こちらの記事では、演技を上達させるためにすると良い事をご紹介させていただきたいと思います。
演技の勉強されている方にとっては基本のキだと思いますので、初級〜中級者向けの内容です。
大前提
3つのこと、と言いつつまずは大前提から。
滑舌が良い
これは本当に大切です。
元から滑舌が悪い人もいると思います。
そのような人は、まずは自分が台詞を言っている声を録音するなどして客観的に聞いてみて下さい。知ることが第一歩です。
そうではないが演技になると滑舌が悪くなってしまうという場合。
その要因の一つに、自分では絶対言わない台詞や言い回しをしなくてはならず、違和感や恥ずかしさなどからはっきりしない発音をしてしまう、ということがあると思います。
そのような台詞は観客に嘘として伝わってしまい、観ている人たちが醒めてしまいます。
滑舌が悪いキャラクターでない限り、台詞は滑舌良く言いましょう。
大きな声を出せる
ぼそぼそ喋っていたら自信がなく見えますし、台詞が聞こえなくて話に集中できません。
腹式呼吸で大きな声を出せるようになりましょう。
その1
台本を何度も読む
台本のはじめから終わりまでを何度も何度も読みます。
これをすることによって、全体を通して自分のキャラクターがどのような役割があるのかということを探っていきます。
演技の勉強をする前、私は、このキャラはこーゆーキャラで…と台本に書かれていないことを想像しながらアプローチをしていました。しかしそのような事はあまり意味が無かったと思います。なぜなら、台本にヒントが書かれているからです。ヒントを手掛かりにキャラクターを作っていくのですが、その為には、自分のキャラクターの事ばかりを考えていてはいけません。他のキャラとの関係性から自分のキャラクター像を模索し、そこから台本におけるキャラの立場の理解を深めていくことができると思います。
その2
全てのキャラクター(登場人物)の視点で台本を読む
その1にも通じるのですが、自分のキャラクターの理解を深める事に繋がります。
これがなかなか難しくて、気づいたら自分のキャラクターの気持ちになっちゃったりしているのですが、そこはグッと堪えて、別のキャラクターの気持ちになって読みきります。
私はこれをすることによって、具体的な演技の方向性が見えてきました。
(ここは、このキャラが大切な場面で、自分はこうした方がこのキャラが生きる、など。)
その3
テレビドラマだったら…と想像しながら台本を読む
映像の演技の勉強をしたことがないので完全なる我流なのですが、もしこれがテレビドラマだったら自分のキャラクターはどのようなリアクションを取るのか、ということを想像しながら台本を読みます。
多分このシーンは画面の隅っこに映っていて、こーゆーリアクションをしているだろうな、視線はこう動くだろうな、などと想像することによって台詞がない時の演技をどうするか、などを考えることができます。
まとめ
1-3までは全て黙読です。
声をだして練習することは勿論大切ですが、黙読でいろいろと考えながら台本を読むことも同じ位大切なことだと思います。
参考にしてみて下さい。