アウトドアウェアってメーカー毎にかなりシルエットやサイズ感が違いますよね。ホビー寄りのブランドはゆったりした作りだったり、逆にクライミング系はタイトだったり…。
なかなか一般化できる話題ではないのですが、私が日頃使っているアウトドアウェアのサイズ感について、メーカー、ブランド別の雑感をまとめてみました。
基本的に同じカテゴリ(パンツ、アウター等)で複数のアイテムを使ったことがあるメーカーのみをピックアップしています。1ブランド1着といった感じで使っているものは他にもありますが、流石に着用データが少なすぎるので。また、あくまで「サイズ感」のみについての話題であり、各コメントの基準は全て私個人の「着心地」によるものです。
- 標準体型より少し小さいアラフォーおっさん
- モンベル(mont-bell)
- ファイントラック(finetrack)
- マムート(MAMMUT)
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
- シースリーフィット(C3fit)
- コロンビア(Colombia)
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標準体型より少し小さいアラフォーおっさん
ちなみに私の体型ですが、身長171cm(股下78cm、ウエスト73cm)、体重61〜62kgで筋肉ぜんぜんな普通のおっさん(自宅の簡易的な体重計で体脂肪率17.5%)。私服は無印良品がユニフォームで、Sサイズがややピッタリめながら丁度良い感じ。
若い頃は市販品のMサイズばかり選んでいましたが(だいたい少し大きめ)、今は少しでも体つきをスッキリ見せたいので(必死)、Sサイズを選ぶことが多いお年頃。本当はSとMの間ぐらいの設定があると嬉しいなー、というのが正直な気持ちです。
それでは、以下アウトドアブランド毎のサイズ感になります。
モンベル(mont-bell)
まずは初心者と庶民の味方モンベル。とにかく圧倒的なコスパとモンベルストアに行けばなんでも揃う安心感で、私も登山を始めた当初からお世話になってます。
初めは登山靴にザック、ウェアの大半をモンベルで揃えていた我が家ですが、どうも使っているうちに「体に合わない…?」というアイテムが多発。幅広い層に向けたシルエットで作られているせいか、中高年のメタボ体型に考慮されているのか(?)、不思議な緩さを感じてサイズを下げると丈が微妙… みたいなことに。
当初、ネット通販で買ってしまったMサイズのタイツやロンTはブカブカで大失敗(これは私の確認不足)。Sサイズなら一応合うのですが、アウターになる程ブカブカだったり、中間着だと微妙に肩や腕が窮屈だったり、現在は一部のアイテムを残して夫婦共にモンベル離れが進んでいます。
アンダーウェア(ジオラインなど):伸縮性のある素材で作られているので、「S」を選んでおけば問題なし。とても快適です。
中間着:基本「S」ですが、一部袖丈が短かったり肩周りがキツかったりします。
アウター(レイン、ハードシェル):「S」は胸から腹にかけてやや余裕があるのに、できれば着丈がもう少し欲しい。アイテムによってはSでもブカブカなので、もっと小柄な男性は何を選べばいいのだろう…? なんて思ってしまいます。でもダウンやGORE-TEXプロシェルがこんな安いメーカー他にないんですよね…。
パンツ:これも「S」ですが、アイテムによってウエストがギリギリ。レイン、ハードシェル系はSだと長さがピッタリ過ぎるので、「S-L」というサイズを使っています。
とりあえずモンベルはSサイズを選ぶ以外にないのですが、アイテムによって緩かったりキツかったりするので、アンダーウェア以外はちゃんと試着しないと安心して買えません。今後は新たに買うことも減りそうですが、やはりコスパの高さは魅力的です。
ファイントラック(finetrack)
元モンベルスタッフが立ち上げた気鋭の国内ブランドのfinetrack。一昨年ぐらいからモンベルで揃えたアイテムを入れ替えるようにfinetrackを買ってます。
モンベルに比べるとタイト目なシルエットですが、特にキツいこともなく私の体型にもフィットしてると感じます。基本Sサイズを選べば間違いないですが、アイテムによって若干着丈、袖丈が短く感じるものもあります。
アンダーウェア(ドライレイヤー):「S」で上下ジャストサイズ。
中間着:「S」でOKですが、ドラウトフォースの袖丈は少し短い気もします?
