こんにちは、こうたです。
今日は吉方位旅行の記録の4回目です。過去の記事はこちらになっていますのでよかったらご覧ください。
そもそも吉方位旅行ってなんだ?っていう記事はこちらです。
初日に見た竹田城の中へ
今回は旅行の2日目の昼からになります。
城崎温泉を楽しんだ僕たちは天空の城とよばれる竹田城跡を見学するために朝来市に向かいました。
竹田城跡はもう見たのでは?って思われる方もいらっしゃると思うんですが、僕たちが1日目に見た竹田城跡は、雲海に浮かぶ竹田城跡を見るために、竹田城から少し離れた山の展望台から竹田城を見たものです。
今回は竹田城跡そのものを見に行こうってことでそちらに向かいました。まあ、もともと3日目の早朝に雲海と竹田城跡を見に行こうと思っていたからホテルを近くにとっていたっていうのもあるんですけどね!
午後1時半くらいに竹田城跡最寄りの山城の郷という、道の駅みたいなところに到着しました。竹田城跡はマイカーでは入れないのでここに車を停めてバスに乗るか歩いて行くことになります。ちなみにバスに乗っても竹田城跡の入口までしかいけないので、そこから中に入るまでに上り坂をおよそ1キロくらい登ることになります。
歩いて行っても入口までは20分ほどなので、散歩がてら歩いてもいいと思います。あ、もちろん上り坂ですよ!w
JR竹田駅から歩いて行くこともできますし、駅からもバスが出ているので電車で行かれる方はそちらからですね。
小雨が降る中、竹田城跡の中に入ってきました。
ここまではバスで来ることができますが、ここからは完全に歩きです。ここから入場券を買う入口までおよそ20分です。
中に入ってみるとこんな感じ。石垣と緑がいい感じです。雨が降っていたのと、台風直撃の予報の真っただ中だったので人はほとんどいませんでした。
天守台から見下ろす竹田城跡。やはり天気が悪いので写真が暗いですし、景色もいまいちですね。
雲海に浮かぶ竹田城を見るのもいいんですが、竹田城の中から見る雲海も結構いいものらしく、こちらの天守も雲海が見られるシーズンは結構人がくるようです。この写真でいうと、奥の松の向こう側にある雲のところらへんが雲海で真っ白になります。それはそれで幻想的な雰囲気がしそうですね。
竹田城跡内部には雲海の季節には午前4時から入ることができるので、竹田城の中から雲海を見下ろすのもいいかもしれませんね!ちなみに僕たちが車を停めた山城の郷は早朝は停めることができません。車の方は早朝はイオン和田山店に車を停めてそこからバスで行くことになります。でもこれよく見たら土日しかやってないみたいですのでご注意ください!
9月19日より「竹田城早朝雲海バス」を運行します | 全但バス株式会社
旅行3日目、元伊勢三社めぐり
さて竹田城跡近くのホテルで一泊して、僕たちは舞鶴方面に向かいました。計画の段階では3日目は早朝に立雲峡から竹田城を見る→天橋立→伊根の舟屋→舞鶴に宿泊という予定だったのですが、これすでに全部見終わった後なのでw予定がスッカスッカの3日目になりました。
舞鶴で一日遊びつくそうと思って向かっていたのですが、道の途中で元伊勢と書かれた標識が。これよく知らなかったんですが、三重県伊勢市に伊勢神宮があるじゃないですか。こちらに祀られている神様が一時的に祀られていた神社のことを元伊勢というんですって。旅行記の2つ目に紹介した天橋立にあった眞名井神社もその流れです。全国各地にいくつかあるみたいなんですが、京都府の福知山市にもそれがありました。
僕の彼女の趣味は神社仏閣巡りと御朱印帳あつめ。僕は祖母が三重県伊勢市に住んでいたこともあり初詣は毎年伊勢神宮に行っています。
そして3日目の予定はスッカスカ…wなのでこれは行ってみるしかないでしょって感じで京都府福知山の元伊勢三社をすべてまわってきました。
豊受大神社
こちらは伊勢神宮の外宮さんの神様(豊受大神宮)が祀られていたとのことで、元伊勢外宮と呼ばれています。山のなかにひっそりとありました。ここは参拝客も僕たちしかいなかったので本当に静かで趣のあるところでした。
皇大神社
先ほどの外宮に対してこちらは伊勢神宮の内宮(皇大神宮)を祀っていたので元伊勢内宮と呼ばれています。元伊勢外宮もちょっと登りましたが元伊勢内宮はこの階段のあともかなり山の中を登りました。
立派なご神木です!
