単純ミス? ふざけるな! 韓国で来年2月に開幕する平昌冬季五輪の公式ホームページに日本列島だけが“存在しない”問題が、さらなる物議を醸している。日本側の猛抗議を受け、27日正午前に日本列島は出現したものの、平昌五輪組織委員会は「単純ミスによるもの」と説明。だが、よく見ると、修正前の地図は韓国領が不自然に大きく描かれている。まるで「韓国が日本をのみ込んだ」と言わんばかりで、“確信犯”であることは明白だ。

 陰湿かつ、低レベルな嫌がらせだ。

 問題の世界地図が掲載されたのは、平昌五輪公式サイト内の「ドリームプログラム」のページ。世界5大陸にアジアではフィリピンや台湾などの島国もしっかり載っているが、なぜか日本列島と樺太(サハリン)が抜け落ちていたのだ。

 ネット上では27日未明から「ひどすぎる」「どう見てもわざとだろ!」と大炎上し、韓国の姑息な嫌がらせに批判の声が殺到した。

 高須クリニックの高須克弥院長(72)もツイッターで「日本をなめとんのか! それなら韓国人だけでやれよ。日本人は行くな」と激怒。タレントで弁護士のケント・ギルバート氏(65)は「陰でこそこそやって留飲を下げているのでしょうが、姑息で卑怯で恥知らずなところが韓国という国の世界的信用を確実に失わせている原因だと、彼らは1秒でも早く気付くべきです」と指摘した。

 こうした事態を受け、菅義偉官房長官(68)は同日午前、記者会見で「スポーツ庁から在京韓国大使館に指摘し、早急な是正を申し入れました」と公表。これが効いたのか、正午前には何事もなかったかのように、日本列島と樺太が出現した。

 韓国文化体育観光省の幹部は27日、外部の業者に制作を依頼し、チェックした担当者が日本の表記がないことを見逃したと経緯を説明した上で「おわび申し上げる」と述べ謝罪した。

 都鍾煥・文化体育観光相も同日、記者から指摘され、自分は把握していなかったとしつつ「(事実なら)とんでもないことだ。確認する」と述べて、事実上非を認めた。

 同省幹部によると、在日本韓国大使館も27日午前に指摘を受けるまで気付かなかったという。

 だが、韓国のこの手の嫌がらせはいまに始まったことではない。今年初めには公式HPの地図上で日本固有の領土である竹島を「Dokdo」、日本海を「East Sea」と表記し、現在もそのままの状態となっている。

 さらに「単純ミス」と言いながら、修正前の地図では韓国領のある朝鮮半島が日本海側に大きくせり出し、日本列島のスペースを消している。

 それが修正後、韓国領は不自然なほど縮小。空いたスペースに日本列島を置いたようにも見える。一部では問題の地図と全く同じ画像をフリー素材として配布している反日サイトを見つけ「丸ごとパクったのでは?」と指摘する声もある。

 ネット事情に詳しいライターは「単純ミスではなく、どう見ても確信犯。陰湿としか言いようがありませんね。こうしたことが続く以上、日韓関係は改善されないでしょう」と話す。

 そもそも現地・韓国でも問題山積みで、「五輪開会式会場は経費の都合で屋根で覆われておらず、観客が氷点下の極寒にさらされる可能性が高い」「(国際空港である)仁川空港からの交通需要がキャパシティーを明らかにオーバー」「チケットが目標の25%程度の27万枚しか売れていない」などが指摘されている。

 開幕まで5か月を切ったが、北朝鮮の暴発を危惧し、欧州の一部では大会ボイコットも検討。先行き不透明なようだ。