MH370便の捜索に関わっていた外交官が暗殺される! 謎の脅迫、アメリカ人調査員、少数民族… 渦巻く疑惑と陰謀とは!?
マレーシアの外交官がマダガスカルで銃撃を受けて殺害される事件が起きている。犯人は捕まっておらず、犯行に及んだ動機なども謎のままなのだが、故人はあの“航空史上最大のミステリー”であるマレーシア航空MH370便の調査に関わっていたことが判明してさまざまな臆測を呼んでいる。
■MH370便の残骸収集を担当していた外交官が殺害される
“航空史上最大のミステリー”として、今なお大部分が謎に包まれている未解決事件が2014年3月8日に起こったマレーシア航空MH370便の墜落事故だ。
乗員乗客239名を乗せた同機はクアラルンプールをたち北京へ向かっていたが、離陸約50分後に機影がレーダーから消失。その後の行方はまったくわからず、インド洋のどこかに墜落したと考えられるものの墜落地点は特定できず、機体の胴体部分も発見されないまま大規模な捜索活動は終了を余儀なくされた。
しかしながら、ボランティアや独立グループによって機体の残骸の発見と回収などの活動は今もまだ続いている。アメリカ人の法律家でありマダガスカルとモザンビークで自主的にMH370便の残骸を捜索しているブレイン・ギブソン氏もそうした“ボランティア調査員”の1人だ。
ギブソン氏(中央)、右が殺害されたラザ氏「News.com.au」の記事より
マダガスカル領内で発見・回収されたMH370便のものとおぼしき残骸は当局とマレーシア領事館に報告することになっている。その後領事館が主導してそれらの物品をマレーシア本国に届ける手はずになっているのだ。そしてこの手続きの担当をしていたのが、8月24日にマダガスカルの首都・アンタナナリボの路上で車に乗車中に銃撃された外交官のザヒド・ラザ氏なのである。もちろんギブソン氏はラザ氏と面識があった。
そして事件のあった時点で、ラザ氏はギブソン氏が発見した同機のものである可能性が高い残骸の2点を領事館で預かっていたということだ。この残骸とラザ氏の“暗殺”に何か関係があるのではと、一部から疑惑を指摘する声が上がっている。そしてギブソン氏本人もまた、残骸の捜索活動に対してある筋から殺害をほのめかす脅迫を受けたことがあると地元紙「Malay Mail」に話している。とすれば今回のラザ氏の殺害は“ある筋”によって脅迫の末に下された犯行なのだろうか。
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