たつき監督って誰?
けものフレンズのファンにたつき監督を知らない人はいないと思われるが、けものフレンズを知らずにここに来た人の為に説明すると、
たつき監督の功績
たつき監督とは、2017年1月から3月にかけて放送されたアニメ「けものフレンズ」の制作に監督として携わった人物。
彼自身の経歴は割愛するが、この「けものフレンズ」というアニメ、実は八方塞がりの状況だったのである。
本来、けものフレンズはスマートフォン向けゲーム、漫画を始めとしたメディアミックス企画としてスタートした。
しかし、アプリ、漫画ともにアニメ開始前に終了してしまい、プロジェクト最後の企画として残されたのが、このアニメ「けものフレンズ」だった。
他の企画が全て終了してしまった以上、アニメも同じように見向きもされずひっそりと消えていくと多くの人に思われていた。
事実、アニメの制作スタッフはわずか10人、オープニングムービーで走っていたバスのタイヤすら回っていない程の予算不足、
声優もアプリ版から全て変更と、着々と爆死アニメへの道を辿っていた。
1話が放送された当初、多くの視聴者が「やっぱりな」「知ってた」と特に残念がる様子もなく、その不出来さをネタにしたという。
だが、話が進むにつれて、その「優しい」世界観、それに似つかわしくない不気味な伏線の存在など、徐々にその頭角を現していき、ファンは加速度的に増えていった。
その勢いは衰えることなく、最終話のニコニコ生放送は来場者数は20万人、コメント数は120万、そして終了後のアンケートでは
「とても良かった」が98.3%、「まぁまぁ良かった」が0.5%、「良くなかった」が0.8%と、前代未聞の偉業を達成することとなった。
誰が見ても爆死と思われていたアニメを、ここまでの作品にすることができたのは、制作スタッフの手腕というほかないだろう。
ここまでの功績を上げたたつき監督を降板させるのはもってのほかだという意見が大多数を占めており、
このことが今回の騒動を引き起こした一因であることは間違いない。