画像はKDDI公式サイトより
KDDI株式会社が27日、Enterprise Ethereum Alliance(EEA)に加入し、イーサリウムを使ったスマートコントラクトの実証実験を始めたことを発表しました。
「スマートコントラクト」とは、ブロックチェーンを活用した技術で、結ばれた契約を改ざんが困難な形でプログラム化し、条件に合わせて自動執行する仕組みです。
▼スマートコントラクトについてのカンタンな解説
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第一弾は携帯電話の店頭修理申し込みから完了までの工程
画像はKDDI公式サイトより
KDDIはスマートコントラクト活用の第一弾として、「携帯電話の店頭修理申し込みから完了までの工程」において、リアルタイムな情報共有やオペレーション効率の可能性を検証すると発表しています。
休日、携帯ショップに並んで修理の申し込みのために何十分も待たされた経験がある方もいるかと思います。スマートコントラクトが活用されれば、携帯の修理が自動依頼・決済されるため、無駄な時間を過ごす必要がなくなるかもしれません。
リユースサービスなどの異なった事業者間の連携も検証
また、KDDIはスマートコントラクトを活用して、異なる事業者間のシステム連携も行えるかの検証をします。具体的には、モバイル端末の修理金額や機種変更の金額、中古市場価格など異なるシステム間の情報をプログラムが自動判別してきちんと契約が行えるかの検証です。
この実証実験が成功すれば、他の場面でも自動執行を使った効率化が進められるでしょう。
トヨタやマイクロソフトが参加するイーサリウム企業連合
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スマートコントラクトをビジネスに応用するため、いろんな業界の企業が集まったEEA(エンタープライズ イーサリウム アライアンス)には、JPモルガンやマイクロソフト、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループなどが参加しています。
今回、国内有数の大手企業であるKDDIのイーサリウム連合(EEA)加盟を受けて、ますますブロックチェーンやイーサリウムに注目が集まりそうです。
9月27日23時現在、coincheckではイーサリウムの価格は32,400円前後を推移しています。来月にはメトロポリスのハードフォークが行われる予定で、このハードフォークでも価格上昇が期待されています。
参照元:KDDI株式会社