red02_今回はサントリーレッドを改めて飲んでみます。

まずはストレートから。
グラスに注ぐと、液色は淡い琥珀色、香りはアルコールの奥にナシっぽいものがあります。

口に含むと、アルコールの刺激が先に現れ、その後にナシ、ナッツ、カラメルが続きます。
味わいはアルコールの辛さが強く、しばらくしてから甘さがほんのりやってくる印象です。

ロックにすると、香りはアルコールの刺激を伴って消毒液っぽさが増した印象です。その後から、ナシ、バニラ、ナッツ、カラメル、ウエハースへと続いていきます。
味わいは人工甘味料のような不自然な甘さが先に表れ、その後にほんのりと酸味とビターを感じます。

最後にハイボールにすると、香りはほんのわずかにナシ、カラメルが感じられます。
味わいは人工的な甘さがあり、わずかながらに酸味も出てきます。

3年前に飲んだときには酷評しましたが、改めて飲んでみると、そんなに酷評するほどでもないかな、と感じました。
ストレートではアルコールの刺激が強くて飲みにくいですが、ちょっぴり加水するだけでも柔らかくなり、飲みやすくなります。

ロックも香りは悪くないものの、甘さが不自然な印象で、飲んでいる内に心配になってきます。

しかしながら今だと、値段がさらに安いトリスクラシックの方がウイスキーらしさを残していて、わざわざレッドを買うべきだとは思いません。

640mL、アルコール度数39度、価格は900円ほどです。

<個人的評価>
  • 香り C: アルコールの刺激が強いものの、ナシ、ナッツ、カラメルが香る。加水でバニラ、ウエハースも加わる。
  • 味わい E: ストレートでは辛くて飲みにくい。加水すると、人工甘味料的な甘さが気になる。
  • 総評 D: ウイスキーらしさの片鱗はあるが、今から買うべきボトルではない。