朝鮮総連傘下団体幹部ら詐欺疑い

朝鮮総連の大阪にある傘下団体の幹部ら2人が、クレジットカード会社に、うその書類を提出して、キャッシングできる上限額を増やしたとして、詐欺の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは▼朝鮮総連の傘下団体、「在日本朝鮮大阪府商工会」幹部の社会保険労務士(41)と▼朝鮮総連の関係者の契約社員(41)です。
警察によりますと2人は、おととし9月、クレジットカード会社にうその書類を提出して、キャッシングを受けられる権利をだまし取ったとして、詐欺の疑いがもたれています。
契約社員は、当時、ヤミ金融を営んでいて、去年2月に逮捕され有罪判決を受けましたが、その後の調べで、友人だった社会保険労務士に依頼して事務所で働いているように偽造した給与明細を提出し、キャッシングできる上限額を増やしていたことがわかったということです。
大阪府警は、ことし7月、社会保険労務士の勤務先として、大阪・生野区にある商工会を捜索しましたが、組織的な関与はなかったということです。
警察によりますと、2人は調べに対し容疑を認め、契約社員は「キャッシングした金は、ヤミ金融の原資にした」などと供述しているということです。