やっぱり金属を叩いて加工したのかな?
フランスのサン=カンタン近郊で活動するShiny Hammerは、有機的な曲面カウルを装着した風変わりな電動カスタムバイク『Hope』を製作し、公開しています。もともとスクーターだったという車両は大幅にその外観を変え、流線型のボディはまるで戦闘機か潜水艦のよう。これが未来の電動バイクのスタイルなのでしょうか?
ベース車両からは想像もつかないカスタム
『Hope』のカスタムベースとなった車両は、Vectrix社の電動スクーター『VX-1』。そのフレームはアルミ製で、カスタムするにあたり強度も十分、かつ軽量であったとのこと。
ベース車のカウルはごっそり取り払われ、緩やかな曲線を描く金属製のオリジナルカウルが装着されています。その形状が走りにもたらすポテンシャルは謎ですが、パッと見ではかなり空力特性が良さそう。電気自動車や電動バイクはエネルギーの効率的な活用がテーマになることもありますし、それを狙ったカウルデザインなのかもしれませんね。
日常の足としては十分そうなパワー
本体にはリチウムイオンバッテリーと、28馬力のモーターを搭載。最高速度は時速130km、最大巡航距離は230kmなんだそう。都会を走るコミューターとして使うには、十分なスペックでしょう。
レトロモダンが電動バイクの新スタイルになる!?
ヘッドライトは今やレトロスタイルといってもいいハロゲンバルブを、そしてリアにはどこか近未来SF風味なLEDランプを搭載。新しいのか古いのか……そのミックス具合も、この車両の妙といえそうです。
文/塚本直樹