勉強はもうしたくない。
したくない?頭もう…何も覚えられない。
フフッハハハッ。
(拍手)
(菊村栄)
一体ゆうべ何があったのか
ほとんどの事が思い出せなかった
とにかくアザミを前に何かとんでもない醜態を演じてしまったらしい
(主人)おはようございます。
おはよう。
大丈夫?ああ風呂入ったらねやっと酒抜けたよ。
覚えてるの?先生ゆうべの事。
ああいやいや…。
ひどかったよ〜。
あんな先生初めて見た。
いやいや面目ない。
でもあの子最後までけなげだったよ。
えっ?先生…前立腺相当悪いの?えっ?どうして?おもらししたの覚えてないの?えっ!?あの子先生の下の世話全部したんだよ。
先生あの子の事好きなんだね。
下の世話されながらうっとりしてた。
あ…。
先生あの子本当はお孫ちゃんでしょ?孫って…ち…違いますよ。
それじゃあ愛人?馬鹿!あっこれからなんだ。
これから。
えっ?お楽しみだね〜先生。
殴るぞ…!それはそれは。
ごゆっくり!
(よね)ブラックですよね?ああすまないね。
どうぞ。
まずはコーヒーで…。
(原アザミ)失礼します。
どうぞ。
(アザミ)おはようございます。
おはよう。
あっコーヒー入ってるよ。
飲むかい?いただきます。
自分でやります。
(せき払い)ゆうべはすまなかった。
(ため息)醜態をさらした…。
先生の台本読ませて頂きました。
ああ…。
さっきまでずっと。
何度も読みました。
ありがとうございます。
本当にありがとうございます!余計な事して気を悪くしてないかな?嬉しくて…。
本当に嬉しくて…。
何度も泣いてしまいました。
直された箇所に泣きました。
新しく先生が加えてくださったシーンに心が震えて嗚咽しちゃいました。
まだ今私泣きじゃくってます。
喜んでくれたなら嬉しいよ。
そんなレベルの問題じゃないです。
涙の深さが全然違いました。
先生がいつかどこかでおっしゃってた「子宮で泣かせて睾丸で笑わせろ」って…。
おっしゃってた意味がよくわかりました。
私が読んで頂いた台本は本当に上っ面の…大震災の事実におんぶしたただそれだけのお涙ものだった気がします。
そんな事はないよ。
あの震災の津波の中でおばあちゃんの手を離した後悔や涙は僕なんかにとても書けないもんだよ。
それに…先生がわざわざ私なんかのために何日もかけてこんなに丁寧にわざわざ原稿まで書いて頂いておまけに一人一人の登場人物の履歴の年表まで作って頂いて…。
本を書く事はこういう事なんだってそれを実際に示して頂いて私…先生の優しさに泣きました。
あっいや…そんな事はないよ。
俺は優しくなんかない。
優しく見えたとしたらそれは俺がずるいからだよ。
僕が君の本に打たれたのはね…というかドキッと心に響いたのはね…。
「手を離したのは私」っていう君の正直な告白なんだよ。
本当言うとね…。
君よりずっと前に…君のお母さんが生まれるよりさらに前に…。
おばあちゃんの手を離したのは…私なんだよ。
手を離したのはそもそもこの俺なんだよ。
おばあちゃんと私は愛し合っていた時期がある。
おばあちゃんまだ若くてびっくりするほど今の君によく似てた。
おばあちゃんはひたむきに私を愛してくれて必死に俺についてこようとした。
でもね…その時俺はすでにかみさんがいたんだよ。
おばあちゃんのひたむきさが怖くて卑怯にも俺は捨てて逃げちゃったんだよ。
俺はかみさんも愛してたからね。
だからね…。
彼女の手を離したのは君よりずっと前に私だったんだよ。
だから君の本を直したのは彼女への…贖罪の意味で直したんだ。
違うんです…。
違わないんだよ。
違うんです!何が違うんだい?先生に謝らなくちゃならない事があります。
どうしたの?私…先生をだましてました。
だました?読んで頂いたあの台本本当は私が書いた本じゃありません。
私の彼が書きました。
もちろん元は私の体験です。
彼と話して一緒に考えました。
でも実際は彼が書きました。
彼大学のシナリオを専攻している先輩でとても優秀な学生です。
私以上に先生のファンで先生の事ものすごく尊敬してます。
先生の作品は全部見てますし…。
ですから私たちのアパートの部屋には先生のシナリオがほとんどあります。
ボロボロになるくらい何度も読んでます。
ごめんなさい!驚いたな…。
彼今朝早くこっちに着いてさっきから表の車の中で先生から頂いた台本を読んでます。
読み終わったら会ってやって頂けますか?
