こんにちは。くろくまです。
今日は仕事がお休みだったので、ゆっくり読書ができました。('ω')
公園に折り畳みのアウトドアチェアを持ってって、犬の散歩を兼ねて読書です。
寒くもなく、暑くもなくの季節は貴重ですからね。
あと1か月くらいは、晴れた休日の過ごし方に屋外読書を楽しみたいと思います。
~旅屋おかえり 原田マハ~
あらすじ~
売れないアラサータレント丘えりか、通称”おかえり”は、唯一のレギュラー旅番組で
ポカをしてしまい、番組が打ち切りになってしまう。
唯一の仕事を無くした”おかえり”は、事務所社長の萬とともに
なんとか仕事をもらおうと必死の営業を試みる。しかしなかなか先は見えてこない。
そんな彼女は、ある日電車にバッグを置き忘れてしまう。
数日後、バッグを拾ってくれた婦人が”おかえり”の事務所を訪れてきた。
バッグを届けてくれた婦人は、この偶然に甘え、”おかえり”にある頼みごとが
したいという。
婦人には難病を患う娘がおり、彼女は打ち切りになった”おかえり”の旅番組の
大ファンであった。旅に出ることのかなわぬ娘に代わって、どうか旅の代行を
頼まれてはくれないかと。
ひょんな偶然から新しい仕事が生まれた”おかえり”。
依頼者の希望を叶える旅の代行を、彼女は成し遂げることができるのか・・・。
爽やかな旅物語~
面白かったです。('ω')
ストーリーはあらすじに書いた通り、”おかえり”が旅の代行をする物語なのですが、
旅の代行を依頼するにはそれなりの背景、事情があるわけです。
主人公が旅を代行することになる成り行きも、設定としてはかなり変わっています。
でも、そのあたりの流れはテンポ良く、また無理な不自然さも感じずに
話に入っていけます。
登場人物がほぼ良い人ばかりなのも魅力です。
主人公は、自分のミスとはいえ番組打ち切りの憂き目に会ってしまいます。
そこから新しい仕事、旅の代行を始めるにあたり、いろいろな人が
支えてくれるわけです。
ベタですが、マイナスの状況から主人公が頑張っていくときに助けが入る、
読んでいて感情が入ると自分も嬉しくなってしまいますよね。
そういう面白さがこの本にはあります。(^.^)
旅先で出会う人たちの描写も素敵です。
こんないい出会いがあるなら、ちょっと旅行に出てみようかなと思える一冊ですね。
一人旅のお供に、この本は良いかもしれません。
軽く読めるボリュームの本ですから、気軽に手に取ってみてください。
気分良く読める本なのでおススメです。('ω')
くろくまでした。