イラン核合意 米大統領の“破棄も検討”に反対相次ぐ
こうした中、ワシントンで25日、核合意の行方をテーマにした討論会が開かれ、ヨーロッパ各国の駐米大使らや専門家が参加しました。この中で、EU=ヨーロッパ連合のオサリバン駐米大使は「イランは約束を十分に守り、合意は履行されている。EUとしては核合意は成功だと考えている」と述べ、合意を維持すべきだとの考えを強調しました。
また、ドイツのヴィティグ駐米大使は「合意が破棄されればイランの核開発を監視する手段を失うことになり、とてつもない損失だ」と指摘したうえで、「この問題が北朝鮮のような国にどのようなメッセージになるか忘れてはならない」と述べ、核開発を加速する北朝鮮を引きあいに出し、国際社会で外交努力が軽視されると、アメリカをけん制しました。
トランプ大統領は今月20日、イラン核合意を破棄するかどうか「決めた」と述べていて、仮に一方的に破棄すると表明した場合大きな波紋を広げることが予想されます。
イラン核合意 米大統領の“破棄も検討”に反対相次ぐ
アメリカのトランプ大統領が、イラン核合意について破棄も含めた対応を検討する中、首都ワシントンで開かれた討論会では、核合意を維持すべきだという意見がヨーロッパ各国の大使らから相次ぎました。
イランの核開発をめぐっておととし、欧米などとイランが結んだ核合意について、トランプ大統領は先週の国連演説で「アメリカにとって恥だ」と強く非難するなど、破棄も含めた対応を検討しています。
こうした中、ワシントンで25日、核合意の行方をテーマにした討論会が開かれ、ヨーロッパ各国の駐米大使らや専門家が参加しました。この中で、EU=ヨーロッパ連合のオサリバン駐米大使は「イランは約束を十分に守り、合意は履行されている。EUとしては核合意は成功だと考えている」と述べ、合意を維持すべきだとの考えを強調しました。
また、ドイツのヴィティグ駐米大使は「合意が破棄されればイランの核開発を監視する手段を失うことになり、とてつもない損失だ」と指摘したうえで、「この問題が北朝鮮のような国にどのようなメッセージになるか忘れてはならない」と述べ、核開発を加速する北朝鮮を引きあいに出し、国際社会で外交努力が軽視されると、アメリカをけん制しました。
トランプ大統領は今月20日、イラン核合意を破棄するかどうか「決めた」と述べていて、仮に一方的に破棄すると表明した場合大きな波紋を広げることが予想されます。