透明な海に光が差し込み、神秘的な輝きを放つ青の洞窟。一生に一度は行ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。青の洞窟はカプリ島が有名かと思いますが、実は世界中、もちろん日本にもいくつかあることをご存知でしたか?今回はその中でも特におすすめの3つ、定番の観光名所であるイタリアのカプリ島、アナトリア半島にあるギリシャのカステロリゾ島、そして日本からは沖縄の安納村にある青の洞窟をご紹介します。
必見、しかしレア度も高い イタリアのカプリ島
イタリアの首都ナポリから30kmほど南、ナポリ湾に浮かぶカプリ島。ここには、世界的に有名な観光名所で世界遺産にも登録されている青の洞窟があります。地中海沿岸に白壁の街が多いことから分かるように、このあたりの地質には石灰が多く含まれています。洞窟の外から差し込む太陽光がこの石灰に反射し、「カプリブルー」と呼ばれる神秘的な青が生まれるのです。そのためこの光景が見られるのは晴天時のみ、入り口も小さいため波の低い日に限られています。
青の洞窟で泳ごう!ギリシャのカステロリゾ島
実は、地中海にはカプリ島の他にも美しい青の洞窟があるんです。その中のひとつであるカステロリゾ島はギリシャ領でありながらもトルコに非常に近く、この島へはトルコのカシュという街から向かうことになります。ボートの乗客が頭をかがめないと入れないほどに小さな入口をくぐって向かう青の洞窟には、カプリ島の洞窟にも劣らない神秘的な光景が広がっています。ここでは遊泳が可能なので、青の世界を全身で体感したい方にはおすすめです。
南国の魚たちとダイビング 沖縄県恩納村
沖縄本島中央部に位置する恩納村は広く東シナ海に面しています。豊かな山林やマングローブが自生する河川、珊瑚礁が広がる海など美しい環境に恵まれ、海岸沿いに大型のリゾートホテルが立ち並ぶ沖縄有数の観光地となっています。そんな恩納村の真栄田岬には波の侵食がつくりだした洞窟があり、透明度の高い海水が陽の光を反射する美しいダイビングスポットとして人気を集めているんです。青く輝く洞窟で色とりどりの魚たちと泳ぐため、多くのダイバーが足を運んでいます。
まだまだあります!世界に点在する青の洞窟
世界には今回上げた3つ以外にも青の洞窟がたくさんあります。地中海近辺で挙げるなら、ギリシャのアンティパクソス島やケファロニア島、マルタ島など。また、カプリ島に次ぐ名所として知られているのはクロアチアのビシェヴォ島でしょう。ブラジルのバイーア州にあるディアマンティナ洞窟も、ダイヤに例えられるほど青く輝く池があり人気です。日本にも青の洞窟はいくつかあり、北海道小樽の塩谷海岸や岩手県の八戸穴などが特に有名な観光名所となっています。