1: :2008/08/27(水) 15:07:55.71 ID:
男「だねぇ」
セン「そろそろお別れですね」
男「だねぇ」
セン「寂しいですか?」
男「いや別に」
セン「そうですか」
セン「ご主人様」
男「ん?」
セン「私がこの家にきて」
男「うん」
セン「どれくらいになるのでしょうか」
男「7年くらいかな」
セン「そうですか」
男「早いものですね」
セン「ですね」
セン「今日はわりと涼しいですよね」
男「うん」
セン「私、休んだほうがいいですか」
男「いや」
セン「?」
男「もう少しだけ、お願い」
セン「・・・」
セン「わかりました」
セン「ご主人様」
男「ん?」
セン「最近、肩というか首というか」
男「うん」
セン「少し違和感があるのです」
男「それは困りましたね」
セン「はい困りました」
男「週末に電気屋さんで見てもらいましょう」
セン「ありがとうございます」
男「そういえばさ」
セン「はい」
男「性別ってどっちなの」
セン「男性か、女性かということですか」
男「うん」
セン「・・・う~ん、すみません」
男「わかんない?」
セン「すみません・・」
男「そうですか」
男「それならさ」
セン「?」
男「自分の好きなほうに決めなよ」
セン「好きなほうですか・・・」
男「うん」
セン「う~~ん、悩みます」
男「気楽に気楽に」
男「今晩はやけに蒸し暑いですね」
セン「そうですね」
男「申し訳ないんだけど」
セン「はい」
男「『強』にしてくれる?」
セン「いえ、今は『強』ですよ」
男「そうですか」
セン「そうですよ」
男「ではおやすみさい」
セン「・・・・おやすみなさい」
セン「ご主人様」
男「ん?」
セン「ご主人様は昔と違って、」
男「うん」
セン「働いてお金を稼いでますし、」
男「うん」
セン「クーラーなどを買われた方が、」
男「うん」
セン「涼しくてよいと・・思うのですが・・・」
男「・・・」
男「確かにね」
セン「・・・!」
男「クーラーだって買えるし、」
セン「・・・はい」
男「そっちの方が涼しいな」
セン「そ、そうですよ。家電製品の私が保証します」
男「・・でも、」
セン「?」
男「人間には『好み』っていうのがある」
セン「・・・?」
男「『俺はこっちのほうが好き』」
セン「・・・」
男「・・それじゃだめかな?」
セン「い、いえ・・・」
男「じゃ、会社行ってくるよ」
セン「はい、行ってらっしゃいませ」
男「うん」
(がちゃ)
(ばたん・・・)
セン「ご主人様・・・」
セン「ありがとうございます・・・」
セン「でも、もうすぐ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もうすぐ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(がちゃ)
男「ただいま」
セン「お帰りなさいませ」
男「・・・」
セン「どうされました?」
男「ごめん」
セン「?」
男「もう一回いってもいい?」
セン「もちろんですとも」
男「うん、ただいま」
セン「・・・」
セン「お帰りなさいませ」
男「あ゙~~~~~」
セン「・・・」
男「あ゙~~~~~」
セン「くすくす」
男「ん?」
セン「いえ、懐かしいなぁと思いまして」
男「懐かしい?」
セン「はい、覚えてませんか?」
男「うん」
セン「昔はよくそれをされたものです」
男「そうだっけ」
セン「そうですよ」
(ふきふき)
(ふきふき)
男「よし、きれいになった」
セン「すみません」
男「いえいえ」
セン「ご主人様に掃除をしていだけるなんて、」
男「ん?」
セン「明日はきっと雪ですね」
男「降らないでほしいなぁ」
セン「どうしてですか?」
男「それは内緒」
セン「そうですか」
セン「今晩は涼しいですね」
男「ですね」
