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1.今から書くことの結論が決まっているわけではない。
様々に考えをめぐらせて最後にいくつかの結論へたどり着けたらいいと思っている。

1.まず民主主義に比べ独裁の利点はどこにあるだろうか?
仮にベストの指導者が独裁者となったならば、決定や実行が迅速に行えるということも利点であろう。

だがそれは民主制度では不可能であろうか?
例えば一院制にし、議院内閣制にする。しかも小選挙区制にする。

であれば、一回ごとの選挙で多数派が議会を握れば、後は全くスムーズに決定・実行ができるのではないか。

1.では民主主義の独裁に比べての利点はなんだろうか?
第1に、独裁者がベストの決定を行う保証がなく、リンカーンの言うように「少数者を長期に騙すことも多数者を短期的に騙すこともできるが、多数者を長期にわたり騙すことは出来ない」の言葉通り、民主体制においては正しい決定に近づいていくことが可能な点であろう。

第2に、独裁制よりも民主制のほうが政治的に安定しており、どんなに正しい政治を独裁者が行っても憎まれるのに対し、民主的に選ばれた指導者の場合は間違った政治を行っても国民がある程度は我慢するということがある。

同時に、最近顕著になった現象であるが、独裁制の場合は、独裁者が正しい政治を行っていても、米国が言いがかりをつけるのである。これに乗じてテロリストが様々に策動し、武装テロを行い、母親や赤ん坊をデモに強制参加させてそれを盾にしながら機関銃を交番や警察官に対しぶっ放し、それを取り締まろうとすると後ろから女性や子供を銃殺して独裁政権が殺したとでっち上げてくる。
こうして米国による空爆を要求するという卑劣な策動を全世界的に行っているのだ。

このような場合も、選挙による公正な審判が存在しないため、外国人には国民の多数がテロリストではなく政権側を支持していることが理解されない。外国人の新聞記者に近寄って政権の悪口を言うのはテロリストだらけで、たまに重い口を開いて正直に政権側が正しいと発言する住民がいれば政権の回し者だと解釈されるだけだ。
それが分かっているからますます住民の口は重くなる。

このように、民衆に支持されないから独裁をやっているのだと解釈されやすい要因を元々持っているのが独裁制度である。つまり最初に戻るが、独裁制よりも民主制のほうが政治的に安定している。民主制に比べ独裁制は政治的にこの意味でも不安定である。

1.又最初に戻るが、民主制でなく独裁制を選択せざるを得ない理由とは、住民の民度・知識水準・経済水準が元々低く、一人ひとりの国民が国全体のことを考えられない。又生活で精一杯でとても自分の生活以外のことを考えられない。
そういう状態で民主制度を選択すると住民間に容易にデマで動かされる扇動政治が発生し、大きな混乱のうちに国全体が滅んでしまう可能性が大きいと建国や独立の際先駆者によって判断されたためと思われるのである。

1.そこで中国の問題に移るが、世界の様々な良心的な独裁国の中で、唯一中国は民主化の時期がついに到達したのではないだろうか。

第1に、元々中国の1950年の革命は蒋介石の独裁政権を倒し民主主義を実現するためのものであった。

第2に、中国は大いに経済建設に成功し、民衆全体の生活の底上げにも年々成功している。GDPを大いに毎年成長させ、しかも民衆の生活水準を毎年向上させ、しかも経常収支を毎年黒字にしている国は全世界の中で中国以外存在しない。

第3に、現在中国ではGDPや経常黒字、民衆の生活引き上げに成功しつつも、地方幹部の腐敗などのため、一番いいところを独り占めするものは政権と何らかのコネがある人間だと考えられている。このことが国民の最大の不満であるし、これを是正する最良の方法が民主制を導入することで民衆の政治監視を強めることである。

第4に、日米欧で急速なファッショ化が進行しており、例えば日本ではビラ撒きの自由がない。選挙での戸別訪問が禁止されている。
米国ではCIAが国民全部を監視しており、政権にとり危険とみなされればいつでも逮捕されて拷問や死刑にすることも出来る。新聞やTVが政権に取り都合の悪いことを書きそうならばいつでも逮捕して死刑にすることも出来るのである。

欧州も似たり寄ったりの現状がある。又日本も秘密保護法が通れば同じになろう。

この程度の「民主主義」が果たして中国に今すぐ実現できないものであろうか?
私は完全に可能だと考える。

日米欧のファッショ化の急速な進行は、指導者の個性の問題もあるが、やはりニセ「自由主義」すなわち「やりたい放題やりなさい、失敗したら必ず助けてあげます」と言う大企業優先の整合性・持続性のない滅茶苦茶な経済政策の失敗、それに絆創膏を張るための低金利政策や重税による一般大衆から大富裕層・大企業への富の一方的移転による世界的大不況の顕現やモラル・ハザードの大規模化。

すなわち既得権益者による間違ったニセ「資本主義」による行き詰まりである。
つまり世界大不況を作り出した責任者である現在の大富裕層・大企業を守り続けようとする限りどこまで行ってもファシズム化は進行していくと考えられるのである。

だからここで中国が民主化を打ち出すことが、世界の人々に大きな希望を与え、軍事力では米国に大きく劣っているのであるが、政治力で日米欧を圧倒し、人類の希望になることで世界世論の力でこそ国防を果たし、世界平和を大いに実現できると思われる。

1.そこで何故ロシアでは1990年の民主化によって経済崩壊と言う失敗が起きたかを考える。

それは第1にロシアの民主化は経済の行き詰まりの結果起きたのである。
人々は民主化し資本主義化すればすぐに米国のような豊かさが手に入るとのデマに動かされた。

第2に、経済政策に失敗していたロシア共産党に全く信用性が失われていたことである。だから親米派が経済崩壊を引き起こす失敗をやった後でも共産党に支持は帰ってこなかった。

1.このロシアのかつての出来事と現在の中国の現状は大きく異なっている。
中国経済は世界の中で唯一大成功している。
つまり経済とは波があるから今後中国経済が不調になることは絶対にある。
そうなる前に、絶好調のうちに今民主化に踏み切るべきだ。

そうすれば第1回目の選挙では共産党が西側派に負けたとしても、およそ現在以上の優れた経済政策が実行可能なはずはないから必ず別のことを行えば西側派は失敗する。
そこで必ず政権は共産党側に戻ってくるだろう。

1.現中国共産党指導部は、もっとGDPが大きくなってとか、今経済は旨くやってるのだからこのままでとか考えるだろう。

だがロシアの例を見よう。行き詰ってからでは遅い。旨くやってるうちに民主化すべきだ。

また果たしてこのままどんどんどこまでもGDPを成長させられるだろうか?
今民主化に踏み切り、日米欧がファッショ化する中で世界の希望になり、全世界から優れた人材がどんどん集まってくる。それを生かし独創的科学技術・芸術・スポーツ・アイデア・アニメなどを開発してさらにGDPを高め、さらに世界の希望の星に今なるのだ。
祖国に絶望した米国人や日本人・欧州人がどんどん活躍できる国を作らねばならぬ。
私はそう心から中国政府に呼びかける。
念のため言うと私は我が国に大いに希望を持っており全く絶望などしていないが。

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