こんにちはJIN(@Jinthelearner)です。
恐らく今この記事を読んでくれている皆様は少なからず
- 海外の大学への進学を考えている、興味がある
- 高校生で日本の大学に行くか海外の大学に行くか迷っている
- 日本の大学生で海外大学への編入を考えている
- 海外の大学に留学してみたい
といったような方たちが多いはずです。
僕自身、高校を卒業間近の時は日本の大学へ進学、日本の専門学校へ進学、海外の大学にチャレンジ、就職、の4つの選択肢で迷っていた時期がありました。
因みにタイトルにもあるように僕は偏差値40台の高校出身です、高校の先生たちからやめとけやめとけと言われていたのが海外の大学への進学でした。
しかしこのブログの記事を読んでくださっている方なら知っての通り僕は最終的に海外の大学にチャレンジすることを選びました。
今回の記事では
- 日本のどこにでもある公立高校から海外の大学に進学する困難
- 僕の決断に対する周りの反応
- 海外の大学への進学を決意した4つの理由
- これから海外の大学へ正規留学を考えている人たちへのメッセージ
を書き綴っていきたいと思います。
是非僕の書くことが誰かの背中を押したり誰かの参考になればとてもうれしいです。
日本のどこにでもある公立高校から海外の大学に進学する困難
ここでは僕がどこにでもある偏差値40台の高校から海外大学への進学を決意する際に直面した困難をまとめていきます。
1.学校からのサポートは皆無
まず直面した困難は学校からのサポートは皆無だった為自分ですべて行わなければならなかった事です。
恐らく僕の母校から過去に海外の大学に直接行こうなんて思った人はいなかったはずです、そういう事もあり学校側からのサポートは0でした、しかしこれは当たり前の事です。
あなたが英語やグローバルに特化した私立高校にでも通っていない限りは学校からのサポートはありません。
むしろ英語が出来ると分かると先生たちは何とか英語だけで入れる日本の大学に入学させようと必死に説得してきます、もし海外の大学の進学を考えている人はそこで流されないように気を付けましょう。
2.英語力のアップにはとにかく自主勉強がものを言う
1番と少しだけ被りますが学校からのサポート0という事は学校で英会話を教えてもらえるわけでも無いですし英語のクラスが増えるわけでもありません。
海外の大学への進学を決意したからと言って学校で何かが変わる訳でもなく学校ではいつも通りの文法などの受験英語をみんなと一緒にやらなければなりません。
因みに受験英語が使えない英語だと思っているあなた!それは間違いですよ!大学入試レベルの文法を知らずに英語が出来るようになることは100%ありません。
話が少しずれましたがとにかく学校でプラスアルファ英語の勉強が出来ない分文法や単語以外の面ではとにかく自主勉強がものを言います。
僕も海外大学進学を決意した高3の夏から次の年の春までは人生で一番勉強しました(もちろん一人で)。
金八先生かなんかで受験勉強はチームプレーだという言葉がありましたがもし海外進学を決意した場合は他に同じ考えの人が学校に居ない限りは孤独な一人の戦いになります。
その期間中に僕が使った勉強法の一例がこちらです
3.日本における海外留学の現状
留学サポートの少なさはやはりまだ日本で海外留学という選択をする人が少ないためにサポート体制が整っていないのではないかともいえると思います。
出典:文部科学省
こちらのチャートは文部科学省が平成26年4月に発表した「若者の海外留学を取り巻く現状について」という資料の中のチャートを作り直したものです。
5つの国の中で日本は2002年から最下位を保っており爆発的な伸びを記録している中国と比べ日本は下降線をたどっています。
最近海外向きの若者が増えてきて留学する学生が多いと思っていましたが意外にもそれは間違いだったのかもしれません。
引用元:RED NOTE―ジンバブエ編
コチラのチャートでは単純な留学者数ではなく学生人口からみて何%の人が留学したのかを表しています。
パッと見てわかるように日本はとっても留学率においてもとても低い水準でありOECD諸国では最低レベルの結果だという事が分かります。
もちろん国内志向が悪で海外志向が善という訳では決してありませんがもう少し海外に出る若者が増えて日本国内に海外を経験して色々な考えを持った人が増えて欲しいとは思います。
僕の決断に対する周りの反応
1.家族の反応
プロフィールの方でも書きましたが最終的に僕に海外の大学への進学を決意させたのは母親です。
僕が19歳の時、すなわちイギリスの大学へ旅立つまで一度も海外へ行ったことが無いという事を考えると僕の家族は確実に国内志向であり海外に興味すらあまりないような家庭で育った訳です。
僕の両親の親たちは日本の外に出たことが無く住んでいる街からも出ることはほとんど無いくらい日本国内でさえとっても地元志向が強い家族です。