境内はこんな感じ。本家の伊勢神宮にくらべて簡素というか、質素というか、年月を感じる建物です。
天岩戸神社
元伊勢内宮からさらに山を登るとあるのが天岩戸神社です。どうでもいいですけどこの旅行中本当によく歩きました。そして本当によく登りました。
この神社は伊勢神宮の神様である天照大神さまが一時的に身を隠していたといわれる神社です。
いや、ほんとマジどこに隠れてんだよってところに建ってますよね。
お参りするには鎖を握って岩を登るしかないです。もちろんしっかりお参りさせていただきました。
境内から振り返るとこんな感じ。これは神様も身を隠したくなるような落ち着く風景ですね。
偶然通りかかった元伊勢三社ですが、静かな山の中を参拝したので心が晴れやかになる清々しい体験でした。来年の初詣で伊勢神宮に行った時にきっと思い出すことでしょう。そして伊勢神宮の神様にいい報告ができそうです。
お昼前に港町舞鶴に到着
急遽元伊勢三社をめぐりましたが、それでもまだ時間はたっぷりあります。お昼前に舞鶴に到着しました
到着したらさっそく道の駅「舞鶴港とれとれセンター」で腹ごしらえをしました。
道の駅の中にあるこちらの海鮮市場は、中に本物の市場のようにいくつもお魚屋さんが入っており、舞鶴でとれた魚介が並んでいます。買うとその場で焼いてくれて、市場の中の休憩スペースみたいなところで食べることができます。
僕たちが食べたお昼のメニューはこちらです。
お刺身、ブリの照り焼き、ブリのアラ煮、生岩ガキ、併設のレストランで注文できるご飯と味噌汁です。焼いてもらえるといったのにまさかの焼き魚なしです!wでもどれもめちゃくちゃおいしかった!
赤レンガのレトロな街並み
食事のあとは舞鶴の街中へ。舞鶴はその昔は海軍が、現在も海上自衛隊が駐屯地をかまえる港町です。街の中には当時の建造物が多く残っており、レトロな雰囲気がただよいます。当時の面影を色濃く残しているのが赤レンガパークです。
旧海軍が使用していた倉庫がそのまま残っている部分や、
改装してお店やアートスペースとして開放されている部分もあります。
この赤レンガの倉庫街の他にも、舞鶴には赤レンガの建造物がいくつも残っています。その一つである北吸トンネルにも行ってきました。
かつては鉄道がとおっていたみたいですが、今は歩いて中を通ることができます。
ちなみに赤レンガパークのすぐ隣に海上自衛隊があり、土日は自衛隊桟橋という場所で船の見学もできるみたいなんですが、台風の予報のせいでこの日はやっておらず。残念でした。
五老タワーから臨む日本海
赤レンガの街並みを歩いた後は五老岳にある五老タワーに登って景色を楽しみました。五老岳自体がそんなに高い山ではないので正直あまり期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。
どーん!これで空が晴れていたらもっといい景色だったんでしょうねー。雨が降らなかっただけ良しとしますが、ちょっと惜しいなと思いました。陸地と海が入り混じったこの地形はリアス式海岸といって、中の海は波も穏やかなので港に最適なんだそうです。舞鶴はこの海と共に発展したということなんでしょうね。
引き揚げ港としても有名な舞鶴
五老タワーに併設されたカフェでひと休みしながら、次に行く場所を相談しました。向かったのは引き揚げ記念館です。引き揚げってなんのこと?って思いますよね。
第二次世界大戦が終わり、海外の戦地に行っていた何百万人の日本人が取り残されました。その人たちが日本に帰ってくることを引き揚げと言ったみたいです。舞鶴はその引き揚げてきた人を迎える港として指定され、昭和20年の10月から昭和33年まで引き揚げ港として60万人以上の人を迎えました。
このような歴史があったことを知り、どうしても行ってみたくなって彼女にお願いしました。
当時の、引き揚げの船がついた桟橋はもうなかったのですが、平成6年に復元された引揚桟橋を見てきました。最近の日本の情勢は北朝鮮のミサイルなどでちょっと怪しい雰囲気ですが、今の日本の平和があることを感謝するいい機会になりました。
海軍ゆかりの地で食す海自カレー
引揚記念館を後にしてホテルにチェックインしました。ビジネスホテルで夕食はなかったので、舞鶴の街でしか食べられないものを食べよう!ってことで再び街にでます。舞鶴は海軍ゆかりの地ということで海軍カレーというものがお土産でいっぱい並んでいました。また、舞鶴市内にある12のレストランで海上自衛隊の護衛艦ごとのオリジナルカレーのレシピによるカレーを食べることができます。
僕たちは西舞鶴駅近くの御台所セバルというお店で護衛艦「ひゅうが」の牛ヒレこくまろカレーをいただいてきました。
えーっと、こくがあってまろやかでおいしかったです!というメニュー名そのままの感想でしたが、本当にめちゃくちゃおいしかったです。36歳にもなってめちゃくちゃおいしかったとしか言えない自分が恥ずかしいですがめちゃくちゃおいしかったです。
店内には護衛艦「ひゅうが」さん認定の盾がおいてありました。他のお店を含めたスタンプラリーもやっているのでお時間と食欲がある方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
おわりに
というわけで今回は竹田城、元伊勢三社、舞鶴の紹介でした。当初スッカスカのはずだった旅行3日目も、終わってみればかなりいろんな場所を回れたので結構充実した3日目だったと思います。舞鶴だけで1記事作れるかな?とも思ったんですがちょっと長くなるのを承知でまとめてみました。やっぱり長かったですね。反省です。
舞鶴はほかにも舞鶴親海公園という海に面した公園があり、その中にあるエルマールまいづるというプラネタリウムが見られる大型船が有名です。もちろん見に行ったんですが台風の影響でそもそも船の中に入れませんでした。
京都の北部は天橋立以外あんまり見れるようなところはないんじゃないかな?なんて思っていたんですが思ってた以上にずっと楽しめました。歴史を感じられて、海と緑を感じられるいい街でした。また機会があれば行ってみたいなと思いました。
旅行記も次で終わりになると思います。よかったら次もお付き合いください。
それではー。