専業主夫の日々

サラリーマンから専業主夫になった男の日常

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家事を手伝って!と言っていた奥さんが俺が主夫になった瞬間一切家事をしなくなる現象について

 

俺が会社員で、奥さんが専業主婦だった頃の話。

奥さんは常日頃からもっと家事を手伝って!と俺に主張していた。

朝ごはんの後暇なら洗濯物を干して行って。たまには洗い物をして。洗った皿を片付けて。休みの日にはお昼ご飯作って。夜ご飯もたまには作って。部屋に掃除機かけて。お風呂を掃除して。トイレも掃除して。

今ならわかる。

家事を一手に引き受けて奥さんは大変だったのだろう。最初こそ家事には無頓着だった俺だが、奥さんの要望や家事の大変さに気付くいくつかのきっかけから家事を少しづつ手伝うようになっていった。

会社員時代も洗濯物を干すのと取り込んで片付けるのは俺の仕事だったし、子供のお風呂や寝かしつけはほぼ必ず、休日には料理を担当した。働いているので出来る家事に限りはあるが、最後の方はそれなりに戦力になっていたとは思う。

それから数年後。

俺が専業主夫になり、奥さんが働くようなった。

すると奥さんが、一切家事をしなくなったのだ。

あれだけ主婦の時には手伝って、もっと手伝って!と言っていたのに、自分が働くようになったら一切家事をしなくなった。

一応奥さんの名誉のために言っておくと、今現在は会社員時代の俺よりも積極的に家事を手伝ってくれているし、俺より数段上手くこなしている。

奥さんが一切家事をしなくなったのは彼女が働くようになって約二年くらいの期間だ。なんでこんなことを今言い出したのかと言うと、女性であっても男性であっても家事なんかみんなやりたくないということに気付いたからだ。

勿論料理が楽しい人もいれば、掃除が好きな人もいるだろう。

しかし家事はやらないで済むならやりたくないとみんなどこかで思っていて、それは女性であっても同じだと言うことだ。

 

奥さんの会社であったとある話をここで紹介したいと思う。

ある日、商談を終えた課長(30代男性)と課長補佐がオフィスに戻って来た。手には自分たちと取引先の四名分の飲み終えたカップを持ち、オフィスからもよく見える給湯スペースにカップを置いた。そのカップが洗われることがないまま一時間ほど経過した時、課長が口を開いた。

課長「ちょっとー誰かカップくらい洗ってよ~」

奥さん「課長が洗えばいいじゃないですか」

課長「そこは女性に洗って欲しい」

奥さん「なんでや」

この会話でわかる通り洗い物等の「家事」に当たる行為は男性陣はどこかで女性がやるもの、女性にやって欲しいと思うもの、もっと言えば女性がやるべき、女性自身もやりたいと思っているくらいに思っているのではないだろうか。

しかし働き出して一切家事をしなくなった奥さんを見ればわかるように、やらなくて済むならやりたくないのは男性だけでなく、女性も一緒なのだろう。

このことから、「家事を手伝ってと言っていた奥さんが俺が主夫になった瞬間一切家事をしなくなる現象」は男とか女とか働く方が大変とかそういうことは抜きにただただ当然のことであるということに気付いた。

家事を手伝うのはメンドクサイと思っている男性と同じくらいのメンドクサイを抱えて、女性は家事をやってくれていたのだ。

 

 

 

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