フリース、ソフトシェル、ハードシェル:「S」でジャストサイズ。特にfinetrackのシェル素材はエバーブレスメンブレンなど伸縮性に優れているものが使われているので、ジャストサイズでもキツく感じるようなことはありません。
クライミングをするともう少し腕や着丈に余裕が必要なのかもしれませんが、私はハイカーなので大丈夫。
finetrackのパンツ類はまだ所有していませんが、3シーズン用もシェル系も試着した限り「S」で問題なさそうなので、ネット通販でも安心して買えます。
マムート(MAMMUT)
みんな大好きマンモスマークでお馴染、スイスのクライミングブランド。シェル系は高額なものが多くなかなか手が出ませんが、3/4丈(ニッカポッカ?)としても使えるコンパーチブルパンツが気に入っていて、なぜか同じものを2本持ってます。
サイズ表示がヨーロッパとアジアで1サイズ違っていて「ヨーロッパM=アジアS」といった具合。試着をするとヨーロッパサイズのSかXS(アジアのMかS)で迷う感じですが、やはりXSの方がジャスト。以後の表記はヨーロッパサイズで書いてます。
アンダーウェア:データがありませんが、Tシャツは「XS」を着ています。
アウターシェル:試着した範囲では「XS」が丁度いい感じ。
パンツ:1本目をSで買ってずっと履いてたものの、ずっと余裕がありすぎる気がしてXSを買い足したらこちらがジャストでした。当初、XSのパンツではウエストがギリギリだったのですが、いつの間に私が少し細くなったようです?(笑)
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
街着としても人気のTNFですが、「北壁」なんてブランド名を付けるぐらいですし、元々はアメリカ発祥のガチなクライミングブランド(もちろん今でもガチなウェア、ギア類を作ってます)。日本ではゴールドウインが製造販売を行っています。
登山を始めてからはあまり縁がないのですが、釣りをしていた頃はレインウェア、冬用ハードシェル、シャツ類とやたらTNFばかり選んでいた時期があります。
国内販売されてるアイテムは完全にジャパンモデルだと思うので、サイズ感も国産ウェア感覚で選べばOK。実はTNFはSだと小さすぎてMの方が合っていることが多いかも?
釣りで使っていたときは、雨の中でも船の上でルアーフィッシングのキャストを繰り返したり、足で船のモーターをコントロールする関係で、ワンサイズ大きい「L」を買っていたのですが、登山を始めるときに殆どがダボダボで流用できず泣きました(笑)
シースリーフィット(C3fit)
TNFと同じゴールドウィンが製造しているアンダーウェアブランドのC3fit。私はタイツ(足用のコンプレッションウェア)を愛用しています。ワコールのCW-Xと人気を分けている印象ですが、両方試着した結果私の体型にはC3fitの方が合っていると感じました。
現在履いているのは3シーズン用のエレメントと夏用のインパクトエア。どちらも「M」サイズ。これはもうピタピタのジャストサイズで恐らく「S」は考えられないな…というサイズ感。たしかCW-X(若干緩い)でも同じMサイズだったと思います。
コロンビア(Colombia)
街着、フェス着の印象も強いコロンビアですが、実はなかなか渋い高性能ウェアを作っていたりもします。といっても現在登山用に使ってるものはないのですが(以前はハードシェルを使っていました)、釣り用のラインナップである防水ジャケット(ハードシェル?)を、冬場の普段着(撮影着?)や釣りに行く際によく着ています。
基本的にこのメーカーのものは「S」を選んでおけば間違いないという印象。シルエット的にはモンベル程ではないもののやや余裕がある作りです。
以上。勢いで書いてみたものの、この情報、誰かの役に立つのでしょうか?(笑) あと、例え私と同じような体型の方でも、アウトドアウェアの着心地は個人差のあるものですし、特に山で使うウェアはなるべく試着してから決めましょう。