ボキッとどこかで音がした気がした
多分頸椎か脊椎か腰椎が心の中で折れた音だと思う
(よね)失礼します。
羽村俊一郎と申します。
先生をだましてしまいました。
お許しください!ひと言だけ…これは私が言い出した事でアザミはただそれに従っただけです。
アザミには全く責任ありません。
責任は全てあの僕…。
いえ違います。
私が言い出した話です。
私が…。
いや違います。
菊村先生と彼女のおばあちゃんが…。
おばあちゃんと先生が昔知り合いだったって事を利用しちゃおうって言い出したのは…。
いやあの…!僕は先生のファンでした。
(アザミ)私のほうがもっとファンでした。
(羽村)僕は先生を尊敬しています。
(アザミ)私だって同じです。
なんとか本を読んで欲しかったんです。
いきなり行ったって話すのも無理だから多少コネのある女の私が…。
本当に申し訳ありませんでした!ごめんなさい!本当に申し訳ありませんでした!ごめんなさい!いやわかったって。
わかったからもう…。
もういいよ。
年寄りが取り込み詐欺にかかったような気分だけどね。
(2人)すみません。
ハハハ…いやこれ冗談。
冗談だよ。
いやあんまり本が素晴らしかったんで勝手に乗せられちゃったんだ。
(2人)すみません。
いやとにかく僕の書いたその本君というか…君たちというか…まあ君らに謹んで差し上げる。
ありがとうございます!ありがとうございます。
先生あの読ませて頂きました。
なんというかその…全く別の世界を見ているようで…。
いやその…なんというか…ものを作る事へのこの自分の浅はかさというか…。
もうお世辞はいいからさ。
いえお世辞なんてとんでもないです。
特に履歴書はもう…。
まあその本はあげるから。
ああもう焼くなり捨てるなり好きにしていいよ。
(羽村)ありがとうございます!
(アザミ)宝物にします!まあそういつまでも堅苦しくしてないでひざ崩したらどうだね。
ああいえいえいえ…。
フッ…。
フフッ。
フフフフフフ…。
しかし参ったねえ。
アザミくん君どうして役者にならなかったんだ?おばあちゃんよりずっと筋がいいぞ。
すみません。
いや僕が…君たちの本に打たれたのはね…。
今までのテレビドラマに影響されずに誰にも媚びる事なく書かれていたからだよ。
だからコンクールに出したら落とされちゃうかもしれないな。
だって今のテレビ界っていうのはすぐに使えるものを…受けるものを重視する傾向があるからね。
その本の新鮮さそれから素晴らしさそれに気づくようなプロデューサーはいないかもしれない。
いやだけどね君たちはそれでいいんだよ。
今のテレビ界には君たちのそういう本当の創意が必要なんだから。
(よね)失礼します。
はい。
およねさんごめん悪かった…。
朝ご飯食べられなかったんだ。
あっ…はいはい。
あの先生。
うん?こんな場で誠にずうずうしいお願いなんですが1つだけお願いしてもいいでしょうか?なんだい?これからのテレビを書く我々に何かひと言頂けないでしょうか?ああそういう事か。
ねえおよねさん。
(よね)はい。
筆とすずりあったよね?あっあれですね。
ただ今。
頼むよ。
僕にね1人孫娘がいるんだ。
ああちょうどアザミくんと同じぐらいの年の娘なんだが。
この娘がね…同棲してる男を連れて突然現れたんだ。
しかも妻子持ちだ。
それだけでも驚いたのにその男が金をくれって言うんだよ。
女房と別れる手切れ金をね。
その男は金で君は色紙か。
あっ…。
すみません。
すみません。
いやいいんだいいんだよ。
昔先輩に聞いたんだけどね…。
ああ…あっあそこ。
あそこに1本の立派な木があるだろう?あの素晴らしい木を根元から切って自分の庭に移そうとしても立たないのさ。
根がないからね。
木というのは根があって立つんだ。
でも根は見えない。
見えないからみんな忘れる。
忘れちまってあの枝ぶりだとか葉っぱとか実とか花とかそういうものばかり大事にしてしまう。
それだから…今のドラマは駄目なんだよ。
そういうものを大事にしなきゃいいドラマは出来っこないのさ。
樹は根に拠って立つ
されど根は人の目に触れず
菊村栄
(マロ)とっぴんぱらりのぷう!