セン「止まりましょうか?」
男「・・・」
セン「お腹が冷えてしまいます」
男「・・・」
男「もう少し・・」
セン「?」
男「もう少しだけ・・・」
セン「・・・・はい」
セン「ご主人様」
男「・・・」
セン「親愛なるご主人様」
男「・・・」
セン「眠られましたか・・・」
セン「たぶんきっと・・」
セン「ご主人様も気付いてるんだろうなぁ・・」
セン「もう少しだけ・・」
セン「もう少しだけ長く・・」
セン「ご主人様のお役にたちたいな・・・・」
セン「・・・・・・」
セン「・・・・・」
セン「夜が長いです・・・」
セン「本当に・・・・・・」
男「お前がさ・・」
セン「!」
男「むにゃむにゃ・・」
セン「寝言でしたか・・・驚きました」
男「むにゃむにゃ・・」
男「・・・お前が初めて家に来た日のこと」
セン「・・・?」
男「・・・今でも覚えてるよ」
セン「・・・」
男「・・・親にさ、『クーラーじゃなきゃ嫌だ』ってだたこねて泣いたっけ」
セン「・・・」
セン「・・・ご主人様。その『寝言』は長くなりそうですか?」
男「ぎくっ・・・」
セン「くすくす」
セン「続けてくださいませ。私はご主人様の『寝言』が大好きですから」
男「む、むにゃむにゃ・・」
男「・・・ありがとう」
セン「いえいえ」
男「む、むにゃむにゃ・・やっぱり・・」
セン「・・・」
男「『寝言』で言うのも失礼だから・・・」
セン「・・・」
男「今度話すよ・・・むにゃむにゃ・・」
セン「・・・」
セン「はい、お待ちしております」
男「・・おやすみ、『セン』・・・」
セン「!!」
セン「お、おやすみなさいませ・・・」
保守
男「おはよう」
セン「おはようございます」
男「今日は会社が休みです」
セン「それでしたら・・」
男「うん、この前話してた電気屋さんに行きましょう」
セン「はい」
男「では出発」
(ぶ~~ん)
店員「見さして頂いた扇風機の方なんですが」
男「はい」
店員「動力部分に少し不備がありますね」
男「そうですか」
セン「・・・」
店員「問題の部品を取り換えれば、今までのようにご使用できますよ」
男「そうですか」
店員「ただ、」
男「?」
店員「その部品はもう造られてないんですよ」
男「・・・・・そうですか」
セン「・・・・・・」
(ぶ~~ん)
セン「私は旧型ですから」
男「・・・」
セン「仕方ないことですよね」
男「『仕方ない』なんて言い方・・」
セン「・・・?」
男「しないでよ・・・」
セン「・・・・・」
セン「・・・・すみません」
男「・・・・・・」
セン「少し前のことなのですが・・」
男「?」
セン「性別なんてあるはずもない私に、」
男「・・・」
セン「男性と女性、好きなほうを選べっていったこと・・覚えてますか?」
男「・・・うん」
セン「私、決めました」
男「・・・」
男「どちらに決めたんですか?」
セン「それは・・」
男「それは?」
セン「それは内緒です」
男「ここに来てまさかの内緒ですか」
セン「まさかの内緒です」
男「それは残念」
セン「元気を出してください」
男「頑張ります」
セン「雨ですね」
男「雨ですね」
セン「大雨ですね」
男「大雨ですね」
セン「寒くはないですか?」
男「大丈夫です」
セン「毛布を被りながら言われても説得力がないですよ?」
男「大丈夫ったら大丈夫なのです」
セン「・・・・」
セン「では、頑張ります」
男「おやすみ」
セン「おやすみなさいませ」
男「・・・・」
セン「・・・・・」
セン「・・・ご主人様」
男「・・・ん?」
セン「少しだけ・・『寝言』を話してもよろしいでしょうか・・・?」
男「・・ああ、何時でも聞くさ」
セン「ありがとうございます」
セン「これは『もしも』の話です・・・」
男「・・・」
セン「もし私が壊れて動かなくなってしまったら・・・」