高校に入学した当初は僕自身大学自体に進学するつもりが全くありませんでしたので普通に専門学校へ行くか就職するかを考えていました、高校自体も途中で辞めようと思う時がありましたが高校だけは出てくれという親には口酸っぱく言われていたため何とか高校に留まることが出来ていました。
そんな僕が英語に興味を持った時にもしかしたら大学に行って英語を勉強したいかもという話をしたところ日本で英語勉強するくらいなら今から死ぬほど勉強して海外に行ってこい、と言われたところから海外進学というアイデアが生まれたわけです。
長くなってしまうので詳しい経緯を知りたい方はプロフィールを読んでみてください。
結果的には父親をとにかく何度も何度も何度も説得してやっと了承を得ました。
2.高校の先生の反応
上でも少し話しましたが偏差値40台の公立高校に通っていましたので僕のような決断をする人に対するサポートは学校としては一切ありませんでした。
そして当時の先生たちはなんとか僕を日本の大学に行かせようと必死に何度も何度も説得をしてきましたし結果的に日本の大学に行かない決断をしても良いから一旦センター試験や入試を受けてみてくれ、と言われたこともありました。
しかし気持ちが固まれば断固として動かない性格ですのでそのすべての提案を断り自分で海外へ行きます、と宣言した後は何も言われないようになりました。
実際センター試験や大学入試は受験するだけでかなりのお金がかかる物なので今でも僕自身は試しにでも受験をしなくて良かったなぁと心底思います。
3.友達の反応
先ほども話した通り僕はイギリスに来るまで引っ越しをしたことは一度もなく地元志向の家族の元で育ち地元志向の友達と共に幼少期から成長してきました。
結果大学に行く友達はあまりおらず居たとしても県外に出て大学に行くなんて友達はほぼいなかったです。
そんなグループの中からまさか海外に行くなんて誰もが想像していなかったと思いますが普通に応援してくれてまたいつか地元に帰って来いよ、てな感じで送り出されました。
海外の大学への進学を決意した4つの理由
それでは当時17歳、18歳の偏差値40台の田舎の公立高校に通っていた高校生の僕が海外の大学への進学を決意した理由について書いていきます。
- 日本の大学で英語を学ぶことが出来るのかという疑問
- 日本の大学に対する疑問
- 首都圏の日本の大学VS海外大学の正規留学 経済的費用対価
- 海外でもやっていけるだろうという確固たる自信
当時の自分になった気分ですべてを正直に話していきます。
1.日本の大学で英語を学ぶことが出来るのかという疑問
まず一番初めに沸き上がり投げかけられた疑問は日本の英語学科に行ってしっかりと英語を学ぶことが出来るのだろうかという疑問です。
もちろん英語教育で超有名なICUや上智の名門私立や東京外国語大学といった超難関国立大学へ入ることが出来ればもしかしたら卒業するときに英語が使えるようになっているのかもしれません。
しかし僕は偏差値40台の高校に通っていて全国模試などで英語の偏差値は70くらいあったものの他の教科は全部40台前半でした、さすがにそのレベルから当時の僕がそのような難関大学へ入学するのはほぼ不可能でした。
なので日本の大学に関しての選択肢は英語だけで受験が出来るような中堅以下の私立大学に限られていました。
今だから思う事ですがたとえ僕がICUや上智の英文科へ入学できていたとしても今の僕の英語レベルまで上達できたとはさすがに思えません。
その理由の続きは2番で話します。
2.単純に日本の大学への疑問
最初の方でも話しましたが僕は高校入学当時は日本であろうが海外であろうが大学へ進学するつもりは全くありませんでした。
そのため大学生活や華やかなキャンパスライフへの憧れなども一切ありませんでした。
大学に行こうと考えたのは単純に英語の勉強がしたい、それ一本でしたのでサークル活動や遊びがかなり重視されていると言われている日本の大学への進学はいつも疑問に思っていました。
今思えば日本の大学に行けばそれはそれで恐らく僕も楽しい日々が送れた事でしょう、でも卒業した時に英語が喋れるようなっていたかどうかと考えると確実にNOです。
勿論どんな環境でも頑張れる人は努力して英語が喋れるようになる人も一定数居るでしょう、しかし日本の大学は勉強環境という観点からみると誘惑が多すぎます、僕は恐らくその少ない一定数の頑張れる人にはなれなかったでしょう…
3.首都圏の日本の大学VS海外大学の正規留学 経済的費用対価
小さな街出身の僕です、たくさんのお金は持っていません、大学費はとても大きな買い物であり無駄にすることは一切できません。
語学留学よりは費用は安いものの正規留学はそれでも高価なお買い物です、しかし実家を出て首都圏で大学生活を送るのもとっても高価なお買い物であります。