その夜アザミたちを東京へ帰して1人になった私はマッサージをとった
何年ぶりやろう?先生もむの。
せやけどこの頃テレビで先生のドラマあんま見まへんけど…。
相変わらずえらい凝ってますな。
ああ…。
それに相変わらずえらいペンダコやがな。
今でも手書き?ああ。
パソコンやのうて?ああ。
フッ…。
絶滅危惧種や言われまへんか?フフッ…。
せやけど先生書いてぇなあ。
ホンマに。
うん…。
先生書いてくださいな。
睡魔がたちまち私を襲った
襲われながらぼんやり考えていた
アザミと出会ってからのこの3カ月
孫と同じ年の少女に対してなんという滑稽な夢を見ていた事か…
先生ありがとう。
でもその夢は悪い夢じゃなかった
もしかしたらこれが80にして抱いた老いらくの恋というものだったかもしれない
(菊村律子の声)フフフフフ…。
律子お前か?笑ってるのは
(律子)フフッフフフフフ…。
(律子)フフフフッ。
でもそうだよな
滑稽だよな
(律子)フフフフフ…。
笑えよ
笑ってくれ
俺のこのザマを思いっきり笑え
お前の笑うのを久しぶりに見るよなあ…
理由がなんであれその事が嬉しいよ
お前が俺を笑ってくれてるのが
よしじゃあ話そう
全部話そう
アザミとの経緯を全部話そう
俺がこの年で悲しくも抱いた信じられないスケベ心を
その前に一杯お茶を淹れてくれ
洗い物はいいからお茶を一杯…
えっ?
その時私はドキッと気づいた
律子はいないのだ
もういないのだ
しゃべる相手がもうおらず私は1人まだ生きているのだ
突然私の内臓の奥に鉛のような寂しさが襲った
それはどういうか…圧倒的な空しさと孤独感で私の心を押し潰し膨らんだ
人には誰しも話し相手が必要だ
嬉しい時悲しい時腹が立った時泣きたい時…
賛成も同意も別にいらないからただそばにいて話を聞いてくれうなずいてくれる話し相手がいる
それが妻だった
律子だった
その律子がもはやこの世にいないのだ
律子はもういない…
そう思ったら涙が噴き出した
どうぞ先生お気をつけて。
またお越しください。
いやあもう色々世話になったねありがとう。
じゃあ。
翌朝私はレンタカーを運転しやすらぎの郷への家路についた
(大納言)最終回でご一緒するとは。
最終回…?ああああああ!最終回!
(水谷マヤ)しばらく!いらっしゃい。
(お嬢)先生!お嬢!おおっ!アハハハ…。
(井深凉子)ご無沙汰。
入園するって話は聞いてたけどここに入ったのね。
(三井路子)書く気十分。
そのエネルギーが鼻の線に出てる。
あなたまだ枯れてない。
もう一度あたしに本気で惚れてあたしに対してラブレター書いて。
えっ?「結局この女もあの役を狙って自分に当てて本を書けと言う気だ」。
(姫)この絵本当に…そんなにしますの?駄目よまた余計な事言い出しちゃ!神様のご褒美なのよ!おしりなでさせた一種のギャラなんだから!
(姫の声)一度言い出したら女の意地ってものがありますでしょ?
(及川しのぶ)オランピア劇場の方?テアトル・オランピア。
黒の中から太ももだけ白いの。
どう?フフ…。
さあ…。
(しのぶ)やっぱりそうしよう。
謎の新人作家濃野佐志美大先生。
バレたか…。
フフフ…。
(マロの声)哀れだなスターの終末って。
半分こしよう。
あたしもうお金ないもん。
パーティーやりましょ!茄子の呪い揚げっていう…。
(姫)えいっ!オガワアキラーッ!!うわあ〜!
(マヤ)やだ!なんだ生きてんじゃねえか。
つまんねえ。
(宮下一馬)高井秀次さん明日到着されるそうですよ。
(マロ・大納言)本当?
(お嬢)モデルになってくださいってそのうちに言われるかもしれないわよ。
モデルって絵の?モデルったってヌードですよ。
この辺りまでなら自信あるけど…。
(お嬢)駄目です!
(名倉修平)ギックリ腰ですよ。
単なるギックリ腰。
(名倉の声)皆様即刻退室願いたい。
さあどうぞ。
(高井秀次)律っちゃんはきれいな肌をしていらした。
自分が見た限りでは世界で…2番目ですね。
いたのにみんな見えなかったのね。
(川添夕子)なーんだ!
(2人)いたじゃん!
(路子)問題は秀さんをどう説得しておとなしくお部屋に帰ってもらうかね。
痛ーい!
(中里正)すいませんすいません…!