男「・・・」
セン「無理をせすに私を捨ててほしいのです・・」
セン「私は・・・」
男「セン・・・」
セン「はい」
男「やっぱり今日は寝かせてくれ・・・」
セン「・・・・・」
セン「・・・・はい、おやすみなさいませ」
セン「最近寒い日が続きますね」
男「そうですね」
セン「そろそろ夜は冷えますので・・、
暖房の用意をしなくてはいけませんね」
男「・・・そうですね」
セン「ご主人様。少し顔色がすぐれないようなのですが・・」
男「そうですか?」
セン「はい、今日は会社を休まれたほうがよさそうです」
男「・・・・・」
(ばたん・・・)
男「ごほごほっ・・」
セン「私のせいです・・・私の・・・・」
男「・・・風邪とお前は関係ないよ」
セン「・・・・」
男「ごほごほっ・・」
セン「・・・すみません・・すみません・・・・・・・・・・」
男「・・それ以上謝ったら怒りますよ」
セン「・・・・はい」
男「・・今から話すのは『もしも』話。」
セン「・・・」
男「もしもこの風邪がお前が・・センが原因だったとしよう」
セン「・・・はい」
男「それでも俺はまったくかまわない」
セン「・・・?」
男「そのおかげで今日、センと一緒にいられる」(にこっ)
セン「・・・!はい、すみませんでし・・・」
男「じ~~っ」
セン「い、いえ、ありがとう・・ございます」
男「うんうん」
セン「風邪・・長引きますね」
男「だね」
セン「病院に行かれたほうがよろしいのでは・・」
男「だね。もう3日も熱下がらないし、昼になったら行こうかな」
セン「はい・・・」
男「ただいま」
セン「おかえりなさいませ。夕飯とお風呂の方、
ご用意してありますよ」
男「うんありがとう」
セン「冗談ですよ?」
男「わかってます」
セン「・・ですよね」
セン「お医者様からはなんて言われたのですか?」
男「ただな風邪だそうです」
セン「それはよかったですね」
男「よかったです」
男「あ、ちょっとお風呂入ってくるね」
セン「はい、ごゆっくり」
男「うん」
男「『手術』・・か・・・」
男「ただいま」
セン「おかえりなさいませ」
男「うん。今日はセンにプレゼントを買ってきましたよ」
セン「私にですか?」
男「私にです」
セン「気になります」
男「では開けてみましょう」
セン「きれいな・・風鈴ですね」
(チリンチリーン…)
セン「それに、すごくいい音・・・」
男「お気に召されましたか?」
セン「もちろんです」
男「それはよかった。
でも少し時期はずれになってしまいましたね」
セン「かまいませんよ、そんなことは」
男「ありがとうございます」
セン「いえいえ、こちらこそ」
男「ごくごく」
セン「何を飲まれているのですか?」
男「サプリメントというものです」
セン「ご主人様が健康を気にされている姿を初めて見ました」
男「若いうちからのお肌のケアが重要なのです」
セン「勉強になります」
男「・・・いえいえ」
(チリンチリーン……)
セン「ご主人様」
男「ん?」
セン「こういったモノはやはり・・・」
男「自然の風じゃないと風情がないと?」
セン「はい」
男「型にはまった風情より、こちらのほうが好きです」
セン「ご主人様のおおせの通りに」
男「うむ、くるしゅうない」
(チリンチリーン………)
男「ごくごく」
セン「また、サプリメントですか?」
男「そうです」
セン「・・・」
セン「ご主人様」
男「なんでしょうか」
セン「私が気付かないと思いますか・・?」
男「・・・なんのことでしょうか」
(チリンチリーン……)
セン「・・・・」
男「・・・・」
セン「ご主人様」
男「・・・・」
セン「風鈴の音、寝づらくないですか・・」
男「大丈夫」
セン「・・・」
男「・・・・」
男「今日言えなかったこと・・・」
セン「・・・」
男「いつか・・話すから・・・」
