これは開発中止となった幻のカプコン版「レッド・デッド・リボルバー」の初期トレーラー。エンニオ・モリコーネの「ガンマン大連合」の主題歌がチョーかっこいい。
このゲームは2010年にロックスター・ゲームスから発売されて大ヒットした人生ベスト級の神ゲー「レッド・デッド・リデンプション」の前作に当たる西部劇アクションゲームなんだけど、実は開発中止から発売にいたるまでの経過が少し複雑なゲームなんですよ。
もともとこのゲームはカプコンの重鎮だった安田朗ことあきまん氏がはじめてコンシューマーゲームの開発に取り組んで進めていた企画で、海外のエンジェルスタジオという会社とカプコンで共同開発されてたんだけど、いろいろあって制作は頓挫・開発中止となるんですね(ちなみにあきまんさんはこのプロジェクト失敗によってゲーム業界から引退を決意、カプコンを退社することになる)。
この企画が流れた後、エンジェルスタジオをロックスター・ゲームスが買収。社名をロックスター・サンディエゴに改め、ゲームの開発もロックスター主導で継続されて無事発売にこぎつけ、そして1年後カプコンから日本版が発売されたというわけです。
続編の「~リデンプション(以下RDR)」はGTAシリーズのようにオープンワールドアクションとなってそれはもう素晴らしいゲームに変貌したわけだけど、この「~リボルバー(以下レデリボ)」も物凄く良いんですよ!何が良いってまず音楽。エンニオ・モリコーネやルイス・バカロフをはじめとした往年のマカロニウェスタン音楽がふんだんに盛り込まれてて、気分を否が応にも盛り上げてくれます。昔の洋ゲーにありがちだった大味な操作感覚も気にならないほどよく出来た西部劇の雰囲気。ストーリーもC級復讐劇なんだけど,、だからこそGOOD。あれだッ!とすぐにわかる西部劇映画のインスパイア・オマージュの数々。RDRよりもデフォルメされた勧善懲悪のマカロニ感が心地いいんだよなー。あとあきまんさんデザインのキャラクターたちが泥臭くて渋カッコいい(レデリボのキャラクターは、RDRのオンラインモードでプレイヤーとして使用できる!)
↑あきまんさんのコンセプトアート
まぁ何が言いたいかというと、あきまんさんサイコーってこととロックスター・ゲームスは最強だということですよ。この前発売されたR☆社最新作「グランド・セフト・オート5」が開発費ゲーム史上最高の3億ドル(映画アベンジャーズより上)に対して、発売初日の売り上げ8億ドル!!!とか意味がわからないくらい凄いことになっててまさにバケモノ(もちろんギネス更新!)。
追々レデリボ続編の神ゲー「RDR」や「GTA5」についても触れていきたいと思うけどいつになるかわからないし、書くのも面倒なくらい思い入れがるので触れないかもしれません