2017-09-30
話題沸騰、驚きの「10万人の宮崎勤」検証記事…だが、著者dragoner氏に「著作権がない」と聞いてさらに驚く。
「10万人の宮崎勤」はあったのか?(dragoner) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/dragoner/20170929-00075748/
はてブもたくさんついている。
内容についても、ネットに流れている噂話の真偽を検証した、大変興味深いものになっている‥‥が、内容についてはとりあえず略。
もうひとつの驚きは、最後のお断りの一文だった。
【この記事は、Yahoo!ニュース個人の企画支援記事です。オーサーが発案した企画について、編集部が一定の基準に基づく審査の上、取材費などを負担しているものです。この活動は個人の発信者をサポート・応援する目的で行っています】
YAHOO!が著名ブロガーからの企画提案を受け、取材費を独自に出して、記事を書かせること。その枠組みの成果。
たしか何年ほど前だろうか、YAHOOニュースに関して関係者のインタビューがあり、「今後YAHOOニュースは独自記事を作っていく、それを増やしていく」と宣言していたと記憶している。
(たぶんこの記事も、多数のブクマがついていたので、探せばあると思う)
なるほど、文章や知識に関して信頼感があるブロガーが(いや、書籍やメディアで活躍しているプロのジャーナリストでもいいのだが)、特に「個人ニュース」ですでに実績ある人が「・・・・・・・・・というテーマで書きたいが、取材の交通費や資料調査代が必要。何とかなりませんか?」とYAHOO(に限らない。そういうところがほかにもあればいいね、ニコニコとかでも)に企画提案し、それに対してYAHOOが費用を出す。
これは新しい、ジャーナリズムのひとつの芽だ。いやもう何年も前から活発にあったのかもしれないけど、これだけ記事が評判となり、私が読んだことで改めてこういう枠組みを知った次第。
たとえば自分がこういうので企画提案するとしたら…と夢想するのも、実際にやるのとはまた別に面白い。
テレビ局からの回答、協力が「ない」こと。
心残りなのは、テレビ局の協力が得られず、検証がどうしても弱くならざるを得なかったことです。紙媒体と比べて過去のテレビ番組の検証は容易ではなく、当時を知ることのできる過去の貴重な報道映像については、放送ライブラリーを活用することなどで、後年の検証可能性を確保して頂けることを望みたいです。
これについては思うことあり、後日かきたい。
しかし!この枠組みを活用すると、書き手の著作権が無くなる????
ここまでの話なら、実にめでたしめでたし、すっごーい!!の話で終わるのだが…
dragoner氏が後日談やバックステージについて何か書いてないかな、とTwitterを見てみた。
この
https://twitter.com/dragoner_JP/status/913680366367645696
を起点にしたツリーを見てみると、
ここからみな、多くのリプライを寄せているのだが…
今回のは私に著作権が無い
今回のは私に著作権が無い
今回のは私に著作権が無い
今回のは私に著作権が無い・・・・・・・・
いや、
費用を出したところが、何かしらの権利を持つのは当然だろうし、仮に著者が今回の取材コストを個人負担し、自分が100%この記事の著作権がある状態であっても、それは最初にYAHOOが負担した取材費以上にマネタイズするのは困難であろうことは予想が容易につく。
ただ、
・著者がその字数に合わせて取材した内容を取捨選択して記事にする
・ほかの取材事実はたくさんあり、いつかこれも記録にしたい、公開したいなと思っても
‥‥‥ということがあり得ること、ここを知って「ふむう」と考える次第であった。
【記録する者たち】
- 193 https://www.google.co.jp/
- 140 http://www.google.co.uk/url?sa=t&source=web&cd=1
- 50 http://search.yahoo.co.jp/
- 46 https://t.co/QjPe4xYa9D
- 32 https://socialmediascanner.eset.com
- 20 http://kakutolog.cocolog-nifty.com/
- 18 https://search.yahoo.co.jp/
- 15 http://htn.to/kjWEZQx
- 14 https://www.bing.com/
- 10 http://nhbnews.mond.jp/nhbnews/bloglink.html
- 2017-09-29 rabbitbeatの日記 5/67 7%