頼行政院長、慰安婦問題で日本に謝罪を求める考え示す/台湾
2017/09/29 19:34
(台北 29日 中央社)頼清徳行政院長(首相)は29 日、立法院(国会)で慰安婦問題について日本側に謝罪を求めるよう台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)に要請する考えを示した。
この日行われた質疑で、野党・国民党の費鴻泰・立法委員(国会議員)は、頼氏が立法委員だった2008 年、日本政府に台湾の元慰安婦への謝罪を要求する提案をしたことを指摘。行政院長になった現在、関連省庁や謝駐日代表に日本側の謝罪を求めるよう指示や要請をするのかどうか、頼氏に回答を求めた。頼氏はこれに対し、謝代表が台湾に戻った際、「そのように要求する」と答えた。
頼氏は2008年、与野党の議員3人とともに元慰安婦に対する謝罪や賠償を日本政府に求める「台湾慰安婦決議文」を提案。同年、議員23人の署名を集めるなどして採択されている。
(陳俊華/編集:楊千慧)