セン「・・・・はい、お待ちしております」
男「おはよう」
セン「おはようございます」
男「今日は久しぶりに暑いですね」
セン「ですね」
男「頼りにしていますよ」
セン「おまかせ下さい」
セン「・・・と、言いたいところなのですが・・・」
男「・・えっ・・・・・?」
セン「もう首が動かないのです・・」
男「・・・」
セン「羽も・・いつ止まるかわかりません・・」
男「・・・」
セン「・・・」
セン「ご主人様の病気のこと・・・」
セン「聞かせていただけませんか・・・?」
男「・・・・・」
男「・・・今度話します」
セン「『今度』とはいつですか」
男「・・・今度話します」
セン「・・・・」
セン「『今度』まで私が持つ保証など・・・」
セン「無いの・・ですよ・・・・?」
男「・・・お願いします」
セン「・・・・」
セン「・・・・わかりました・・」
男「最近、同じ夢をみるのです」
セン「そうですか」
男「とても楽しい夢なのです」
セン「それはよいことです」
男「いえ、『それ』がとても辛いのです」
セン「楽しい夢なのに辛いのですか?」
男「はい」
男「それがもう・・叶わぬ夢だからです」
セン「・・・・・」
男「おはよう」
セン「おはようございます。今日は早起きですね」
男「ええ、ちょっとお出かけをしてきます」
セン「遠い所ですか?」
男「いえ・・まだ行ったことが無い場所ですのでわかりません」
セン「そうですか」
男「そうです。では行ってきます」
セン「いってらっしゃいませ」
セン「私の体が悪くなるにつれて・・・」
セン「ご主人様の体調も悪くなってる気がする・・・・」
セン「・・・・・・」
セン「もし私が・・」
セン「ここで止まってしまったら・・・・・」
セン「・・・・・・」
セン「頑張ろう・・・もっと・・・・もっと・・・・・」
職員「どちら様ですか?」
男「初めてまして、男と申します」
職員「できれば事前にご連絡を入れて欲しかったですね」
男「すみません、急に押し掛けてしまい」
職員「いえ、それでご用件の方は」
男「はい、それが・・・」
職員「・・それで、こちらの写真と同じ扇風機を探しておられると」
男「はい」
職員「初めてですよ、そんな用事でこられた方は」
男「すみません」
職員「いえ、皮肉などではないですよ。」
男「はい」
職員「見たところかなり古い型のようですが、」
職員「どうしてまたこんな物を?」
男「・・・・・」
男「家にこの型と同じ一台の扇風機があります」
職員「ほうほう」
男「ただ、最近とても調子が悪いのです」
男「それで、代わりの部品を探しているのです」
職員「ほうほう。そういうわけでしたか」
男「そういうわけです」
職員「ただ残念ながら、今ウチにはないですね」
男「そうですか・・・」
職員「大切にされてる・・扇風機なんですね」
男「長い・・付き合いですから・・・」
職員「・・わかりました。では電話番号を聞かせてもらえますか」
男「えっ・・・?」
職員「今日はなくとも明日は有るかもしれません、」
職員「もし見かけたら・・すぐに連絡を入れますよ」
男「ありがとう・・ございます・・・」
職員「いえいえ」
男「今日は本当にお世話になりました」
職員「いいですいいです」
男「では、失礼します」
職員「ええ・・・・、」
職員「あっ、ちょっと待ってください」
男「?」
職員「最後にお話したいことがあります」
男「・・・・?」
職員「『今在るもの』には、必ず終わりがくるのです」
男「・・・・」
職員「あなたにも私にも」
男「・・・・」
職員「あなたの扇風機にも・・・」
男「・・・・」
職員「その『終わり』を笑顔でむかえられるのは、」
職員「とても・・・とても幸せなことだと思うのです」
職員「これからも大切に扱ってあげて下さい・・・」
男「・・・もちろんです」
