5月9日に開催された関西学生陸上競技対校選手権大会の十種競技で連覇を達成し、関西学生新記録の金字塔を打ち立てた。「手応えはありました。結果が残せて安心しています」と頼もしい表情を見せる。同大会のMVPにも輝き、65年ぶりの男子1部総合3連覇にも大きく貢献した。
十種競技は2日間で短距離、中距離、長距離、投てき、跳躍の合計十種目を競い合い、勝者はキング・オブ・アスリートと称されることもある。各種目で相反する身体能力を必要とするため、練習では倒立を中心に基礎体力やバランス感覚を磨いている。そのかいあって、1年生の時から日本ジュニア陸上競技選手権大会で優勝するなど、表彰台の常連として活躍。「一種目に特化せず、いろいろな種目をやることが楽しい」と話す。
大のアニメ好きで「自宅にいる時は常にテレビでアニメを流し続けています」とにっこり。この気分転換も強さの秘訣だ。
「今後の目標は、日本学生陸上競技対校選手権大会での優勝と自己ベストの更新。そして関西学生記録を伸ばしたい」と意気込んでいる。