(犬山小春)しばらく…先生。
私もここに入れないかな?涙が出てきて思わず飛びついてハグしちゃったよ。
(拍手)
(マロ)見るなよ!夏の風物詩が始まったよ!あ〜また全部脱いじゃったわ…。
海に向かって歩いた。
三井路子も下りてきた!さっきからウンコしたくなっちゃってさ…。
え!?クソ?
(マロ)いいですよいいですよ。
結構でござんすよ。
本当にもう。
ハハハッ!
(名倉みどり)お年寄りっていうのはちょっとした刺激でポコッといく事もあるんですよ。
ポコッ!?シノと2人っきりになったらあがっちゃって何も言えなくなると思うのね。
シノの役やってくださる?あなたが仕組んだんでしょ?違います!いやいやあなたが仕組んだんだこれは。
違うんです!先生…。
(ハッピー)私欲しいです先生の最後の手紙。
君に書くかもしれない。
早く書いてください。
お待ちしてます!早く死ねって事か。
(大納言)アッハッハッハッ…!
(マヤ)こんなところにいるなんて!偶然ねえ。
紹介して紹介して。
俺が会うの?
(松岡伸子)だってあなたの問題でしょ?う…うん…。
(マヤ)こんにちは。
こんにちは。
誰だっけ?ほらあの…。
そうそうそうそう…。
52の野郎と二十歳の娘なんだぞ。
52なんて若いじゃない。
ねえ。
自分の年と比較するなよ。
(マヤと大納言の笑い声)
(お嬢)だからやめてよって言ったでしょ。
(マヤ)キャーッ!もう…。
やすらぎの郷
そこには私と似たような孤独をそれぞれ持ちながら押し隠して生きる哀しい同世代の仲間たちがいる
ハッピー。
はい。
(ハッピー)乾杯!いただきます。
彼らに会いたい!
…とたまらなく思った
(黒柳徹子)『トットちゃん!』始まりますわよ。
黒柳徹子です。
トットと呼んでください。
(菊池幸司)トット?なんで?徹子だからトット。
がスタート!
(黒柳朝の声)トットちゃんは元気が一番。
「踊り踊るなら」
(菅井雄二郎の声)お嬢さんの教育はしかねます。
(朝の声)ここが新しい学校よ。
うわあ〜!本物の電車?
(小林宗作)君は本当にいい子だな。
そうなの!私いい子なの。
(福元郁夫)テレビジョンが世界を変えるよきっと。
郁夫くんか幸ちゃんのどっちかと結婚すると思う!バレリーナになる。
(黒柳守綱)バレリーナになるには厳しい修業が必要だぞ。
たまりませんわオホホホ。
お母様がお城にしちゃうわよ。
すげな〜!すげえべ〜。
それは
(井上えつ)チョッちゃんの人生はチョッちゃんのものなんだから。
私はもう叔父の家には帰れません。
僕の妻になりなさい。
今日からここで一緒に暮らそう。
名前…。
(シイナ)名前知らないの?愛してるのに名前知らないの?
(門山周通)待て!キャッ…!
(朝の声)守綱さんは私とバイオリンにしか興味がないのです。
我が家の家計も私が支えないと…!
主演清野菜名松下奈緒
他にも豪華出演者が物語を彩ります
わいは〜!
(飛竜紅の声)百年に一人の逸材であられます!自由だべさ〜!「嫌だお母さん」
(2人)「十字架に…」2017/09/29(金) 12:30〜13:15
ABCテレビ1
[終]やすらぎの郷 最終回拡大スペシャル #129[解][字]
半年に渡り放送された倉本聰脚本『やすらぎの郷』も、今週いよいよ完結!!豪華ゲストも多数出演する最終週、お見逃しなく!
「さいごは笑って、いきましょう。」
詳細情報
◇番組内容
菊村栄(石坂浩二)が榊原アザミ(清野菜名)に醜態をさらした翌朝、ひたすら自戒する栄をアザミが訪ねてくる。栄が書いた台本を読み、感動したというアザミは、感謝の気持ちを涙ながらに伝える。その姿に狼狽した栄は、とうとう「手を離したのは私」に自分が心動かされた本当の理由を告げる。ところが、アザミから帰ってきた言葉は、衝撃的なものだった…!!
◇出演者
石坂浩二
浅丘ルリ子、加賀まりこ、五月みどり、清野菜名、常盤貴子、野際陽子、風吹ジュン、松岡茉優、ミッキー・カーチス、山本圭(※五十音順)
【ゲスト】片岡鶴太郎、神木隆之介
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二(テレビ朝日)、阿部雄一、池添博、唐木希浩
◇主題歌
中島みゆき『慕情』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、河角直樹(国際放映)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginosato/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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