男「ただいま」
セン「おかえりなさいませ」
男「うむ」
(どん・・・)
(どん・・・)
セン「・・・?」
男「・・・・・・」
セン「今晩は花火のようですね」
男「・・・うん」
セン「きれい・・ですね・・・」
男「・・・・・うん」
セン「どうして・・・泣いておられるのですか?」
男「泣いてなどいません・・気のせいです・・・」
セン「・・・確かに、気のせいでした」
男「ありがとう・・・ございます・・・・」
セン「・・・・」
セン「・・・・いえいえ」
男「おやすみ」
セン「おやすみなさいませ」
男「うっ・・・・!!」
セン「どうされました?」
男「い、いえ。トイレに行くのを忘れていました」
セン「そうですか」
男「・・・・・・」
男「こんなに血が・・・・」
男「病気のこと・・・センに話そう・・・・」
男「おはよう」
セン「おはようございます。では朝食を作ります」
男「・・・・」
セン「ご主人様?」
男「セン・・・・」
セン「はい」
男「大事な・・話があるんだ・・・」
セン「・・・・・はい」
セン「お身体のことですか?」
男「そう、病気のことです」
セン「治らない・・病気なのですか?」
男「・・・・いや、」
男「治す方法が無いわけではないんだ・・・」
セン「・・・・・」
男「・・・・でもな・・セン・・・」
男「治すためには手術が必要で・・・」
セン「はい・・・」
男「でもそれが成功する確率は・・・とても低いんだ」
セン「どれくらい・・なのですか?」
男「良くて・・・、」
男「『1割』だそうだ・・・・・」
セン「・・・・・・」
男「今飲んでいる薬をもう少し重くすれば」
セン「・・・・」
男「あと半年は・・生きれるらしい・・・・」
セン「・・・・・」
男「・・・・・」
セン「ご主人様は・・」
男「ん?」
セン「どうされるおつもりなのですか・・・?」
男「・・・・・そうだなあ・・」
男「俺は・・・このまま薬を飲んで、」
セン「・・・・・」
男「半年だけ、生きようと思う」
セン「でも・・治る可能性があるなら・・・」
男「『手術を受けたほうがいい』?」
セン「はい・・・」
男「でも・・・・」
セン「確率は低いのですよね・・・」
男「・・・・・セン」
セン「はい」
男「センは・・お前はどうしてほしい・・・?」
セン「1割の手術に賭けるか・・・」
セン「半年だけの『生』をとるか・・・・」
セン「・・・・・」
男「・・・・・」
男「決められない・・・?」
セン「・・・すみません・・・・・・・・」
男「・・・いえいえ」
男「『仕方ない事』なのです・・・・」
男「・・・・・」
セン「・・・・・」
(プルルプルル)
セン「お電話ですよ」
男「・・・・・」
セン「お電話ですよご主人様」
男「おっと、今取ります」
セン「そうしてください」
(カチャ・・・)
男「はいもしもし男です」
??「もしもし男さん。お久しぶりです」
男「えっと・・・」
職員「ああすみません、職員です。ゴミ集積所でお会いした」
男「いえ、こちらこそ気付かずにすみませ・・・」
男「・・・・!」
男「もしかして、見つかったのですか」
職員「・・・・・・」
職員「いえ、残念ながらまだ・・・」
男「そう・・ですか・・・・」
職員「期待を持たせるようなことをしてしまい、
すみませんでした・・・」
男「いえいえ」
職員「今回お電話をした理由は、
男さんについてきてもらいたい場所があるからです」
男「遠い場所ですか?」
職員「少しだけ・・・」
さらに8年くらい使っていた。
一昨年壊れたが、古いモノは頑丈って本当だと思った
男「今から出掛けることになりました」
セン「そうですか」
男「帰りは少し遅くなりそうです」
セン「そうですか」
男「寂しいですか?」
セン「寂しいです」
男「素直でよろしい」
セン「ありがとうございます」