アメリカ大学留学というサイトで日米の大学の比較がされていますので少し紹介します。
日米大学の年間費用
(単位:円)
国立大学(日本) 約65万(学費) 約85万(生活費) 150万(合計) 私立大学(日本) 約130万 約70万 200万 州立大学(米国) 2年制 40~90万 50~150万 90~240万 4年制 90~230万 50~150万 140~400万 私立大学(米国) 2年制 80~200万 50~150万 130~350万 4年制 120~300万 50~150万 170~450万 ※上記日本の学費は1学年の授業料と学校納付金、通学費などを含めた金額です。
※参考資料:文部科学省発表「平成18年度学生生活調査結果」
※日本の大学の学費は平均値を表記。アメリカは大学によって学費に大きな開きがあるため、表示金額に幅があります。
※1ドル=約100円(2013年7月)で換算
引用元:アメリカ大学留学
これはアメリカ大学の例ですが意外にも大きな差はありません、イギリスの大学とアメリカの大学の違いは過去に記事にしていますので詳しく気になる方は是非ご覧になってください。
アメリカと日本の大学が4年制なのに対しイギリスの大学は3年制ですので単純計算で行けば1年分の学費が少ないという見方が出来ます。(しかしほとんどの高卒の日本人は大学の前に数か月ファンデーションコースというコースを受けなければなりません)
日本の私立大学と海外大学の学費+生活費に埋められないような大きな差が無い事を知ったときに単純に海外の大学に行けば英語だけを勉強する日本の英文学科より海外の大学で英語で他の専攻をしたほうがより多くの事が学べより広く英語が使えるようになるのではと思ったのが大きなきっかけでもあります。
因みにイギリス大学留学中の出費は何とか現地のアルバイトですべて賄うことが出来たため仕送りなどは無しで卒業まで出来ました。
4.海外でもやっていけるだろうという確固たる自信
単身で海外の大学に行くなんてとっても冒険好き、アドベンチャラスな人、勇気のある人だね、と言われる事が多々ありますがそれは間違いです。
僕は勝算のない戦いは絶対にしません、勝機が無いと自分で思うくらいならやらないほうが良いと思うような性格です。
なので僕は無理そうだなと自分で思う事ははなからしませんしちゃんと頭の中で道筋を立てて出来そうだなと思ったことにだけ行います。
それって冒険好き、アドベンチャラスとはちょっと違いますよね。
とにかく当時は自分の頭の中で何度もシミュレーションした結果失敗する絵は一度も浮かびませんでした、それが確固たる自信に変わり冒険的、アドベンチャラスに見える挑戦をした訳です。
海外で英語で行われる授業や勉強に付いていけるかな、海外の生活に馴染めるかな…なんてことは一度も考えたことはありませんでした。
という事もあり自信家だねと捉えられることも少なくないのですがこれも間違いで出来ないものは出来ないとはっきり諦めますし大口を叩いて自分を言い聞かせている時だって少なくありません。
やはり最終的には自分の自信が自分の背中を押したと思っています、そしてもちろんその決断に今後悔は1ミリもありません。
これから海外の大学へ正規留学を考えている人たちへのメッセージ
最後に今日本の大学に行くか海外の大学へ正規留学をしようか迷っている人へ少しメッセージを送りたいと思います。
この記事を見てくれている人それぞれみんな違う境遇に居ると思います、僕のようにお世辞にも頭が良いとは言えない高校に通っている人、英語に特化した私立高校に通っている人、裕福な家庭の子、大学に行けるかぎりぎりの経済状態の家の子、いろいろ居ると思います。
まず僕から言いたいのはとにかく自分でリサーチしてみる事、インターネットが普及している今スマホやパソコンがあればいくらでも情報は出てきます、先駆者のアドバイス、経験を読んだりしてどのような形での留学、どこの国が合っているのか、奨学金を貰えるのかなど調べることは山ほどあります。
そこでとにかくイメージトレーニングをしましょう、英語学習の道筋、自分がいざ海外の大学に行った時のことを想像してみてください、そこで失敗するイメージが浮かぶならもしかしたらまだ心の準備が出来ていないのかもしれません、しかし良いイメージ、勝算しかない!と思う人はリサーチを基にあらゆる手を使って自分の夢を実現できるように努力しましょう。
反対されても何度も何度も説得しましょう、必ずいつか道が開けてきます、ここで諦めないで!
最後にもう一度言いたいのは僕はこの決断に関して1ミリたりとも後悔をしたことがありません、1度たりとも失敗だったなぁと思ったことはありません、これが大学正規留学を終えた今の僕が言えることです。
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