うーん、どういうことだろう?
3代目にしてとうとうLTE通信が可能になった「Apple Watch Series 3」。その内部構造がどう変化したのか、知りたくてウズウズしている人も多いでしょう。そんな声にこたえて、分解大好きなiFixitがApple Watch Series 3(GPS + Cellular)モデルの分解レポートを公開しているのですが、意外なことに内部構造は大きく変化していないようです。
Apple(アップル)は先日のイベントで、「Apple Watch Series 3(GPS + Cellular)モデルはディスプレイにアンテナを内蔵したことで、本体の厚みがほとんど変わっていない」と謳っていましたね。しかしiFixitが分解したところによると、ディスプレイ部品やアンテナは「Apple Watch Series 2」からほぼ変更がなかったそうなんです。ということは、Apple Watch Series 2もCellularモデルの登場を目指して開発されていたのでしょうか?
またApple Watch Series 3では「気圧高度計」が新たに搭載されたと公式ページでも説明されており、今回の分解レポートでもセンサーが発見されています。しかしこれ、Apple Watch Series 2の分解の際にも同種のセンサーが見つかってるんですよね。うーん、これらの不思議な仕様については謎が残るばかりです。
その他にも、Apple Watch Series 3(GPS + Cellular)モデルのバッテリー容量は1.07Whr(279mAh)で、前モデルの1.03Whrからわずかしか増えていません。Apple Watch Series 3の駆動時間が前モデルとほぼ同じことや、LTEを利用した通話をすると一気にバッテリーが消費される(1時間以上の通話が可能)こともうなずけますね。
というわけで、Apple Watch Series 3の修理容易度は6/10。まぁまぁ悪くない数値でした。今回があまり変わらなかったということは、来年にはその内部構造が大きく変化するのかな?
Image: iFixit
Source: iFixit, Apple
(塚本直樹)