本日は、リビングに置くおすすめの「おしゃれ加湿器」の紹介と、その選び方を紹介します。
加湿器に限ったことではないですが、毎年毎年、新しい商品が各メーカーから発売され、結局どれが一番自分の家の形状やライフスタイルに合っているか困ってしまいませんか。
加湿機業界は、近年、海外製の商品も多く見かけるようになり、ますます選択の幅が広がる一方、どうやって意中の加湿器を選べばいいか悩んでしまいます。
ここでは、そんな悩ましい加湿器選びのポイントとこの冬一番おすすめの商品を紹介したいと思います。
「おすすめの加湿器」と一口にいっても、使う場所が異なれば、選び方も変わってくるはずです。
そこで本日は、特に乾燥するリビングに最適の加湿器を紹介していきたいと思います。
加湿器の種類と特徴
まず、最適な加湿器選びのポイントとして加湿器には3種類の加湿方法とそれぞれの特徴を押さえておくが重要です。
加湿器には、湿度を上げていく構造の違いから、次の3種類に大きく分類されます。
- 超音波式加湿器
- 加熱(スチーム)式加湿器
- 気化式加湿器
これらの特徴をまとめたものが上の表です。表を見れば、それぞれの加湿方法のメリット・デメリットが分かって頂けるかと思います。
では、3種類の加湿方法のメリットやデメリットを比較したとき、最も最適な加湿方法はどれになるのでしょうか。
この疑問に対する答えは、すでに表の中に示してありますが、その根拠を以下で紹介します。
リビングに置く加湿器の選び方
一般的な家において、リビングという場所は
- 他の部屋より広い
- 暖房機器の使用時間が長い
- 多くの人が集う
という状況にあります。この状況を考えると、
- 広い → 加湿能力が高い商品
- 暖房を長時間使用 → 加湿器も長時間使用 → 消費電力が低い商品
- 家族が集う → 安全・清潔
という発想から、リビングを潤すためには「気化式」加湿器が最適という結論に至るわけです。
気化式加湿器のメリット
気化式加湿器が他の加湿方法と比べて優れている点は
- 加湿力が高い
- 気化現象を利用しているため、加湿し過ぎない
- 火傷の心配がない
- 電気代が安い
ということです。
ただし、加湿能力だけでいえば、「加熱式」の方が加湿力が高いと言われています。
加熱式加湿器の場合、水を沸騰させて蒸気を放出する仕組み(やかんのお湯を沸騰させるイメージ)のため、非常に高温の蒸気が噴出されます。そのため、小さい子供がいる家庭では火傷の危険があり、置き場所に工夫が必要になります。
さらに、水蒸気の状態で噴出されるため、部屋を加湿しすぎてしまい、結露になりやすいことも頭に入れておく必要があります。そしてなにより、加熱式は消費電力が高いため、長時間利用する場合、電気代も上がってきてしまうのです。
一方、気化式は水を含んだフィルターに風をあてることで部屋を潤していく(濡れタオルを置いておくイメージ)、気化現象を利用した商品になっています。
気化現象を利用していることで、電源を付けてすぐ部屋を加湿する能力は低いものの、加湿しすぎることはありません。また、熱を発するわけではないため安全性も高い商品です。
気化式は電気代も安いため、長時間加湿器を利用することが予想されるリビングには最適の加湿方法といえるわけです。
気化式加湿器のデメリット
ただ、気化式にも当然デメリットがあります。
- フィルター交換などメンテナンスが必要
- 加湿スピードが緩やか
- 動作音が他の方式より大きい
こういったデメリットを持つ気化式加湿器ですが、デメリットを克服する商品の選び方と使用上のコツがあるので紹介します。
まず、加湿器の選び方ですが、手入れが重要になる商品だけに手入れがしやすい商品を選ぶことは当然ですし、フィルターの交換が必須になるため、アフターフォローがしっかりしているメーカーを選択する必要があります。
次に使用上のコツですが、加湿スピードが緩やかなことと動作音が大きいというデメリットを克服するため、夜間に加湿を「強」に設定し、部屋を潤しておくようにします。これにより、日中はガンガンと加湿する必要はなくなり、加湿スピードや動作音の問題が解決されます。
こうした使い方をする上でも、気化式加湿器の「電気代が安い」というメリットは大きいです。
で、結局のところ、どの商品がおすすめですか?
