2017-09-28

オタクが騒げば騒ぐほど、たつき監督の肩身が狭くなるだけである

ちょっと考えればわかるが、今回の件で騒いで普通会社が考えることは「やばいたつき監督に戻さなきゃ」じゃない。

考えることは「クリエイター1人に依存するのはやばいな」ということであり、その結果起こるのは、クリエイター1人の権限が減り、あくま歯車の1つとして扱われることだろう。

ちょっと考えればわかるが、ヤオヨロズはカドカワから発注を受けて作っているに過ぎない。身銭を切っているのはカドカワであり、ヤオヨロズはカドカワからもらったお金制作物を納品する立ち場でしかない。

それが第2期では発注がもらえなかった、というのはいろいろな条件が折り合わずに受注に至らなかった、というだけであり、働いてない人にはよくわからないだろうが、ビジネス世界ではよくあることだ。おそらくカドカワプレスは一番延焼しなそうな失注理由をあげただけで、他にもいろいろあって折り合わなかったのである予算とかスケジュールとか)。

継続発注しなかった!あいつらは悪いやつだ!」と触れ回る制作会社があったら、普通はそんなところに依頼は来なくなる。

オタクが騒いで起こるのは、クリエイターの立ち場が弱くなることであり、ヤオヨロズに仕事がこなくなり、たつき監督の肩身が狭くなることである

このタイミングたつき監督暴露したのは、普通に考えたら自分が請け負ったコラボ案件が手離れしたかである。つまりタイミング的に考えても、たつき監督降板は前々から決まっていた可能性が高い。たつき監督はいかにもカドカワからいきなり切られたみたいな体裁ツイートしているが、そんなわけないのであり、これはカドカワヘイトが向くように演出されている。

1人で暴走し、クライアント攻撃が向くように仕向けるクリエイターを、使いたい人がいるだろうか。たつき監督が取ったのは悪手だった。自ら復帰を潰すような動きを取ってしまった。

静かに第2期が始まってイマイチだったら、やっぱりたつき監督だよな、となっていたかもしれないのに、その芽もなくなってしまった。それどころか炎上リスクがあるクリエイターだと認知されてしまったのであるたつき監督のこれから進む道は茨の道だと確定したようなものであり、それはダテコー監督が歩んだ道でもある。今、ダテコーが満足にクリエイティブできる立ち場だと言えるか。騒げば騒ぐほど、たつき監督の肩身は狭くなるのである

  • anond:20170928010719

    今こそダテコーのコメントが聞きたい Twitterまたはじめてくれないかな?

  • anond:20170928010719

    誰かのツイートで「今回一般のファンが見たくなかった部分が見えてがっかり。作品自体ももう嫌だ※」したというのはこういう大人の事情なのかもね。 (※これはファンを装ったアン...

    • anond:20170928093540

      いつもアニメファンの反応見て思うんだけど「今回一般のファンが見たくなかった部分が見えてがっかり。作品自体ももう嫌だ」って思うなら見なきゃ良いのにと思う。 子供の頃はアニ...

  • anond:20170928010719

    火消し

記事への反応(ブックマークコメント)

 
 
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