新スタジアム建設方針を確認

将来、県内にJリーグクラブを誕生させようと、サッカー専用スタジアムの整備を検討する会議が、29日、津市で開かれ、県内に新たにスタジアムを建設していく方針を確認しました。
津市で開かれたサッカースタジアム整備準備会議の初会合には県サッカー協会や民間企業などから10人の委員が出席しました。
はじめに会議の会長を務める県サッカー協会の岩間弘会長が「三重県のサッカー界は優秀な高校生が多い反面、地元で活躍できる環境がない。Jリーグクラブは、経済活性化にもつながるので早く検討案をまとめたい」と述べました。
会議では日本プロサッカーリーグの担当者がサッカーJ1のガンバ大阪がホームスタジアムを建設するまでの経緯を説明しました。
この中では募金団体を設立して認可を受けることで税金の控除を受けたり、国の助成金なども使うことで構想から5年半でスタジアムを完成させたことを説明しました。
会議では、当面は、既存の施設を改修し、原則5000人以上収容のJ3の基準を満たした上で、将来的には、J1基準を満たす1万5000人以上収容のホームスタジアムを新たに建設していくなど、複数の選択肢を視野に入れ、今後検討していくことになりました。
岩間会長は、「県民のみなさまに応援してもらえるような検討案を半年をめどに作り上げていきたい」と話していました。