
しかし彼の行動に疑問を持っている者は誰一人いない。まったくもって動揺すらしていないのだ。まるで当然の行動だと言わんばかりに。
「しかしもう盾は使えまい!」
彼の傍にはもう赤い衣の者がいない。同じように魔力の塊をぶつける――が、
「はぁ、仕方ないですねぇ」
スッと固く閉じられている右手を挙げ、バッと開いた。手の平には真横に亀裂のような線が走っており、それがズズズと僅かに揺れたと思ったら、上下に裂かれたのだ。
それは――瞳。
手の平に何故か瞳が備わっていたのだ。瞳がギロリと魔力の塊を睨みつけると、魔力の塊が灰のようになって霧散してしまった。
(っ!? バカな、今のは――っ!?)
それは見覚えのある能力だった。
「さあ、そろそろ観念してもらいましょうか」
男が言うと同時に、頭上に膨大な魔力を感じた。攻撃を避け続けながら確認してみると、そこから空間を裂いて複数の剣が降ってくる。
「何っ!?」
避けなければと思い動こうとするが、右足に違和感を覚える。倒れた赤い衣を来た者が右足を掴んでいたのだ。
(こやつ、このままでは自分も剣の串刺しになることが分からぬのか!?)
いや、それは他の者たちも同様だ。傷つくのを何も思っていないようで、剣の雨の中に身を晒してくる。
(くっ――このままでは――っ)
アヴォロスの頭上から大量の剣が降り注ぐ。
辺りには血飛沫が盛大に舞い、剣は無情にも多くの者の身体を貫いていく。
そしてアヴォロスはというと……。
「…………これはこれは、やはり元魔王。一筋縄ではいきませんでしたか」
男の視界には、アヴォロスの姿はなかった。
「ふむ。まあいいでしょう。こちらも準備はもうすぐ完了ですからね」
剣が突き刺さり死んでいる者に一瞥すらせずに、男はそのまま扉の奥へと消えて行った。
次回更新は5日です。
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