集中力・・・それは人間の永遠の課題
我々は、またも食糧危機に陥り(原因は、またもカンボジア企業がノンビリしてて支払いが遅れていること)
こういう時、まず思うのは「POLARIX(ポラリックス)たちが腹が減らないように」
次に思うのは「家族に会いたい、家族を旅行に連れて行けるくらい金持ちになりたい」
その次に思うのは「美味しいパン屋のパンが食べたい」
最後に思うのは「米だけでも食べられる今日に感謝しよう」
そして、みんなで力を合わせ、何とかまた1日で食糧危機を脱出
学んだことは“腹が減っては戦はできぬ”
突然ですが、皆さんは集中力が持つほうですか?
私は、自分では比較的「集中力がある方」と思っていました。
例えば、若い頃は楽器の練習に明け暮れて過ごしていたワケですが
周りに他のどんな楽器の音が溢れていようが
防音室ではなく、誰もが通る校舎の階段だろうが
どこでも練習できたのです。
まあ、今思えば、ただの恥知らずだったのかもしれないけど・・・
しかし最近、運動不足解消のためにYouTubeを見ながらヨガをやっているのですが
YouTubeのマリコ先生に「自分の呼吸に集中して」と言われると
全く、集中できないことがわかりました。
自分の呼吸に集中していたつもりが、いつの間にか眠っているのです。
ちぇっ、自分は思っていたよりも集中力が無いなぁとガッカリしたのですが
さらに、集中力の無い人が身近にいます。
それは、カミナリ親父です。
カミナリ親父は本当に器用で、何でも出来るのですが(料理と掃除以外)
とにかく集中力が持たず
1日に何度も何度も「集中力がもたない」と訴えてきます。
そして、訴えられても、どうしていいかわかりません。
最近のカミナリ親父は、「集中力が持たない」と私に訴えたところで何も解決しない事を学び
集中力が切れた時には、壁に落書きをするという暴挙に出始めました。
そして、もう一人(いや、他にも数名いるが、代表として)集中力が持たない方がいて
それはKing(キン)です。
壁に落書きをしているカミナリ親父の隣でポーズをキメて
「ケンちゃん、俺をモデルに描いてくれよぉ」
「嫌だね」
「ねぇー、ねぇったらー」
「嫌だ!!」
というやり取りをしています・・・
終いには、カミナリ親父の真似をして、自分も落書きを始める。
↓これ、キンが鏡に落書きしたタイトル「俺の手」です。青い線です。
見えるでしょうか、ものすごく・・・やばいっていうか、下手っていうか・・・わかるでしょうか
(鏡には、壁に落書き中のカミナリ親父の背中も映っていますね)
カミナリ親父、このキンの絵 タイトル「俺の手」を見て、大爆笑していました。
YouTubeで、劇団ひとりのコントを見てる時と同じくらい爆笑していました。
集中力続かないランキング、次はこの人、宇宙から来たLux(ロイ)です↓
最近、みんなで話し合った結果
ロイはPOLARIX(ポラリックス)の中ではKong Jubi(コン)と並び最年長だけど
ロイの精神年齢は幼稚園児くらいだろう・・・という事になりました。
ロイは本当に子供みたいに、なんでも言ってきます。
「ねぇ、レナ!!Van Norith(ノリ)が俺の服をとった!」
「あんたが服を散らかしておくから悪いんでしょ」
「ねぇ、レナ!!Juvie Lin(リン)が俺のこと叩いた!」
「あんたがリンの話をちゃんと聞いてないから悪いんでしょ」
「ねぇ、レナ!!キンが俺が食べたかったチキンをとった!」
「ここは弱肉強食の家なんだから、自分でなんとかしなさい」
・・・・と、いうように・・・
私に放任されると、ロイは他メンバーに甘えだします。
「ねぇー、足をすりむいちゃったよ、赤チン塗ってよぉ」
“子供じゃないんだから、自分で塗れよ”と言いながら、優しく赤チンを塗ってやるノリ(3歳年下)
ノリは、本当に成長した。
“あまのじゃく”だったのが嘘のようです。
今じゃ、「ミスター・素直」とカミナリ親父に呼ばれています。
カミナリ親父は、愛をこめてノリのことを「のりお」と呼んでいます(笑)
リンを、みんなを、そして私たちを、そっと守ってくれる立派なリーダーです。
みんなが、それぞれのスピードで成長していく中で
赤信号が灯る子もいます。
前回も書きましたが、コンです。
コンは、ずっと体調が悪くて
しかも、もともと悪い部分ではなく、ずっと「胸やけ」のような症状で
練習の場にもいるのですが、ずっと下を向いたまま
ちょっと練習しては座ってしまい、練習が中断
ダンスバトルに向けてモチベーションが上がっている皆の足を引っ張ってしまうような状態でした。
そして、相変わらず宿題もやらず・・・
カミナリ親父は悩みに悩みました。
何とか、コンを出場させてあげたい。
でも、練習をしないで出すワケにはいかない。
頑張って練習している他のみんなに、迷惑をかけてしまう。
それに、ここで甘やかしてしまったら
コンのこれからの人生に、きっと関わる。
何度も話し合って、決めました。
コンは、ダンスバトルには出場しないことになりました。
カミナリ親父は、精一杯、優しくこう言いました。
「体調が悪くて欠場するってのは、どのスポーツの世界にもある。
俺だって、怪我をしてバスケの試合に出られなかったこともある。
だから、下を向くような事じゃない。
しっかり上を向いて、他のメンバーをサポートしてくれ。
それが、お前の責任だ。」
コンは、上を向いて「はい」と言いました。
皮肉にも、その次の日からコンの体調はすっかり良くなって
「なんとか出場させてくれないか」
と言ってくるのではないかと待ち構えていましたが、それはありませんでした。
なんとなく、なんとなく・・・確信はないですが
今、私たちはコンの心のうちが見えていないように思います。
何を思っているんだろう
もし私だったら、悔しくて、何としてでも出場したいとカミナリ親父に頼むとこだけど
コンの本当の気持ちは、どうなんだろうか
大人な心で「皆のためなら仕方ない」と潔く思えたんだろうか
そして・・・“宿題”をやらない理由は?
なんか、“宿題”というと軽い感じなのですが、我々にとっては
これからの人生を考えて出した、たかが宿題、されど宿題
私だったら、キンやロイやティーがそれなりに頑張ってる宿題を自分がやってなかったら
(2人には悪いけど)恥ずかしいし、悔しい
どう思う、寅さん
“俺にそんなことがわかるかよ!!”
今も、ピリピリしたり、時おり笑ったりしながら、必死で練習しています。
朝の6時から、CM撮影。そして夜遅くまで練習。頑張っています。
コンのいない、6人で。
コン、一緒に前に進みたいと、誰もが思ってるんだよ
Rena