わりとミーハー、タンポポです。
日曜日に吉祥寺の武蔵野珈琲店に行きました。
こちらのお店は芥川賞受賞作「火花」にも登場する、又吉直樹が行きつけの喫茶店だとTVで見て以来、ずっと行ってみたかったのです。
ちなみに私、又吉先生のファンではありません。又吉が崇拝する太宰のファンです(笑)。
日曜日の吉祥寺は、人、人、人でいっぱい。
ここも混んでるかなと思ったら、ちょうどタイミングが良くてすぐに入れました。
古びたテーブルに可憐な白い花が飾ってあって、こういうの大好きです。
ウインナコーヒーにしました。
ウインナコーヒーって昔々、喫茶店でコーヒーを飲むのが大人気分の背伸びした行為だった頃によく頼んだものです。
ふんわりホイップクリームがたっぷり。
娘はアイスウインナにして、ひと口飲んだら「甘い!」と。
そうそう、ウインナコーヒーは甘いのだと教えるのを忘れていました。
私も普段はコーヒーに砂糖を入れない派ですが、懐かしい味でとても美味しかったです。
カップもまた、素晴らしい。これはロイヤルコペンハーゲンのブルーフラワー。
丁度お客さんが帰ったので、右側端っこの席を写メってみました。
又吉先生の指定席はここではなく、左側のテーブルだそうです。
「火花」の一節に、武蔵野珈琲店の描写があるのです。
店内には文学青年や文学少女がちらほら。聖地でしょうか?
吉祥寺の街を歩くと、新しいオシャレなカフェがたくさんありました。
でも、時を巻き戻したような老舗の喫茶店で、都会の喧騒を忘れて過ごすのもいいものですね。
今度は平日に、文庫本を持ってまた来たいと思う文学オバサンでした。