子供が使う「Android」スマートフォンに保護者による監視機能を持たせるGoogleのアプリ「ファミリーリンク」が、米国のユーザーなら誰でも利用できるようになった。
Googleは3月、ファミリーリンクを招待制のみのサービスとして発表した。ファミリーリンクは、Googleアカウントを必要とする「Gmail」アカウントなどのサービスを、12歳以下の子供も利用できるようにするサービスだ。Googleは米国時間9月28日、米国の誰もがファミリーリンクを入手して、子供のために設定できるようになったと発表した。
ファミリーリンクを利用すると、「iPhone」またはAndroidスマートフォンを持っている保護者は子供の端末利用に一定の制限をかけられる。例えば、1日の利用時間、インストールできるアプリ、端末をロックする就寝時刻などだ。
子供が13歳になると、アカウントは通常のGoogleアカウントに移行されて、自分で管理できるようになる。
Gmail、Facebook、Instagram、Snapchatなどのアカウントを設定するのに、自分の年齢を偽る子供は多い。保護者の多くも、便利なGmailアドレスを子供に持たせようとそれを手助けしている。Googleは既存のGoogleアカウントをファミリーリンクに移行する案について議論したが、現時点では保護者が新しいアカウントを設定する必要がある。
招待制バージョンからはいくつか変更点がある。保護者は、以前のように前の週や前の月だけでなく、当日や前日に子供が特によく使ったアプリも確認できるようになった。またファミリーリンクは、Androidスマートフォンに加えて、iPhoneにも対応するようになった。Googleはさらに、ネットいじめやオンライン共有など扱いの難しいトピックについてユーザーが対処できるよう支援する「ファミリー向けアドバイス」セクションを拡張した。
Googleはファミリーリンクを米国外にも拡大する計画だが、子供に関する法律が異なることを考えると、そう簡単なことではない。その具体的なスケジュールは公開されていない。
ファミリーリンクを利用するには、保護者が子供のアカウントをセットアップし、子供には新規またはリセットされたAndroid端末(Android 7.0以降)を持たせる必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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