転職エージェントはマジでダメだなどという発言をよく聞く。残念ながら人材業界の質が高くないことからそのように言われるのはしょうがないことだと思う。しかし、人脈がよほどない限り、転職は転職エージェントに頼るのがベストだ。そこでうまく使う方法はないか考えたい。
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転職の鍵は転職エージェントの質×転職エージェントのコミット量
転職を成功させるためには良い転職エージェントに出会い、その転職エージェントが自分のためにいかに働いてもらえるかで決まる。
良い転職エージェントについては、自分と属性が近い人、もしくは同じ会社から転職を成功させた人に転職エージェントも紹介してもらってほしい。
転職エージェントはできるだけ多く会ってほしいので、ビズリーチと友人紹介の併用でまずは10人程度あってほしい。(本気で転職するなら10~20人程度会うのがのぞましいと考える。相性の問題があるのとそもそもビジネスマンとしてのレベルに欠陥がある人が混ざっているので一定数会ってもらわないといけないのは非常に申し訳なく思うが)
さて、多くの転職エージェントにあったら、良い転職エージェント数人をしぼり彼らに動いてもらおう。転職エージェントは日々多くの人に会い、多くの企業に紹介しているためにあなた1人に構っている余裕はない。
いかに転職エージェントにコミットさせるか
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ちなみに転職エージェントは1か月に1人転職を成功させたら御の字だ。 現在転職成功フィーは年収の30~35%なので、あなたが年収800万円で転職したら売上が240万円程度は転職エージェントのもとに入る。
個人でやっているか法人でやっているかにもよるが、個人の売上としては1人転職させるだけで十分なのである。 つまり、転職をあなたがしてくれるとわかれば全力でコミットしてくれる。
そのために転職エージェントを活用するためには、
- 転職する意欲が高いこと
- 転職できる能力値があること
- 自分を客観的に見れること
- 連絡を頻繁にとれること
この4つが重要であると私は考えている。
転職する意欲が高いこと
まず転職意欲が高いかどうかで、今求人を紹介するか、長期的に付き合うかのフィルターに分けられる。今、転職したいことが伝われば目の前の転職に全力に動く。 求職者に多いのが「そこまで本気ではないですが転職を検討しています」だ。
つまり今動くかどうか怪しい。なんとなくジムで筋トレやりたいな~くらいの温度感だ。その中で本気であることが伝われば圧倒的に興味をもってくれる。
転職できる能力値があること
転職できる能力があるかどうかも大事だ。つまり、年齢がそこまでいっていなくて、スキルがしっかりあればどこかに紹介できるので大事だ。第二新卒の場合は学歴か大手企業所属であるかどうかを満たしていれば大丈夫だ。
30歳を超えていて何もスキルがないと転職が厳しい。自社内で活路を見出すようにすすめられるかもしれない。 何かの資格でも趣味でもいいので転職にひっかかるものを用意しておいてほしい。
山登りが趣味でたまたま企業の社長が山登りが好きで共感されて採用というパターンもある。意外と趣味がひっかかることがあるので活用してほしい(大手企業ではこのようなパターンはなくやはりベンチャーでこのパターンが多い)
自分を客観的に見れること
次は自分を客観的に見れることだ。自分を客観的に見れることは大事で、高望みばかりする候補者は非常にこまる。
どうみても受からないところにばかり応募する候補者は困るのだ。もちろんはるか上のランクから妥当なランクまで受けるのは良いのだが、自分の能力をよく見れないのであれば転職エージェントもサポートする気がうせる。
連絡を頻繁にとれること
転職エージェントは連絡が早い人が多い。少なくとも連絡が遅い転職エージェントは使えないのでさっさと切ったほうがいい。転職エージェント側からすると連絡は早くこないとこの人大丈夫か?と思うことがある。
1日20時間程度働く外資系投資銀行の投資銀行部門の人にはそうは思わないが、残業なしのまったり企業の人から連絡が3日来ないと心配になる。 実は転職エージェントが困るのが急に連絡がこなくなることだ。
信じられない人もいるだろうが有名大卒、超一流外資系企業へ転職が決まっているのに急にばっくれて転職エージェントと企業を困らせることがある。
内定をもらった後にこういうことをするとんでもない人が本当にいる。会社でやっていけているのか本当に不安だ。(なぜその超一流企業を辞退するかなぞでもあった)
なので連絡はきちんとしてあげるだけであなたにコミットしてくれる。 断るにしてもきちんと仁義を通そう。
転職エージェント間は社内をのぞき交流がないのでなかなかブラックリストが共有されないので困ることはないが何があるかわからないので礼節は守ろう。当たり前すぎるがバックレだけは絶対ダメだ。
こちらからプッシュする姿勢
上述の点を守るとコミットしてくれる。もし転職意欲が高くなくても積極的に動いている感じをだしたほうがいい。
また、できる戦略コンサルタントに多いが積極的にプッシュしてきて進捗確認をしてくるのは、転職エージェントへも有効だ。 転職エージェントも多くの候補者と会っている中で忘れることもあるので自分の存在を定期的にだそう。
あまり嫌でなければ転職エージェントとFacebookでつながっておくことをすすめる。現在30歳~45歳程度の転職エージェントはFacebookの活用率が高い気がする。
受け身の候補者がダメな理由
情報だけ吸い取って、行動を起こさない候補者は転職エージェントから興味をもたれない。東大工学系研究科卒、マッキンゼー勤務でもない限り、転職エージェントがずっと興味を持ち続けることはない。
受け身になりすぎず質問をし、また自分の業界の話をし、転職エージェントにとってもプラスになる時間を心掛けよう。
場合によっては転職希望の同僚を紹介するとよい。 もちろん求職者側がお客さんなのでここまでする必要はないのだが転職エージェントを使いこなしているなあという人は関係構築をうまくしている。
転職エージェントにまずは当たる
ビズリーチにまずは登録し転職エージェントをながめよう。点数になっているが点数はあありあてにしなくていい。
点数が2点台でもめちゃくちゃ優秀な転職エージェントがいる。最初は30代で人材業以外の経験がある人と、大手人材会社で経験を経て自分で開業している人、リクルートの人材領域で結果を出しているような人に会おう。
相性の問題もあるので、マッチングアプリを使うような気持ちで、自分とフィーリングの合う人を探すとよい。
ビズリーチから数人会ってよければそのまま探して、あまり経歴的に相手にされなかったらリクナビNEXTを使ってみてほしい。 それでは今日は以上だ。