いつまでも君と……

愛犬のために わたしたちができること

自然に消えたわたしの迷い ~ここあ がうちの子になったのは~

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撮影&文:はなここ

今回は、我が家にとって2番目の家族、『ここあ』のお話をしましょう。

最初の子、『はな』を迎えてから、私たちは『はな』が寂しくないように、ブリーダーさんが定期的に開催する「オフ会」に参加するようになりました。

1度目の「オフ会」は、『はな』が我が家の家族となってまだ2ヶ月も満たない頃。
そこには可愛い仔犬達がいて、多頭飼を望んでいる参加者たちが、その日のうちにその子たちを、新しい家族として連れて帰りました。

そして、私たちはその姿を、微笑みながら見ていました。
当時の私は、私にベッタリの『はな』以外の子を迎えることなど、考えてもいません。『はな』だけに、愛情を注ごうと思っていました。

 

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2度目の『オフ会』は1年後。そこで運命の出会いがありました。
兄妹達が新しい家族に連れられて巣立つ中、選ばれることなく残っていた、ミニチュアダックスワイヤーの女の子がいたのです。それが我が家で、『ここあ』と呼ばれる事になる子です――

『オフ会』でみんなに交互に抱っこされ、とても愛想がよくて、元気な子♪
みんなに「わぁ~!可愛い~!!」と言われ、その声に反応するかのように、喜びを全身で表す子でした。

そんな子だから、きっとどこかの家族に迎えられるんだろうなぁ~と、私は思っていました。ところが――何故かその子は、誰も連れていかなかったのです。

私の心は揺れました。
なぜ『はな』だけに愛情を注ごうとしていた私の心が動いたか、疑問に思われるかもしれませんね。それには理由があります。

 

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当時の『はな』は、我が家に来て1年も過ぎているのに、パパには身体を触らせませんでした。事情は前回に触れたとおりです。抱っこどころか、お出かけした際私がトイレに行く時、パパにリードを渡しただけでも暴れる始末。

パパが一所懸命に『はな』と仲良くなろうとしても、『はな』は逃げてばかり。パパが『はな』にとって、ストレスになっているのではないかと心配したほどです。

そんな事情から、もう1匹いたらどうだろう、と考えたのでした。

そして、他にもう1つ理由がありました。ネットで見掛けた情報によれば、多頭飼いする場合は、先住犬のストレスを考えてその子が5歳くらいまでに迎えた方がよいとのこと。
5歳を迎えた『はな』の為には、今迎えなければ、もうないかな~と考えたのです。

もちろんこういうのには、相性がとても大切ですね。
まずは、はながその子を受け入れられるか?
そして我が家の絶対条件――パパっ子になれる子なのか?

 

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私の膝の上には、スヤスヤと眠っている『はな』
そして、『はな』に寄り添って眠るワイヤーの小さな子。
「こんなに可愛いのにね……」

やがて私の迷いは、すっかり消えていました。

『一緒に帰ろうか♪』
こうして、そのワイヤーの女の子は、我が家の家族になったのです。

勿論、パパは反対でした。お金もないし……
ですので『ここあ』は、私がブリーダーさんにお願いして、現金分割払いで連れてきちゃいました。

『ここあ』を家族に迎えたことで、『はな』は、前より自分を出せるようになっていきました。滅多に吠えなかった『はな』も、今ではしっかりと、自我を出せるようになりました。

『ここあ』を見て、こうしても叱られないんだな――こうやって甘えてもいいんだな――と、心を開くきっかけを学んだのだと思います。

 

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『ここあ』はいつも『はな』の傍に居て、『はな』が居ないと探しまわる優しい子。
『ここあ』にとっては、『はな』がお母さんみたいな存在かもしれません。
『ここあ』も、『はな』と同じくらいかなりのママっ子。
でも、ちゃんと『はな』を尊重しながら、ママに甘えてくる心優しい愛娘。

「ここあ♪ はなの心を開かせてくれてありがとう」
「私達に笑いをありがとう」
貴女は、私達家族の元気印です♪

 

犬の名前:ここあ
犬種:ミニチュア・ダックスフント
飼主:はなここ
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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