おすすめの加湿器はコレだ
それでは気化式加湿器の中でも、リビングに置くおすすめの加湿器を2つほど紹介します。
性能面で選ぶなら
性能面に特化した気化式加湿器を選ぶなら、パナソニック社製がおすすめです。
パナソニックの気化式加湿器の特徴は、
- DCモーター
- 加湿+ナノイー
- 10年使えるフィルター
という所になります。
DCモーターは少ない電力で大きな出力を得られるモーターのため、電気代を気にすることなく加湿し続けることができます。
24時間使い続けたとしても、1か月の電気代は150円程度*1で済みます。
リビングをしっかりと保湿しておくためには、常に加湿器は付けておくことをおすすめします。そうした使い方ができるのも、DCモーター搭載のパナソニック製加湿器のメリットと言えます。また、ナノイー(nanoe)効果は、エアコンでも有名ですが、お肌の水分量が2倍になる*2そうで、特に女性や敏感肌のお子さんがいる家庭では嬉しい機能になっています。
さらに、この商品がおすすめな点は、メンテナンスが非常に簡単であることです。加湿器のフィルターは、基本2~3年で交換することを他社製品では推奨していますが、パナソニックでは月1回水で汚れを落としておけば(特殊な洗剤もいらない)、約10年フィルターが交換だというのです。
ここで紹介しているパナソニック社気化式加湿器「FE-KFP07」の使用をまとめておきます。
おしゃれ度で選ぶなら
バルミューダ社の加湿器は、とてもおしゃれで加湿能力もあり、おすすめな商品です。
同社は2003年に東京で設立し、
現代を生きる私たちが道具やサービスに求めているのは、驚きや感動、うれしくなるような体験なのだと思います。バルミューダは家電という道具を通して、心躍るような、素晴らしい体験をお届けしたいと考えている企業です。
こうしたコンセプトのもと、おしゃれな家電商品を次々とヒットさせています。
おすすめの加湿器を使ってみて
それでは、実際に私がバルミューダ製の加湿器Rainを使ってみた使用感を紹介したいと思います。
自信を持っておすすめする理由
バルミューダ製の加湿器Rainを使って感じたおすすめのポイントは
- 優れた加湿力
- とにかくおしゃれ
- 給水が楽
という3点です。
優れた加湿能力
バルミューダ製Rainは気化式加湿器の「湿度を上げるのに時間がかかる」というデメリットをあまり感じることがありません。
湿度20%以下のリビングをものの30分で、湿度30%以上には潤してくれ、最適な湿度といわれる50~60%を正確にキープしてくれます。(使用条件に寄る)
とにかくおしゃれ
わが家のリビングを訪れたみなさん、必ずと言っていいほどRainについて触れてくれます。上の写真は、Rainが置かれたリビングですが、存在感が抜群なため、方便含め「おしゃれ~」というコメントを頂けます。これはとっても嬉しいことです。
Rainを知らない方も、「何ですか、これ?」と食いついてくれ、会話ネタになり重宝しています。
給水が楽
「給水が楽」ということこそ、Rain最大の特徴です。
給水システムがボトルタイプの場合、どうしてもめんどくさくて、結果、加湿器が効果的に使えないということがありますが、Rainへの補給は、やかんに入れた水を上部から注ぐだけですから、常に加湿器をフルに活用できます。水を注ぐと、有機ELディスプレイが変化するため、楽しくてたまりません。
以上が、バルミューダ製の加湿器をおすすめする理由になります。
知っておいてほしいデメリット
バルミューダ製の加湿器Rainを使って感じたちょっと残念なポイントは
- デカい
- うるさい
ということです。
とりあえずデカい
この写真でどれほど大きさが伝わるか分かりませんが、隣に置いた500mlペットボトルを比較対象として置いてみました。高さは500mlペットボトル2本分くらいです。
この大きさをデメリットと感じるか、存在感あるインテリアと感じるかは、その人の感性によりけりだと思いますが、大きいということは間違いありません。
その大きさから「部屋の雰囲気に合わない」と感じるのであれば、Rainの購入は控えたほうがいいかと思います。
強運転だとうるさい
Rainは、加湿したい湿度を、本体上部のコントロールリングを回すことで、設定することができます。
管理方法は、
- オートモード
- マニュアルモード
の2種類があり、オートモードでは一定の湿度を保持するよう、Rainが自動運転し、マニュアルモードでは、手動で5段階から風量を選ぶことができます。
部屋があまりにも乾燥していたり、設定湿度が高ったりすると、一気に加湿しようとするためRainの運転音は、かなり大きな音になります。
どれほどの音がするのかというと、隣においてあるTVの音が聴こえなくなるくらい「ゴー!」という運転音が響き渡ります。長い時で10分程度この轟音が響き渡ることもあり、その間は会話も聞き取りにくくなるほどです。
こうした対策が取れるのも、電気代が安いという気化式の特徴のおかげです。
まとめ
本日は、リビングにおすすめの加湿器を紹介しました。
リビングに置く加湿器を選ぶポイントをまとめると
✓ 電気代が安く、安全な「気化式」
✓ リビングこそ「おしゃれ」感が大事
ということでした。
広いリビングをしっかりと潤すためには、それなりに高額な加湿器を選ばないといけないだけに。ここで紹介した2つの商品のように10年以上使い続けることができる商品を選びたいものです。
「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、加湿器選びを失敗すると、家族の健康まで失ってしまう可能性もあります。
後悔ない加湿器選びにこの記事が役立ってくれたら嬉しいです。