とうほう ぷろじぇくと
■東方Project
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東方Project(通称:東方)とは「上海アリス幻樂団」制作の同人ゲームです。
ジャンルは弾幕STG(だんまくシューティングゲーム)。
■とりあえず、これを見れば分かる
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面倒な人はこれを見れば、だいたい分かると思います
ただし動画内の作品情報などは2007年、当時のものです。
原作の一つ「東方輝針城」のプレイ動画
(4面からになります)
しゃんはい ありす げんがくだん
■上海アリス幻樂団
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東方を制作しているサークルです。
メンバーは「ZUN」の一人です。
ZUNはファンの間で「神主」の愛称で知られ、東方のプログラムからグラフィック、サウンド、キャラクターデザイン、シナリオなど、ほぼ一人で制作を行っています。
ちなみに上海アリス幻樂団の表記は、上海アリス幻楽団のどちらでも良いそうです。「樂」と「楽」の違いです。
基本的に「樂」が使われます。
■基本設定
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これだけ知っていれば、だいたい分かる東方の基本設定です。
○幻想郷(げんそうきょう)
日本の山奥にある結界で隔離された土地です。
妖怪と人間が共存する世界であり、東方の舞台となります。
異世界というわけではなく陸続きにあるとされ、幻想郷からは現実の世界を外の世界と呼んでいます。
幻想(存在しない)とされた妖怪が流れ着く他、人間や物が迷い込む事もありますが、基本的に内外への行き来はできないとされています。
○博麗の巫女
東方の主人公「博麗 霊夢」(はくれい れいむ)のこと。
妖怪退治を生業にしています。
東方の基本ストーリーは妖怪が起こす異変を、霊夢らが解決するというシンプルなものです。
○妖怪
妖怪とは人間を襲い、人間に退治される存在です。
基本的に人間を襲う事が存在意義であり、幻想郷では異変を起こす事が妖怪の仕事と言っても過言ではありません。そして退治されます。
逆に人間を襲わなくなると気力が衰え弱体化します。
様々な妖怪が存在しますが、物理的な攻撃よりも精神的な攻撃に弱いです。
妖怪は信念の塊でもあり、存在意義を崩したり、概念的な武装に大きな効果があるようです。(例:鬼は炒った豆に弱いなどの伝説)
○二つの結界
幻想郷は結界によって成り立ち、結界が無くなれば事実上は消滅します。
・博麗大結界
博麗の巫女が管理しており「常識と非常識」を分ける役目を持ちます。
これによって外の世界で存在を否定されるほど、幻想郷では妖怪が確固とした存在になります。
また、現博麗の巫女である霊夢が死亡すると結界の維持ができなくなるそうですが、その場合でも新たな博麗の巫女を探せばどうにかなるようです。
・幻と実体の境界
妖怪の賢者である八雲紫の持つ「境界を操る程度の能力」によるものです。
幻となった妖怪たちを幻想郷へと集める装置の役目を果たしています。
より詳しくは後述の幻想郷の歴史にて。
○スペルカードルール
人間と妖怪が戦っても死者を出ださない為のルールです。
これによる戦いは弾幕ごっことも呼ばれ、決闘ともされています。
完全な実力主義を否定し、また不慮の事故は覚悟する事とされているため、こちらで言うスポーツのようなものだと考えられています。
死者を出すわけにはいかない理由は後述の幻想郷の歴史にて。
■幻想郷の歴史
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幻想郷とは、元々は妖怪が多い山奥に退治屋が移り住んだだけの土地でした。
およそ500年以上前、人間の文明の発達と人口の増加によって妖怪の勢力は押され始め、境界を操る程度の能力を持つ妖怪「八雲紫」は妖怪拡張計画を立案・実行に移します。
幻と実体の境界。この結界は幻想郷を、ただの山奥の土地から「幻となったものを自動的に呼び寄せる土地」へと変化させました。これによって外国を含む、現実の世界(外の世界)で勢力の弱まった妖怪たちが幻想郷へと集まります。
それから明治時代頃、ついに人間は妖怪を迷信として扱うまでに至り、人間に否定された妖怪たちは滅亡に瀕し、幻想郷も崩壊寸前までの事態となりました。
幻想郷に住む妖怪の賢者は策を練り、博麗大結界と呼ばれる結界を張りました。
これは結界の内側と外側を、非常識と常識に分ける結界で、外の世界で幻想が否定されるほど、内側の幻想郷は非常識の世界として確固とした存在となります。
また、この結界により幻想郷は隔離され、内外の行き来は不可能となります。
(一部の例外はあります)
しかし問題は尽きず、今度は幻想郷内での人間と妖怪のパワーバランスが求められました。妖怪と人間、どちらが減っても幻想郷は成り立たないのです。
やむを得ず妖怪は人間を襲わなくなりましたが次第に気力が衰え弱体化していき、やがて事件は起きました。
外の世界から吸血鬼が幻想郷へと流れて来たのです。
吸血鬼は幻想郷を支配しようと暴れまわり、多くの弱体化した妖怪は従うしかありませんでした。
この騒動は最も力のある妖怪が吸血鬼を倒し、契約を結ぶ事で和解して決着となりました。しかし、これではいつの日か本当に幻想郷は支配されてしまいます。
妖怪の賢者は博麗大結界を管理する博麗の巫女に相談し、妖怪が人間を襲っても、人間が妖怪を退治しても死者が出ないルールが決められます。
それがスペルカードルールであり、平和な決闘方法として親しまれています。
ちなみに、この吸血鬼とは現段階ではレミリア・スカーレットだと思われます。
彼女の妹の他にも、吸血鬼がいるのかは定かではありません。
■東方の原作について
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原作の各作品については別にノートを作成しましたので、そちらへどうぞ。
書籍(マンガ・小説)も別にまとめていますので、こちらへどうぞ。
東方Projectの書籍について
■東方の二次創作
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二次創作については別にノートを作成しましたので、そちらへどうぞ。
■登場キャラクターの一覧
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簡易的なものですが、キャラクターの一覧はこちらへどうぞ。
■参考リンク
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このノートは簡易的な解説なので、ここを見る方がより詳しく分かります。
○ニコニコ大百科「東方Projectとは?」
更に東方を詳しく知りたい人はこちら
○ニコニコ大百科「東方Projectの登場キャラクターとは?」
各キャラを詳しく知りたい人はこちら
色々な元ネタ、考察も入り混じってます
原作の画像が見たい人はこちら
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以上で終わりとなります。
他にここが詳しく知りたい! ここが間違っている! 等がありましたらアドバイスでご指摘いただければ修正・加筆いたしますのでどうぞ。
また、このノートは多くの人に東方を正しく知って貰いたく思い制作しました。
特に知恵袋では同じような質問が多いため、その時にはこのノートへ誘導するなり、コピペするなりして活用していただければ幸いです。